満月倶楽部

大阪発のハープとアコーディオンのデュオです。

日本ハープ協会関西支部クリスマスコンサート

2006年11月30日 | ライブ演奏

明日、12月1日には、神戸の岡本教会で、日本ハープ協会関西支部主催のクリスマスコンサートが夜の7時から行われます。
二十人近い出演者の中で唯一の男性である私も、気を吐いていきたいと思っております。

関西を代表する美人ハーピスト達の饗宴(競演か)は、おそらくは耳だけでなく、目の保養にもなること請け合いです。
詳しくは日本ハープ協会関西支部075-467-8607へお問い合わせください。


ブログを始めてちょうど一ヶ月が経ちました。最初のひとつきは一日も欠かさず記事を更新しようという目標はひとまず達成です。これからはもう少し中身の濃い話を週に何回かお届けできればと思っております。

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たとえ目が見えなくなっても

2006年11月29日 | 楽器&練習
「even if」シリーズ第二弾です。
アコーディオンを始めてまもなく、手元を全く見ずに演奏出来るようになることに目標を定めました。
右手の鍵盤は、見ようと思えば見えるのですが、角度がかなり急なので、首を前に出して覗き込むようにして見なければよく見えません。ずっとそういう姿勢で演奏し続けることはあまり見栄えもいいものではありませんし、ここはブラインドタッチを目標にしよう、と考えました。

さあ果たしてそんなことができるのか。
そりゃまあ世間には盲目のピアニストとかもいますし、毎日何時間も練習して、それを何年も何年も続ければ、いずれはそういうことが自然に出来るようになるのかもしれません。でも、現実問題として、毎日数時間の練習というのは自分には無理だし、十年あるいはそれ以上、ただひたすらに練習を続けるなんてのもごめんこうむりたいという、ちょっと都合のいい思いもあります。

そんな中、不細工ながらブラインドタッチを模索する方法として今やっているのが、黒鍵をよりどころにする方法。たとえばレの音を抑えるときは、指を少し上に持っていって、ちゃんと左右に黒鍵があるかを確認する。あるいは高い音からミの音に下がってくる時は、レのシャープの黒鍵に親指の背が当たるようにする、などなどです。もちろん、早いパッセージの時はそんな余裕などないわけで、そこは反復練習しかありません。
とまあこんな風にだましだましやっております。

それでも、二オクターブほども音程が飛ぶときや、曲の途中で音色ボタンを操作する時など、どうしても手元を見なければ出来ないこともまだたくさんあります。
そこで一つアイデアが浮かびました。特定の鍵盤にキズをつける、あるいはシールを貼るなどして、指で識別できるようにするのです。なんとすばらしいアイデア。
そもそも左手は、基準になる三つのボタンは指で触ってわかるようにへこんでいたりざらざらだったりしますし、ボタン式アコーディオンは確かそんなものが右手のボタンにもあったように思います。
それならピアノ鍵盤タイプのアコーディオンが同じようになっていたって、全くかまわないはずではないでしょうか?

かなりいいアイデアだという確信はあるのですが、先駆者たちに敬意を表し、もう少し上達するまでは、このアイデアは封印しておくつもりです。でも、もう少し上達して、それでもなおかつ必要を感じた時は、やってしまいましょう。

思えば、ギターのピックの滑り止めに手動ドリルを買ってきて小さな穴を数個開けてみたり、ドラムのスティックの滑り止めには、金属製のヤスリで無数にキズをつけてみたり、自分は昔からそういう工夫が好きだったようです。
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私とハープとの出会い

2006年11月28日 | 楽器&練習
「いろいろな楽器がある中で、どうしてハープを選んだの?」と、人からよく尋ねられます。正直申し上げてその度に、あちゃー、またこの質問だと思ってしまいます。スマートな答えがあるとかっこいいのですが、やっとこさハープに巡り会えたって感じかな?

