映画のせかい

私が最近見た映画 ※ネタバレあり

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いまを生きる #287

2005-04-06 | あ行の映画
1989年 アメリカ 128分 DEAD POETS SOCIETY

ラストシーンの生徒たちが机の上に立ち、「わが船長」と口々に言うところ、とても感動した。彼らには人生に大事なもの、進学のために言われたとおりプログラムをこなすことよりも、自分はどう考えるのか、自分の道を探す、ということがちゃんと伝わっていたようだ。

全寮制の伝統規律を重んじる進学校。校長はとにかく進学させることが使命だと思っている。そこへ新たに赴任してきたキーティング(ロビン・ウィリアムス)は、詩の評価方法を書いたページを破り捨てるよう命じたり、マーロン・ブランドの物まねをしたりと破天荒であるが、的を得た授業をする。生徒たちはキーティングが学生時代に開いていたという「死せる詩人の会」を復活させ夜集まる。

「詩」に注目。学生時代はこの学校のような進学のための手段としか感じてなかった。一方で尾崎豊とか流行歌とかの気に入ったフレーズは何度でも口ずさんだ。自分の気持ちを言葉にするのは苦手で、いくつか詩らしきものも書いたが、はっきり言って下手くそ。この映画のように短くても自分の中から湧き出てくる気持ちを大声で叫んでボールを蹴ったりするような授業を受けてみたかったと痛感する。本を読むときも著者が何を言いたいのかではなく、自分がどう感じたかが大事だとキーティングは言う。

映画の中ではあまり触れられなかったが、ロビン・ウィリアムスのサイドストーリーも知りたい気がした。

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宇宙大戦争 #279

2005-04-02 | あ行の映画
2005年夏公開される、スピルバーグ監督トムクルーズ主演の「宇宙戦争」を待ちきれないあなた。



なんてカウンタ稼ぎに本文に関係ないフレーズを頭に入れてしまいました、勘違いで見に来てくれるかな、なんて・・ゴメンナサイ。昭和34年の邦画の話です。ここからいつも通り。

1959年 日本 92分 東宝SF特集


宇宙からの光線により、鉄橋が突然無くなるなどの怪現象が世界各地で相次いだ。国際宇宙科学センターは世界中から代表者を集め会議をするが、その中の一人が会議中に頭痛を訴えそのまま中庭から空へ消えてしまう。宇宙人・ナタール人は彼になりすまし、機密を盗み出そうとするが・・・。


時系列では「地球防衛軍」に次ぐ2作目のSFシリーズだが、私は「世界~」「惑星~」と立て続けに見たのでアニメチックな宇宙シーンはちょっと飽きてしまった。だが、CGもなく特撮でもなくあれだけの映像をこの時代に作った製作スタッフにはやっぱり感心する。月での攻防が舞台であるが、月ロケットが発射される前の映画だ。表面のクレーターの造形もうまく作ったなあという感じだ。ハリウッドが大迫力のセットが得意なら、日本映画はミニチュアの精巧さで勝負!というロケットの動きもまた楽しい。

映画の中では宇宙人に対抗すべき地球軍のリーダーであるのは我々日本人。実際の世界でも日本がリーダーシップを取ってもおかしくはないと思うが・・。世界各国の国旗の中心でなびく日の丸を見ながらふと思った。世界が一致団結するのが、共通の敵・宇宙人に対抗、というだけではなければいいのだが。
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俺たちに明日はない #276

2005-03-31 | あ行の映画
1967年 アメリカ 105分 Bonnie and Clyde

ハッピーエンドでは終わらない、この作品の成功でハリウッド映画にセンセーションを巻き起こし、アメリカン・ニューシネマと呼ばれ、『卒業』(67)や『イージー・ライダー』(69)「真夜中のカーボーイ」「タクシー・ドライバー」などの自由で過激な映画が続々と発表されることになったわけだが、それ程までにラストシーンは圧巻だ。もしこれから見ようとしている方で結末を知らない方は何の情報も入れずに見て欲しい。流石にこれほどの名画であるとあちこちに結末に触れる文章が溢れているだろうから、しっかし情報を遮断してくださいね。すなわちここも読んではいけない(笑)

