男性用と女性用のランジェリーのコマーシャル
を
批判するコマーシャル(どちらも海外のもの)
を見る機会に恵まれた
二つを比較することができた
面白かった
共通項1:
ランジェリーのモデルが、理想的すぎる体型であり、そういうコマーシャルしかないこと
それによって引き起こされる問題「自分は理想的な体型ではない」と自信をなくし、自分を愛せないこと。
共通項2:
「理想的な体型ではないため自信の持てない」男女が、モデルと同じランジェリーを身につけて撮影に望んでいたこと
共通項3:
撮影後、「今のままの自分の体型でいい」と、ポジティブな意識になったこと
違い:
女性は、撮影をプロジェクトした女性も一緒にランジェリー姿になり、被写体とたくさん対話をして、コンプレックスの部位を褒めあい、自己肯定感を高めていたこと。
ランジェリーモデルへの批判はでない。
最後は笑顔と涙をみせること。
男性は、基本となるモデルのポージングを「こんなの無理」「なんのため」と揶揄したり、シックスパックを「ロボットみたい」と言うなど、理想とされる体型への批判、無価値化によって自己肯定感を高めていた。
とくに涙はない。
撮影者、インタビューアーは画面には出てこない。
結論:
男性はランジェリ姿で被写体になるその時でさえ「主体的に見る者」「相手をジャッジするポジション」でいられるのに対して、女性はモデルであれ一般女性であれ「客体的に見られる者」「相手にジャッジされて成り立つ者」であり、ファシリであれインタビューアーであれ女性であれば、当事者性から逃れられないということ。