母からの勧めでピアノを習ってみたものの、いまひとつ好きになれず、お稽古の前の日にちょこっと練習するぐらいで落ちこぼれ生徒でした。そのうち音楽高校で声楽科に在籍していた姉にならって、歌を習い始めたのですが、ボイストレーニングの後には息の音だけで、声にもならない声帯の弱さのため、これまた駄目でした。

もう、音楽は諦めようと思っていた頃、姉のクラスにハープを専攻されている方がいらして、その方のお家にお邪魔した時、初めてハープという楽器を近くで見せてもらったのです。その姿の美しさにボーッとみとれていたところ「こんな音がするのよ」と、ポロロロ~ンと演奏して下さり、当時14歳だった私は、口があんぐり状態でした。なんて優雅で人を包み込むような優しい音色なんだろうと、そして、直接自分の指先で弦をはじいて音を鳴らすこの楽器を、自由に演奏出来たらどんなに素敵だろうと、さっそく先生を紹介して頂いたのがきっかけです。(R)
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たとえこの世から電気がなくなっても

2006年11月27日 | 楽器&練習
私佐藤心@満月倶楽部は、普段はMacintoshを使って音楽を作っております。
写真のように電気機器に囲まれた中で作業をしてます。
コンピュータで音楽を作るっていうのは、難しいパッセージでもテンポを落として録音すればお茶の子さいさい、間違えたってあとからいくらでも直せます、ってな環境です。そんなとこで音楽作ってたら人間だめになっていきます。
なにか100%電気に依存している状態にずっと違和感を感じていました。
そんな環境から脱却して、たとえこの世から電気がなくなったとしても、自分が直接空気を震わせてその届く範囲に音楽を届けたい、とずっと思い続けていました。

そんな時、ハープ奏者の理津子さんと出会い、ハープと合う楽器は何かと考えました。
管楽器も魅力的ですが、単音しか出ない管楽器では、ハープが伴奏して管楽器がメロディを吹く、という形がほとんどになりそうです。曲作りやアレンジを重要視している自分は、それではアレンジの幅が狭いと思いました。ピアノに迫るほどの広い音域を持つハープという楽器に五分にわたりあえる楽器は何かなと考えた時、アコーディオンが浮かびました。アコーディオンなら、メロディだけでなくバッキングも出来るし、ハープと組み合わせて、立体的なアレンジが出来ると考えたのです。

今、その選択は正しかったと感じています。あとは練習そして曲作りあるのみです。気長に頑張りますので、皆様も気長に応援してください。
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アラベスク

2006年11月26日 | 楽曲
次なる新曲は、印象派の巨人、かのクロード・ドビッシーの二つのアラベスクの一番。
この小さな名曲を初めて聴いたのは高校一年生の時。バンドでギターを弾いていた手塚君に教えてもらったのですが、衝撃でした。たかが15歳の子供の感想に過ぎませんが、「今までにこんな音楽は聞いた事がない」そうはっきり思ったのを良く覚えています。色彩感豊かな和声の動き、まるで点描画でも見るような八分音符と三連符の混ざり合い。
早速楽譜を買ってきて練習しました。

この度、満月倶楽部を始めて、ハープ用の譜面もあることを知りました。ところがなんとこの譜面、原曲より半音低いのです。グランドハープのペダルの配列上、フラット系の曲の方が演奏しやすいらしく、この曲も、Eフラットに移調されていました。ピアノで弾ける曲だし、一人で演奏する曲を二人に割り振るのだから、割と簡単に仕上がるだろうと少し安易に考えていたのですが、半音低いキーで練習し直さなければならなくなりました。
それはどうにか済んだものの、次なる問題は緩急です。一人で弾くのなら自在に出来るのですが、二人の呼吸がぴったり合うにはもう少し時間がかかりそうです。
さあお披露目はいつになりますやら。
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あと79曲!