で、この映画、実際にあった話だというんだけど、テキサス州ダラスで二人は出会い、ボニー23歳、クライド25歳。ボニーはおしゃれで元優等生で詩を愛する人妻だった。なぜクライドに付いて行ったのかわからないが、映画の中でもそこは“ノリ”で描かれてる。でもそのまますっかり二人の世界に引き込まれていってしまう。C・W・モス(マイケル・J・ポラード)や、クライドの兄夫婦バック(ジーン・ハックマン)とブランチ(エステル・パーソンズ)も合流し、ギャング団の名前をつける。新聞に出てる自分たちの記事を見て、英雄気取りでだんだんとエスカレートしていく。銀行強盗団でろくなもんじゃないんだけど、伝説となりうる儚さ、脆さを持ち合わせていて、不思議な魅力に溢れてる。


アカデミー賞助演女優賞を取ったクライドの兄の嫁。なにもしないで分け前よこせとか、捕まった後べらべら喋っちゃう憎たらしさが良かった。最後に乗っていた車は今でもラスベガス近郊のホテルに保存されているようだ。時空を超えて愛される大泥棒たちである。
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アイ・アム・サム #275

2005-03-30 | あ行の映画
2001年 アメリカ 133分

7歳程度の能力しかないサムの子供が生まれた。母親は産んだ後逃げてしまうが、サムは一人でその女の子を育てる。二人は幸せに暮らしていたが、娘が7歳になるとき、つまり子どもの能力が父を超えようとしているとき、二人はソーシャルウォーカーによって引き離されてしまう。

サムはビートルズが大好きで、子どもの名前もビートルズの歌から取っている。物語の節目節目でかかるビートルズソングは、時を越えてまるでこの映画のために作られた歌のようにも聞こえる。

さて、この映画の感動は「純粋さ」に尽きる。サムとルーシーの親子がお互いを思う気持ち、そこには何の利害関係もなく、"all you need is love"なわけである。サムを演じるショーン・ペンはもちろん、ルーシー役のダコタ・ファニングもキレイな目で演じることが素直に伝わってくる。

で、私個人的な感想になるのだが、子どもの純粋さ、これは素直に感動する。だがその裏には、時期的なもの、つまりそういう時期があっていいよなあ、ああいう気持ちを忘れてはいけないよなあ、という気持ちと、どうせ何時か失くしてしまうんだろうな、という気持ちが混じっている。子どもの時期に限定されるため、それが強調され感動するのだ。もちろん全員が純粋な気持ちを失くしてしまうわけではないのだろうが、大人が見た子ども、は、自分もかつてそういう時期があったなあ、という気持ちになってしまう。

では、サムに対してはどうだろう。知的障害者であり、子どものまま大人になった純粋さを失くさなかった人である。私はサムのような知的障害者を見るとき、7歳児を見るように見るべきなのか、それとも大人として見るべきなのか、悩んでしまう。大人として見たほうが、なんとなく本人に敬意を示しているような気がするけれども、実際はどうなのだろうか??劇中、サムが弁護士に食事代を払おうとする場面では、サムは自分は大人だと主張する。だが、私はこのことに対する答を持ってない。感動したあとで、それでどうなのか考えてしまう。この映画を見た人に限らずどなたかコメントいただきたいと思う。

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アポロ13 #268

2005-03-24 | あ行の映画
1995年 アメリカ 140分

1970年4月11日、月へ向かって旅立ったアポロ13号は目前のところで酸素タンクの爆発事故が起き、月への着陸はおろか、地球への生還も難しい状況に陥った。これは4月17日に無事帰還するまでの7日間を追った実録ドラマである。

宇宙飛行士の3人を演じるのは「フォレスト・ガンプ」のトム・ハンクス、「激流」のケビン・ベーコン、「トゥルー・ライズ」のビル・パクストン。「フォレスト・ガンプ」でダン中尉役でトムハンクスと共演したゲイリー・シニーズがここでも出演しているが、風疹への免疫が無いということで惜しくも一緒に宇宙に旅立つことはできなかった。しかし、管制塔からアポロ13号をずっとバックアップし続ける、この映画のポイントの一つでもある役割を演じている。トムハンクスはその偉大なるキャリアの中でも珍しい宇宙飛行士役をユーモアありシリアスありで演じているが、この役に似合っていたのか疑問が残る。

というのはこの映画、事実に基づいて製作されているため、緊張感はあるものの、どこか淡々とした印象がある。よくアクション映画であるような主人公がキーとなるモノを落としたり、登場人物の誰かがパニックに陥ったりというようなことが無い。あまりわざとらしいのも嫌う方は多いだろうが、無ければ無いで退屈に感じるのはわがままというものだろうか。それで、もっと熱演系の人のほうが良かったかな、と思ってしまった。

