満月倶楽部

大阪発のハープとアコーディオンのデュオです。

The Pirates of Penzance

2008年02月29日 | 生モノ
あの、Gilbert&Sullivanの「MIKADO」と並ぶ代表作「ペンザンスの海賊」です。オペラですが、そんなに堅苦しいものではありません。ドレスコードもないですし。

例によって英語が余り判らないんだけど、それでも結構楽しめる作りになっています。
茶目っ気たっぷりの役者たちの演技は見ていて非常に楽しいものですし、何より音楽がやっぱり素晴らしいです。

100年以上も前の作品ですから、演奏はもちろん生の楽器だけです。小規模なオーケストラくらいの編成だと思います。
そんな編成で、演奏は気品のあるものです。そこにキャッチーなメロディが乗っかって、歌っている内容は結構おバカ、という構図です。

サリバンの音楽で最も素晴らしいと思うのは、その展開力です。言葉で説明するのは難しいのですが、「こうきて、こうきて、こうくるかー」的な凄さです。凄さといっても、凄みを感じさせるようなものではなく、もっとすーっと自然に流れている凄さです。

はい。どんどん分からなくなってきましたね。
でも、以前にも書きましたが、自分、結構影響受けてます。
【Shin Sato】
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the 39 steps

2008年02月28日 | 生モノ
そして次は2007年オリヴィエ賞を受賞したコメディです。
ずいぶんと昔に、あのヒッチコックが同じ本でサスペンス映画を撮っているそうですが、こちらはコメディです。

20人以上は居るであろう登場人物をわずか四人で演じ切ります。
場面も一瞬にして部屋の中から部屋の外へ、列車の中から列車の上へ、断崖絶壁渓谷何のその、目まぐるしく変わります。それも極めて低予算で。

そんなB級小劇場的な芝居ですが、小気味よいテンポと様々なアイデア、そして何より達者な役者たちの演技によって、むしろ洗練された感すら漂う仕上がりになっています。
そして、そんな芝居も正当に評価される文化的土壌も素晴らしいです。
【Shin Sato】
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Hair Spray

2008年02月27日 | 生モノ
昨日は「Hair Spray」を観ました。映画にもなったので、ご存知の方も多いと思いますが、テレビに出て有名になる事を夢見ているおデブちんの女の子の話です。

荒唐無稽な展開の末、ハッピーエンドというストーリーなので、ある意味太った女性たちへの応援歌的な意味合いがあるのか、観客の平均体重がやや高めだったと感じたのは気のせいでしょうか。
自分の前の列にも、自分より遥かに体重の重そうな女性がズラリと四人、それは窮屈そうに陣取っていました。

60年代風の音楽に彩られたこのショーは徹頭徹尾楽しく元気なミュージカルで、僕も大変楽しく観る事が出来たのですが、残念な事が2つ。

1つは他でもない、自分の英語力。そんなに難しい事は言ってないと思うのですが、それでもちんぷんかんぷんです。
会場の笑いにもキョトン、です。
ちょっと真剣に取り組む必要があります。

もう1つは音響。全体に歌のバランスが低かったです。この事が、自分の英語理解度の低さと相まって、より聞き取りを難しくさせていた事は否めません。
あ、これって言い訳?
【Shin Sato】
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Regent's Park

2008年02月26日 | おさんぽ
世界で最も緑の少ない大都市と言われる大阪に住んでいる自分は、外国の都市の緑が羨ましくて仕方ありません。

ご存知のように、ここLondonも緑の宝庫です。宝庫というのはちょっと大げさですが、大阪から見れば、という事で。

森でリスが遊び、池で水鳥達が泳ぎ、木々の間には、見た事も無いような鳥がたくさんいます。
そしてもちろんそれらの生命を大きく包み込む様々な種類の植物。
市内にはそんな規模の公園がいくつもあります。その他にも、squareと呼ばれる小さな公園が街中に無数に散らばっています。更には、Hampstead辺りまでちょいと足をのばせば、最低限の整備がされただけの広大な自然森が広がっています。
こういう環境で、子供達は自然に親しみ、生き物と触れ合いながら育ってゆくのでしょう。

このRegent's Parkでは、鳥が地面からつるーっと20センチ程のミミズを抜き捕るのを間近に観察してしまいました。
そして写真です。公園に設置されていた犬のうんち専用ゴミ箱。
【Shin Sato】
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Menier Chocolate Factory

2008年02月25日 | おさんぽ
London Bridgeの近くにあるここMenier Chocolate Factoryは、その名の通り、昔チョコレート工場だった建物です(多分)。

この古いけれどなんとも素敵なビルの一階に、カフェなどに混じってキャパ100程の小さな劇場があり、そこでも月曜日を除く毎日、ミュージカルが上演されています。

全ステージ完売だったのですが、何とか当日券が手に入らないかと思い、足を運びました。

しかし結果はダメ。
ま、こんな日もあります。
【Shin Sato】
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Seven Dials

2008年02月24日 | おさんぽ
今回の宿は、Covent Gardenに程近いこの七叉路からすぐの場所です。
ここLondonは、想像していたほど寒くありません。むしろ大阪より少し暖かい気がします。

初日はシェイクスピアの「Othello」です。あの、ゆわんまくれがーがイアーゴ役で出ています。
場所はDonmar Warehouse。去年「Parade」を二回も見に行ってしまったあのDonmar Warehouseです。写真の右側の道を進むとすぐそこにあります。

さて「Othello」ですが、去年グローブ座で上演された舞台のDVDを見て、23年前に自分達が上演した時(それにしても当時は本当になあんにもわからず、何にも考えずにやってました。今思うと、情けないやら恥ずかしいやら。)の台本を引っ張り出してきて読んで、更には原著で読もうとして2ページで挫折して、ともかくしっかり予習した上での観劇でした。