2006年11月25日 | 楽曲
一昨日までの三日間の生演奏で、レパートリーが一曲増えました。タイトルは「順風満帆」です。以前にも書いたボサノバ調の曲です。これでようやくレパートリーが21曲になりました。うちオリジナル8曲です。
一昨日の本番では、その全てを披露してしまいました。

目標まであと79曲!
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三日間の演奏を終えて

2006年11月24日 | ライブ演奏
来てくださった方々、ありがとうございました。
一昨日と昨日は初めて座って演奏してみました。リラックス出来て、いろいろと発見がありました。レストラン「銀の皿」の方々も本当によくしてくれて、感謝です。銀の皿のスタッフの方々でも、来てくれたお客様でも、是非とも気軽にコメント残していってください。そんないろいろが励みになります。
あ、もちろん、来ていただいていない方々のコメントも大歓迎です。

自己紹介欄にホームページのURL貼り付けてみました。右下の方にスクロールすると出てくると思います。そちらもよろしく。でもちょっと遠いので、マメにここにもリンク貼ることにします。
満月倶楽部ホームページ
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座ってみました

2006年11月23日 | ライブ演奏
昨日の生演奏が私たち満月倶楽部の丁度10回目の生演奏でした。
ようやく10回か。ふー。
今までは二人とも座っていては見た目におとなしすぎるので、私一人立って演奏していたのですが、昨日は曲によっては座ってもいいかなと、何曲か座って演奏しました。いやー楽ですね。体力的にももちろん、左手の汗による滑りも座って演奏すれば太ももあたりで修正できるし。

いつもより少しリラックスして演奏できると、大げさですが、一瞬何か新しい世界が見えた気がしました。
昨日はふと何気なく座ってみただけですが、今日はもう少し意識的に、多くの曲で座って演奏してみようかな、と思っています。アコーディオンの神様降りてくるかも?
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一日目が終わりました

2006年11月22日 | ライブ演奏
来てくださったみなさん、ありがとうございました。
昨日は、しゃべりが少しだけマシになっていたのではないか、と自分では思っています。といっても、「えー」言うのを意識的にへらして、少しゆっくりしゃべっただけですが。
内容は、もっといろいろ工夫が必要ですね。オリジナル曲にまつわる話などをもっと上手に出来るようにならなければなりません。
今日と明日も本番です。詳しくは満月倶楽部ホームページでどうぞ。
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順風満帆

2006年11月21日 | ライブ演奏
えと、これは決して我々の事ではなく、曲のタイトルであります。今日からの三日連続のライブでついに新曲見切り発車です。
10月に人前で演奏を始めて以来、初の新曲であります。船の横っ腹にはまだ小さな穴が空いているようですが、手で船内の水をかき出しながらどうにか港にたどり着ければ、と思っています。詳しくは満月倶楽部ホームページをどぞ!
うーんしかしこのペースではレパ100曲はいったいいつになるのやら。
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久々の新曲なるか

2006年11月20日 | 楽曲
今日本番前の最後のリハーサルがあります。明日からまた三日続けて本番なのですが、そろそろ新しい曲を披露しなければお客さんに飽きられてしまうかもしれません。
そんな危機感の中、今取り組んでる曲は、・→・#dim→・m→・7の循環コードを基調にしたボサノバ調の曲で、船出のイメージです。心地良い風を受けながら航海が順調に進んでいる、そんな仕上がりにしたいのですが、今のところ、船の横っ腹に穴があいて徐々に浸水してきてついには沈没寸前という感じです。さあ一日で穴を修復して順調な航海に乗り出せるのか。
どきどきしますね、明日の本番。

おっと文字化けしてしまいましたね。左から順番にローマ数字の1、1、2、5なんですが、ちゃんと表示する方法あるのかな。
もちろん、G→G#dim→Am→D7とか書けばまあ意味は伝わるんですが、やはりここは一般化したいところです。
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神の左手が欲しい

2006年11月19日 | 楽器&練習
アコーディオンは左手で音の大きさを操作します。右手で鍵盤を押さえた後が左手の出番です。そこからどんな表情をつけるかは左手次第。一旦押さえれば次はいつ指を離すかという以外には表現の選択肢のないピアノなどとは全く別種類の楽器といわざるを得ません。感覚的に言えば、ピアノの鍵盤は「叩く」、アコーディオンの鍵盤はまさしく「押さえる」という感じでしょうか。右手でどんなに強く鍵盤を叩こうがそんなことは奴にとっては無関係です。音の強弱に関する全ての権限は左手が握っています。このことに慣れるまでにかなり苦労しました。というか、まだ慣れていない状態と言えます。たまに力がはいると、右手の鍵盤を「叩いて」しまう自分がいます。その上ボタンが120個もあります。120個のボタンを縦横無尽に押さえながら蛇腹の押し引きで表情を操らなければいけない左手。
今まで肩こりなどとはとんと縁がなかったのですが、今は慢性肩こりの状態です。特に左肩。
おっと泣き言はこのくらいにして練習に取り掛かることにしよう。何しろ昨日飲みすぎであんまり練習しなかったからな。ボジョレー解禁だそうで。
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二台目のアコーディオン2

