休演日を利用して、東京のアカデミーデュヴァンへ。
レカレドの三代目当主Ton Mata Moliner氏とそのインポーターさんを迎えてのカヴァ講座。
まずはスペイン語でれくちゃです。
カヴァの中心地、ペネデスにある70ヘクタールを超える自社畑のブドウのみを使用し、2006ねんからはビオディナミを実施。全て手摘み収穫で自社醸造。コルクで蓋をして、手でルミアージュ。手で一本一本デゴルジュマン。
その全てがブリュットナチュレで、その全てがグランレゼルヴァで、その全てがヴィンテージもの。瓶で寝かせた月数と、デゴルジュマンの日付、そしてシリアルナンバーがボトルの裏に記載されています。
そもそも畑の堆肥からして自社製で、酵母も自社畑由来の酵母を使っているらしい。
つまりは、とっても気を遣い労力をつかって情熱を注いで出来ましたって事です。
いただいたのは四種類。一つはスティルワイン、残りの三つがカヴァ。
どれも美味しかったですよ。特に四本目なんかは、普段その1/10以下の値段のカヴァを飲んでる人間にも、そういうカヴァとは違う事がわかるものでした。樹齢50年を超える樹のブドウを使用しています。
2001 Reserva Particular de Recaredo
この子は瓶熟成102ヶ月でした。妊娠期間と考えればむっちゃ長い。
でもやっぱり哀しいかなそれ止まり。特徴は何で、こういう作り方がこう味に反映されていて、みたいな事はいつもと一緒で全くわかりません。
なんとなく、シャンパーニュとは少し違った複雑味のあるワインでした。ってくらいです。
最後に三代目当主と少しだけおしゃべり。悔やまれるのは、サッカーの話をしなかったこと。バルサファンに違いない彼に、いろいろ聞くべきことはあったかもしれない。といっても短い時間やし無理したらあかん。