魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

故郷 石川 -6- 雪の科学館

2023-04-07 | 博物館・美術館・建築など

ホテルアローレの無料バス
中谷宇吉郎 雪の科学館 の
入り口まで送り届けてもらい

途中の7&11で買った傘のおかげで
濡れることなく、入館できた。

しかし土砂降りの中、建物の外観の撮影はできず

もらったリーフレットを撮影。

受付は2階。荷物を預かってもらい
楽に館内を移動。

2階の奥にはシアターがあり
外を見ると、湯気が出ている。

「さすが温泉地、この下に源泉が流れているんやな~」
と思っていたら、しばらくしたピタリ止まった。

「えっ、間歇泉?」と思ってスタッフに尋ねると

「これは、中谷博士の次女 扶二子さんの演出です」と👀‼️

これは1階に降りて撮った写真。↓

「グリーンランドの石」と名付けられた
「霧の芸術」だそうで

中谷博士が最後の研究をされた
北緯78°の極地から運んだ60tの石で作られ

間歇的に湯気を立ち昇らせているそうで
天然の温泉の湯気ではないとのこと。

「えーっ、何でそんなことせんならんの?
 無駄でしょう?」と、口にはしなかったが…

私にはこのような芸術は理解できない。

館内には写真がたくさん展示されていて
中谷先生の趣味の広さに、驚きっぱなし。

小松中学(小松高校の前身)時代の写真。

演劇部だったそうで
冠を被っている美少年が宇吉郎。

四高(金沢大学の前身)時代は弓道部で
主将だったと。

どちらが宇吉郎かはわからないが
上半身が前傾しすぎが気になる…😓

最高に驚いたのがこのサバの絵。

ガラスごしの撮影なので、きれいに撮れなかったが
水あげされたばかりを思わせる、新鮮さとリアルさ!

野草のスケッチなどはたくさん見たことがあり
絵の上手な人だと思ってはいたが
これほどまでとは~😲

浦島太郎の話を子ども達に語り聞かせるのに
たくさん話を創作して、継ぎ足して
長い話にして聞かせていたのを絵本にしたもの。

  

随筆家としても名高い中谷博士。
おとぎ話も創作されたなんて…、
だから、こんな名セリフを編み出せるんやな~。 ↑

これ以外にも日本舞踊も習って
見事な舞姿の写真などもたくさんあり

中谷博士の多趣味
多才ぶりに驚かされてばかり。

それからいろんな実験を見学。
まずは
氷を金属製の型で挟んで
雪のペンダントを作るのに
どれだけの時間を要するかの実験。

私の予想は大きく外れ、たった10秒ででき上がった。

プラスチックのシートを1枚被せるだけで
氷は全然溶けないことも見せてもらい

金属は熱の良伝導体であることの実験だった。

13:00~、シアターで中谷博士の紹介映画を鑑賞。

ラスコーの洞窟の動物の絵を見るのも
私とは観察のレベルが全く違うことに愕然。

私はちっとも見ていなかった
考えていなかった…
ということがよくわかった。

映画を見終わってから
ダイヤモンドダストを作る実験を見学。

冷凍庫の中で成長する氷の粒を、画面でも見られる。

次は、ボトルに入った過冷却水
 (0度以下なのに凍っていない水)が
ボトルを振ると一瞬で凍るというマジックや

氷の上にポトポトと滴下すると
氷に触れた途端に氷って
筍のように氷が育つというマジック。

これを氷筍(ひょうじゅん)といい

この氷筍を一つまみ
過冷却水の入ったボトルに入れると

一瞬で凍るというマジックも。

過冷却水というものがあること自体
とても不思議なのだが

それに何らかのきっかけが
与えられることにより
一瞬で凍るという不思議…、おもしろい。

これは金魚すくいの輪の形のハリガネを
シャボン玉水にくぐらせて作ったシャボン膜が

どのように凍っていくかの実験。
雪のような六角形のいろんな結晶が現れて美しい。

14::00になり、疲れと空腹で、喫茶「冬の華」に。
サンドイッチもなく

ケーキと飲み物だけなので
リンゴバイ+ホットコーヒーのセットを950円で。

一休みした後、喫茶の隣から柴山潟に。

雨でなければここで、7&11で買って来た
寿司弁当を食べられるのに…。

再度入館し、まだ人工雪を作る実験を見ていないので
スタッフにリクエストしたところ

まずはこちらをと、氷に200ワットの
電灯を当てて溶かす実験。

氷は表面から溶けるだけでなく
内部からも溶け
溶ける際に結晶ができることを見せてもらった。

結晶の中をリングがクルクル回り
結晶を溶かしていく美しさ、不思議さに目が点!

その氷を見ると、肉眼でも小菊のような
結晶がたくさん見え
まるで着物の模様のように美しい。

最後にウサギの毛に水蒸気がくっついて
雪の結晶ができる画像を見ておしまい。

雪の結晶が育つ画像は
テレビでも何度も見たことがあるので
さほど感動せず。

氷が内部から溶けるときの結晶の美しさに
十二分に感動したから…

と思いながら退館し
北陸バスの「雪の科学館前」バス亭まで
3分ほど歩き
人世で初めて利用する加賀温泉駅に。

駅舎は新しく立派になっていて
来年、金沢から敦賀まで延長となる
北陸新幹線を迎える準備は、ほぼできている感じ。

今は、東京・上野・大宮・長野・富山・金沢
にだけ停車している「かがやき」は
小松駅や加賀温泉駅に停車するのかな?

小松には止まってほしいな~。

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