おかげでどうにか筋は追う事が出来ましたが、味わうところまでは残念ながら到達出来なかったようです。
【Shin Sato】
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長い1日が始まりました

2008年02月23日 | おさんぽ
Londonとは九時間の時差があるので、今日は33時間という長丁場です。
その三分の一以上は空飛んでますが。

航空券はもちろんマイレージ使用でタダ。そうは言っても燃料費だなんだと数万円は持っていかれますが。

慣れないもんで、出発の三時間近くも前に空港に着いてしまいましたが、程なく搭乗です。
【Shin Sato】
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明日から

2008年02月22日 | 日々の暮らし
三度目のロンドンです。海外の同じ都市に三回行くのはこれが初めてです。
もちろん目当ては舞台です。
写真は前回泊まったホテル近くのKensington Gardensです。とても寒い朝でしたが人も少なくて神聖な空気が漂っていました。(S)
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またもや

2008年02月21日 | 日々の暮らし
飲み過ぎてしまいました。頭がうがうです。
ま、昨日は誕生日だったからいいか。

で、3月のボネールさんも決定いたしました。16日と22日です。

ボタンの練習は21曲目に突入です。「こんなん果たして弾けるようになるんかなあ。」と思うような曲でも、何日か頑張ると、少しサマになってきます。その一方、いつまで経ってもちゃんと弾けるようにならない場所もあります。

今日はお酒を抜いて、ちょっとまじめに練習する予定です。(S)
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46歳に

2008年02月20日 | 日々の暮らし
なってしまいました。
Wii Fitによると、今朝の肉体年齢は33歳です。といっても、これはむちゃくちゃいい加減で、一番若い時で20歳、一番だめなときで48歳という時もありましたので、あまり当てにはなりません。

ちなみに精神年齢はだいたい12-3歳です。(S)
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録音実験

2008年02月18日 | おさんぽ
久々のR-09出動です。今までは、ライブをちょっと録音して後で聴いてみる、っていう使い方しかしてこなかったのですが、さあこれでデモCD作る位のクオリティの録音が可能なのか、少し実験です。
ダメならのいまんU87の出動となります。
【Shin Sato】
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新しいお店

2008年02月17日 | ライブ演奏
大分先になりますが、5月2日に谷町5丁目あたりにあるグラバー邸さんでやらせていただく事になりました。
ジャズライブバーなんですが、僕らの演奏はジャズではありません。デモCDを聴いていただいてオッケーが出たそうなので、それで良いとしましょう。

僕らの音楽の中で、Jazzの要素ってとっても少ないです。swingしている曲が何曲かあって、ジャズっぽいソロを取ったりしている事もたまにはありますが、まあ割合で言うと10%以下ですね。

詳しくは満月倶楽部ホームページへどうぞ。ってあんまり詳しいことはまだわからないのですが。
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ばきゅばん

2008年02月16日 | 飲み食い
VACUVIN です。
ワインというのは、栓を抜いて空気に触れさせるとどんどん酸化していって、数十時間のうちに飲むに耐えない代物に変わるのがふつうだそうです。ま、そんな代物をも昔はあまり疑問を感じずに飲んでましたけど。
普通サイズのボトルは750mlもあり、生まれつきアルコール分解酵素を多く持たない我々日本人にとって、一晩で飲むのには少しきつい量かもしれません。
そんなときに重宝するのがこれ、バキュバンです。確かオランダの製品で、オランダ語などわからないのですが、推測するに「真空ワイン」みたいな意味だと思います。こいつをシュポシュポすることによって、瓶内の酸素濃度を下げて酸化を防ぎ、開栓後のワインの寿命を伸ばそうというわけです。
これさえあれば、ちょっと勢いでワインを買ってしまっても、半分だけ飲んで後は後日、って事ができます。

外箱捨ててしまったんですけど、注意書きが愉快でした。
「スパークリングワインなどの炭酸飲料には使わないでください」
文面は正確ではありませんが、想像してみると面白いではないですか。
炭酸飲料の気体抜くの大変ですよ。
シュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポシュポって、10分ぐらいし続けなければいけないかもしれません。で、ようやく空気が抜けたその時には・・・。(S)
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オリヴィエ賞

2008年02月15日 | 生モノ
ミュージカル部門に、Paradeがノミネートされました。他にも、主演男優、女優、演出など、色々な部門でノミネートされているようです。
ミュージカル部門の強敵は「Hair Spray」。
映画にもなった超メジャー作品「Hair Spray」に対し、「Parade」はわずか250の客席で二ヶ月だけ上演された地味なミュージカルです。蟻が巨ゾウに立ち向かうかの様です。
それらが同じ土俵で評価される事も素敵です。

毎日ParadeのCD聴いては思い出し涙を流しています。これまでにWest EndとBroad Wayで十数本のMusicalを観ましたが、一番感銘を受けたのがこのParadeでした。

Paradeが上演されたDommar Warehouseで行われた他の作品からもいくつかノミネートされています。やっぱりただの小劇場ではなかったんですね。良質な舞台を生み出す素晴らしい小屋なんだと思います。
今月末に、また行ってしまいます。London。今度はいくつ舞台を観てこれるでしょうか。(S)
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人生はわんつーぱんち

2008年02月14日 | 楽器&練習
早いパッセージに苦しんでおります。
早いっていってもそんなに無茶無茶早いわけでもなく、しかもたかだかメジャースケールを1オクターブと5度駆け上がるだけのものなのですが、いつまで経っても出来るようになりません。
こういうパッセージは、シャープやフラットの少ないキーならピアノ式の方が楽かもしれません。

昨日より今日、今日より明日、三歩進んで二歩下がる、の精神で頑張るしかありません。(S)
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