臨時議会

毎年、５月の臨時議会で、議長や各委員会の構成などを決めます。
私が今年所属をするのは、文教委員会・熟年者支援特別委員会・消防団運営委員会・
公害健康被害認定審査会です。
特別委員会については、昨年私は、「子育て・熟年者支援特別委員会」の委員長でしたが、
範囲が広すぎるので、ふたつを分けてもらうよう提案しました。他からも意見があがり、
今期は「子育て・教育力向上特別委員会」と「熟年者支援特別委員会」に分けられました。

また、この議会で、専決処分といって、議会を開く時間的余裕がないために
区長が先に処分をした案件についての審議がありました。

上場株取引の優遇税制（株で儲けた場合にかけられる税率を、本来２０％のところ
１０％優遇するというもの）を、1年間延長するために、区税条例の一部改正を行なうという案件です。

６月からは、住民税の値上げが予定されており、連動して国民健康保険料や介護保険料の値上げにも
つながり、生活を苦しめることが大いに予想されています。
住民税の増税により、影響を受けるのは区民の約半分の３１万９千人。その額は６０億６千万円にのぼります。
一方で、株取引で儲けた人への税金の優遇の額は、少なくとも２億５千万円にもなるということです。

株取引で儲けることがいけないとは考えません。しかし、株に手を出すことすらできない一般庶民が、
さらに苦しい税金をかけられようとしているときに、一方で、株で儲けられる人には税金をまけてあげる、
金持ちはより富んで、貧乏人はより貧しくなる、そういう政策について、私たちは賛成できません。
この案件については、反対の態度を表明しました。

写真はこの日の夕方の、区役所のエントランスです。
耐震強度が足りなかった南棟の耐震補強工事とかねて、より使いやすい入り口に
なりました。そして、環境促進事業団やボランティアの方々の力を借りて、
こんなにすてきなエントランスができあがりました。
役所の中の好きな場所です。