1989年 アメリカ 128分 DEAD POETS SOCIETY
ラストシーンの生徒たちが机の上に立ち、「わが船長」と口々に言うところ、とても感動した。彼らには人生に大事なもの、進学のために言われたとおりプログラムをこなすことよりも、自分はどう考えるのか、自分の道を探す、ということがちゃんと伝わっていたようだ。
全寮制の伝統規律を重んじる進学校。校長はとにかく進学させることが使命だと思っている。そこへ新たに赴任してきたキーティング(ロビン・ウィリアムス)は、詩の評価方法を書いたページを破り捨てるよう命じたり、マーロン・ブランドの物まねをしたりと破天荒であるが、的を得た授業をする。生徒たちはキーティングが学生時代に開いていたという「死せる詩人の会」を復活させ夜集まる。
「詩」に注目。学生時代はこの学校のような進学のための手段としか感じてなかった。一方で尾崎豊とか流行歌とかの気に入ったフレーズは何度でも口ずさんだ。自分の気持ちを言葉にするのは苦手で、いくつか詩らしきものも書いたが、はっきり言って下手くそ。この映画のように短くても自分の中から湧き出てくる気持ちを大声で叫んでボールを蹴ったりするような授業を受けてみたかったと痛感する。本を読むときも著者が何を言いたいのかではなく、自分がどう感じたかが大事だとキーティングは言う。
映画の中ではあまり触れられなかったが、ロビン・ウィリアムスのサイドストーリーも知りたい気がした。
ラストシーンの生徒たちが机の上に立ち、「わが船長」と口々に言うところ、とても感動した。彼らには人生に大事なもの、進学のために言われたとおりプログラムをこなすことよりも、自分はどう考えるのか、自分の道を探す、ということがちゃんと伝わっていたようだ。
全寮制の伝統規律を重んじる進学校。校長はとにかく進学させることが使命だと思っている。そこへ新たに赴任してきたキーティング(ロビン・ウィリアムス)は、詩の評価方法を書いたページを破り捨てるよう命じたり、マーロン・ブランドの物まねをしたりと破天荒であるが、的を得た授業をする。生徒たちはキーティングが学生時代に開いていたという「死せる詩人の会」を復活させ夜集まる。
「詩」に注目。学生時代はこの学校のような進学のための手段としか感じてなかった。一方で尾崎豊とか流行歌とかの気に入ったフレーズは何度でも口ずさんだ。自分の気持ちを言葉にするのは苦手で、いくつか詩らしきものも書いたが、はっきり言って下手くそ。この映画のように短くても自分の中から湧き出てくる気持ちを大声で叫んでボールを蹴ったりするような授業を受けてみたかったと痛感する。本を読むときも著者が何を言いたいのかではなく、自分がどう感じたかが大事だとキーティングは言う。
映画の中ではあまり触れられなかったが、ロビン・ウィリアムスのサイドストーリーも知りたい気がした。