でも、余計な演出が無いのもリアルで良い。「13」という数字を嫌う人々とあくまでも気にしないように振舞う主人公。ビデオカメラで地球とつながっている船内と地球からのバックアップ。そしてなんといっても無重力状態の船内の様子と宇宙から見た地球の綺麗なこと!月旅行が一般的になったら環境破壊や戦争の関係者は是非一度行って、地球をみてみるべきだ!あの美しさはすべてを納得させる説得力がある。

有名な12号の月への着陸(嘘だという説もあるみたいですね)とアームストロング船長の言葉に続き、数ヵ月後に出発した13号のドラマはメディアでも報道され、人々の関心をひきつけた。その中で何が行われていたか、事実をしっかりと見るには良い映画である。
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1980 #264

2005-03-21 | あ行の映画
2003年 日本 122分

ジョンレノンが暗殺された次の日、元アイドルの教育実習生がやってきた。異母姉妹の犬山イヌコ、ともさかりえ、蒼井優が高校を舞台にそれぞれの抱える問題を明るく吹き飛ばす。

ルービックキューブ、スライム、馬鹿でかい留守番電話、B&B、テクノ、など、1980年(代)の雰囲気が随所にでてる。個人的には1980年のイメージは、真面目に熱いがどこか抜けてる。という語り部のテクノカットのメガネの男の子に集約されている。ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督の狙いもそこにあると見た。もしかしたら彼は監督本人がモデルだったりして。邪推。

ともさかりえちゃん、すぐに男と寝てしまうセクシーな役なんだけど、薄着より着衣の方がセクシーに感じてしまう私はオヤジ入り始めてしまったかな。
学園が舞台なので、青春ドラマ風だけど、先生にもスポットが当てられる。中でも長女役の犬山イヌコさんの生徒の名前を覚えない先生役は結構似合ってたと思う。初めて見るお方だけど、舞台にはいろんな個性の方がいますね。
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あなたが寝てる間に・・・#259

2005-03-17 | あ行の映画
1995年 アメリカ 103 分

駅員のルーシー(サンドラ・ブロック)は、一人暮らしで猫と住んでる。クリスマスだというのに想うのはいつも駅で見かける男性ピーターのことばかり。もちろん名前も知らないし、話したことも無い。でも、いつか彼と結婚すると信じてる。そしてその夢は叶った・・・のだが。

ある日ピーターがホームに転落、そのまま意識不明に。とっさに彼を助けたルーシーは搬送先の病院でふとした独り言から、彼の婚約者と間違えられてしまう。大家族の勢いと緊急時のドタバタに紛れ、そのまま婚約者としてお見舞いを続けることになる。ピーターの弟ジャックは彼女を疑うが、あとの家族はみな温かい人ばかり。彼女のことも大歓迎だ。ピーターが寝てる間に、話はどんどん進み、二人の婚約は本当に成立してしまうのだが・・・。

「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」に見るような大家族とおりなす、ひょんなことから夢が叶ってしまうシンデレラストーリー。でもそれを全て覆してしまうのは・・真実の愛??
ハートウォーミングなドラマです。ほっとしたい時は是非。


allcinemaあなたが寝てる間に
goo映画あなたが寝てる間に
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愛と青春の旅だち #250

2005-03-11 | あ行の映画
1982年 アメリカ 130分

これぞ青春映画の定番。リチャードギアがパイロットになる夢を実現するために海軍士官養成学校に入学。厳しい訓練を乗り越えていくまでに起こる葛藤の日々を描く。記憶の中ではベタな展開だったように思っていたが、見直してみるとテンポ良い展開とお洒落な音楽で、あっという間に時間が過ぎてった。

今回印象に残ったのはアカデミー賞などの助演男優賞を総なめにしたルイス・ゴセット・Jr演じる教官。最初の日から「どんな手段を使っても自主退学させてやる」と汚い言葉で罵る。この教官フォーリー軍曹は、生徒が卒業すると少尉になるため、生徒との上下関係が逆転することになる。つまり、威張っていられるのは研修期間中のみ。勿論それは最初からわかっているので、虚しいといえば虚しい仕事なのかもしれない。フォーリーはそれを踏まえた上で厳しく接する。頑張っている人間は認め、研修中に危機に陥ったらすぐに助ける。腕っ節も強く、生徒の素性も理解しようと努めてる。

ザック(リチャードギア)は優秀だが、幼い頃に不実な父親が原因で母親をなくしたことがトラウマとなり、他の生徒と距離を置いている。そんな彼もフォーリーと心を通わせることで次第に仲間と助け合うようになっていく。

