ママラボ➕(ぷらす)

摂食障害からの回復を目指して 月一zoomで12ステップミーティングをしています 次回は2021年9月26日

阿片中毒

2021-09-09 10:55:00 | 日記
かのシャーロックホームズにも、コカインやモルヒネを注射するという描写があるそうです。ホームズ自身がです。

まさにお茶やコーヒー、アルコール、タバコと同様の嗜好品だったんですね。

産業革命によるロンドンの都市化、労働人口の集中、公衆衛生の悪化、そして労働阻害による嗜好品の必要性…アヘン戦争のときにとつぜん阿片という商品が出てきたんじゃないんですね。

フランスが面白かった。さすがフラ革後。近代国民国家ってほんと、国家が一つの有機体。経済活動も大事になってくる、つまり「中毒者は労働力にならない。多ければ失業者大量発生、社会的損失」
そして、アル中、阿片中は疫病と同じ扱い。
疫病は、「清潔」が防止に一番効くんだろうけど、アル中とか阿片中の防止って、なにをしたんだろう?「飲むな、もし飲んだらこうなるぞ」的な宣伝??




社会問題化する薬物

2021-09-09 10:37:00 | アディクション・スタディーズ

*19世紀のヨーロッパ*

イギリス
・ロンドン、ランカシャー、ヨークシャー、マンチェスターといった工業都市の労働者たちの間で阿片使用の習慣が広まる
・薬局で手に入る安価な「痛み止め」、アルコールの代用品
・非医療目的(嗜好品?)使用の初期の例
・1839年アヘン戦争
・1867年の薬事法制定による規制まで自由販売される→国内でも阿片災禍


フランス
・公衆衛生学の発達(パスツール病原体発見)→社会病理を予防する「社会の医師」
・ナポⅢによるパリ大改造(感染症対策)、
・イギリス経由での中毒者=廃人のイメージ伝わり、危険視成立、阿片災禍おきず
・アルコール中毒災禍あり、阿片中毒も同様に扱われ、いずれも疫病モデルの延長線上で語られる傾向


*まとめ*
医学的な見知、つまり副作用についての言及はこの時代まだない
個人の問題ではなく社会の問題



日時
2021年9月26日(日)14:00〜16:00

場所
NPO法人ガジュマルの船事務所およびオンライン(zoom)

内容
AAの「12のステップ12の伝統」を読んでシェアします。