2006年11月18日 | 楽器&練習

新しい(といっても中古なんですが)高級アコーディオンは、初号機に比べ、見るからに作りもしっかりしており、音の立ち上がりなども大分満足のいくもので、後は自分が精進するのみだな、と思っていたのですが、なかなかそう簡単には行きません。
一人で演奏している時にも、「あれ?」とは思っていたのですが、Harpと合わせてみて、「ああやっぱり」と思ったのがチューニングの問題でした。リード一本で鳴らしている時はいいのですが、MMで鳴らすと大分ピッチが高くなってしまうのです。もちろん、二つのリードのピッチをずらすことによって音のゆらぎが生じるわけで、チューニングが厳密に合っていてはMMの意味はほとんどなくなってしまうのはわかっています。でも以前の安いTascanniではそういう問題は感じませんでしたし、音の揺らぎの差も二台にそれほど大きな差があるわけではありませんでした。
その時推測したことは、少しずれたピッチの音が同時に二つなっている時、人間の(すくなくとも自分の)耳は高い方の音程を捉えてしまうのではないか、と言うことです。
理屈はともかく、これではアンサンブルになりません。ソハマさんに電話です。ソハマさんにはいろいろとご迷惑をかけてしまいましたが、安田さんという調律師さんを紹介してもらい、そこに伺ってこちらの希望を言うと、一週間ほどで、ちゃんと直してくださいました。その後も安田さんにはお世話になっております。最近、わずかですが息漏れが始まっており、今のところ決定的に演奏に支障があるわけではないですが、またお邪魔しなければいけないようです。

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二台目のアコーディオン1

2006年11月17日 | 楽器&練習
写真は初号機Tascanniのものです。

このアコーディオンに飽き足らなくなった自分が次に向かったのが大阪の誇るリード楽器専門店「ソハマミュージック」さんでした。そこでお話をうかがうと、どうやら40万円くらいがまともな楽器の最低基準価格らしく、さすがに、即決というわけにはいきません。もう少し安いのはないのかと聞くと、30万円前後で中古のExcelsiorを二台出してきてくれました。一つはかなり古いものの、右手4リードでLMチャンバーの本格派940でしたか、もう一つはかなり新しいものですが、右手3リードでしかも鍵盤の幅が少し狭い小型軽量タイプの308。その時店にあったのは前者だけで、少し触らせていただいたのですが、とにかく重い。怠け者の自分はきっとこの重さにめげて練習をしなくなるのではないか、そんな思いが、チャンバーの柔らかな音色に勝ってしまい、結局308を買わせていただきました。
小型軽量といっても、ベルト(ストラップというのでしょうか?)込みで9.7kgほどもあり、Tascanniよりも1kgほど重いのです。この二台目を買ってちょうど一年が過ぎました。演奏の度に重く肩に食い込むアコーディオンを感じるごとに、ああ軽い方にして良かったと自分の選択が正しかったことを実感しております。(続く)

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写真が届きました

2006年11月16日 | ライブ演奏

11月6日の「Flirtation」での演奏風景です。相方の友人のかおりさんに撮ってもらったものです。ありがとうございました。これからはもう少しマメに画像のアップにも取り組みたいと思っています。
ついでに、プロフィールにも写真をはりつけてみました。右の下の方にあると思いますんで、よかったらスクロールしてみてやってください。


来週にもまた三日続けて本番があります。そろそろ新曲をと思い、この月曜日にもリハーサルをしたのですが、なかなか仕上がりが遅く、来週に発表できるかは五分五分と言ったところです。本番前には、あと一回しか合わせる機会がないのです。

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