卒業式のあと、今までさんざん厳しく当たっていた生徒たちに敬語で敬礼するフォーリー。生徒の誰もが彼に感謝してる。次の新入生をまったく同じセリフで罵るフォーリーを横目に見ながら、ザックは旅立っていく。

街工場で働くポーラ(デブラ・ウィンガー)らとの愛も描くことで、訓練の厳しさをうまく中和している。肉体的には頑強な生徒たちだが、精神的には脆い面もあってパイロット狙いの女性に騙されて挫折する生徒もいる。そのシーンを(あえて?かな)痛烈に描くことで、ザックがポーラを迎えにいくラストシーンが光っているのだが、恋愛を絡めるとどうしてもそこだけが美化されてしまう気がするのは致し方ないことだろうか。個人的にはフォーリーとの絡みが良かった。
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アラビアのロレンス 完全版 #235

2005-02-28 | あ行の映画
1962年 アメリカ・イギリス 228分 アカデミー賞

トマス・エドワード・ロレンスはアラビアの情勢に詳しくアラビアに同調していた考古学者である。オスマン・トルコの支配下にあったアラビア半島で、トルコと戦っていたイギリスが、イギリス陸軍情報部員としてロレンスをアラビアに派遣し、反乱を支援した。時は第1次世界大戦が始まって2年目の1916年のことだ。

ロレンスがいかにしてアラブの人々の信用を勝ち得たか、いくつかのポイントがある。
アラビアのロレンスに見る交渉術
1砂漠を案内するハリス族の男が水を飲まないときは自分も飲まず、着いてから渡す予定の拳銃を先に渡し、男の服従を強めた。
2訓練が必要だと主張する英軍のブライトン大佐を横目に、ロレンスはまずムーランの言葉を復唱し、ムーランの教えは正しいと言ってのけた。祖国を背く行為にも見えたが、相手の信頼を勝ち得ることに成功。
3有名なシーンだが、ラクダから落ちた仲間を助けるために、ロレンスは単身今来た道を逆戻りする。彼は死ぬ運命だ、と言う将校に運命なんてないと言い切る。
4ラクダの上で居眠りしていたロレンスは、それを指摘され、最初は考え事をしていたと誤魔化すがすぐに認め、二度としないと言う。同様に攻略したアカバにお金が無いとわかったらすぐにイギリスから手配するように行動した。自らに落ち度があるときはもみ消そうとせずに行動で挽回する、という実直さを表している。

このように、映画の中では「砂漠の英雄」として描かれているが、実際には典型的な二重スパイでアカバ攻略も彼の仕事ではないという説まである。当時のイギリスは「三枚舌外交」とまで言われているが、真相はロレンスのバイク事故(冒頭のシーン)とともに葬られている。

アカバ攻略まではグイグイ引っ張られて面白かった。後半ちょっとだれてしまったかな。でも名作!
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アンダーカバー・ブラザー #228

2005-02-21 | あ行の映画
2002年 アメリカ 86分

くだらない映画でも見たいなーと思って選んだ作品。う~ん、期待通り!良いですねー。アフロヘアでラッパズボン(って今は言わないか)インパクト勝負?の主人公は、実は007を意識してパロってるみたいだけど、気付かんかった・・・^^;靴が伸びて2階へ逃げたり、ズボンがパラシュートになったり、スパイグッズ(っぽいもの)が出てきたり、巨大な敵ザ・マンと戦う構図はやっぱりそうなのかな。ワールド・イズ・ノット・イナフに出てたデニス・リチャーズがヒロインだし。

で、デニス・リチャーズと、アウンジャーヌ・エリスの格闘シーンはいつの間にかお色気シーンになってて、他の敵と戦ってたアンダーカバー・ブラザーもいつの間にか敵とカウチポテトしながら観賞してたのに笑ってしまった。この主役の人(エディ・グリフィン)ジョンQで最後にジョンQの身代わりに逮捕される人質のアヤシイ人じゃないですか。がんばってるかー?

本人役で出演のジェームスブラウンが運転手に話しかける所は、これまた本人役で出演したタキシードのパロディかな。ジミーと話しかけてた。敵のザ・マンのM字型の島とか最後戦うマークとか、なんだか無駄にお金をかけてるような気も・・・。

パロディシーンをあまり見つけられなかったのが悔いが残るが、ま、そもそもそんなに期待して見てなかったもので・・・。

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