先日、出先で鳴門金時(サツマイモ)のリゾットを食べる機会がありました。
私が普段食べている食事の何十倍もおしゃれな食べ物です。
だがしかし、一口食べて思った感想は「芋粥」。
芥川龍之介さんの作品で読んだ「芋粥」とは似ても似つかないのは分かっているのですが、そもそも芋粥自体食べたことがない私。
想像していた芋粥の味に似ているところがあったので、そう感じたみたいです。
芥川龍之介さんの「芋粥」に出てくる芋粥は、山芋を甘葛(あまづら)で甘く煮たモノなので、食事というよりはデザートっぽいモノです。
私は初めて読んだときに、お粥に長芋の角切りを入れて一緒に炊いたモノで塩味だと思ったので、甘いとは想像できませんでした。
確か国語の先生から説明されたときも、甘葛が全然分からなくて、砂糖がない時代だから米麹の甘酒のように発酵して甘くしたモノなのだろうか?と想像が難しかったです。
なぜ一瞬で「芋粥」と思ったのか、自分でも不思議でした。
思っていたよりも塩味が効いていたから?
鳴門金時の割には甘くないと感じたから?
徳島に住む叔母から時々いただく鳴門金時とはちょっと違う味わいに戸惑いました。
とにかく一口食べて、閃いた「芋粥!」の印象に苦笑するしかなかった食べ物です。
もちろん、おいしかったです。
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