魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

トヨタ産業技術記念館

2024-04-03 | 博物館・美術館・建築など

3/3(水) 11:18 雨の中、エントランス前に到着。
HPやパンフレットで見る建物の全体像は    ↑
とても広大だが
本降り雨の中ではこれしか撮れず…😢 ↓

ここにある看板2枚は ↓

コンポンとはトヨタグループのあり方を   ↑
根本から研究するところらしい。面白いネーミング。 

ズボンの裾はずぶ濡れになり、寒い。
でも、館内は外国人がいっぱいで

その熱気と気迫で私の身も心も体もあったまった。

入館券購入窓口で、1,000円札を出すと
「65歳以上の方は600円となります。
 証明書はなくてもかまいません」と。

顔を見ただけで、高齢者とわかるんやからな~。

展示室に入るとすぐ左に礼拝室。↓

イスラム教徒への配慮もされているなんて、凄いね~ ↑

レストランも広~い。

この地は、豊田紡織(株)本社工場のあった地で

1941(昭和16)年当時の姿は ↓

「豊田誕生の地」と英語で書かれている。↑

ここにも食事ができる広いスペースが。 ↓

古い赤煉瓦が活用された館内は、居心地がいい。↓

図書コーナーや  ↓

ロボット展示コーナーも。

バイオリンを演奏するロボットもいたが
演奏時間に聞きに来るのは難しく、断念。

創業者は学校の社会科でも習った豊田佐吉氏。
これは、小学校に建てられていた胸像だったが
学校の移転に伴い、こちらに寄贈されたのだと。
  ↓
 

ここから、彼の「志」が年表形式で展示されている。

出生地は今の静岡県湖西市。家や両親の写真から
貧乏人の出ではないことがわかる。 ↓

国家・社会への奉仕に目覚める
きっかけとなったのは二宮尊徳の報徳教。

二宮尊徳(金次郎)というと
私の通った小学校の正面玄関の前に
薪を背負って本を読みながら歩いている像があり

当時は日本中のほとんどの小学校に
建てられていたようだが
今ではほとんど見られず
私が近年目にしたのは 2018-08-14 福井県で。

彼は「飢饉で苦しむ民衆を救い
 農村復興・財政再建などに尽力した人」
程度にしか知らなかった。

なので、工業所有権の法制化に
最初に取り組んだ人だとは全然知らなかった。

それが保護されなければ
トコちゃんベルトも おひなまきも 広がらなかった。

豊田佐吉氏の最初の発明品「木製人力機機」

これは、飛躍的に生産性を向上させるには至らず
あまり売れず。

だんだんと汽力を使った織機で
高品質の綿布を
大量生産できるようになっていった。

三井物産と合同で井桁(いけた)商会を
立ち上げたこともあったが

やりたいことができず、辞めて再び個人で研究開発。

そんな時に出会ったのが高峰譲吉博士。

アドレナリン・ジアスターゼの
発見者として有名だが

ここに書いたように
化学肥料を作り、日本中に広げ
飢えに苦しむ多くの貧民を救ったことや

アルミニウムの生産や、黒部のトロッコ鉄道を
敷設するなど
幅広い事業を展開した人としても有名。

その、高峰博士の言葉がここに書かれている。 ↑
これを読んで、私は
高峰博士に叱られているような気分に…。

私も一応、発明家の端くれ。
日本の妊産婦の大多数が
骨盤ケアを毎日、当たり前にするようになるまでは

骨盤ケア・トコちゃんベルトから
「決して離れてはならない。
 それが発明家の責任なのだ」と。

この頃は施術に忙しく
骨盤ケア・トコちゃんベルトの普及に関しては
人任せにしている…。

私のことはさておき、これが教科書で習った
豊田佐吉が発明した自動織機(1924年) ↓

これにより、高品質の綿布を
飛躍的に大量生産できるようになった。

そして、工業先進国だったイギリスの会社が
この特許を買い求めたことが
世界の注目を集め
同時に、日本の技術者に自信を与えた。

その翌年、豊田佐吉は63歳という若さで永眠。

その意志は長男、喜一郎氏を中心とする人々に受け継がれ

自動車作りへと発展していった。

この豊田佐吉の「常に時流に先んずべし」という言葉は

私が開業して間もない頃
代替医療研究会だったかの勉強会で
初めて聞いた。

それ以来、私の座右の銘の一つとして
働き続けてきた。

ところが、ここで「vanguard」という単語を見て
「あれっ、この言葉…
 私は正しく理解しいなかったのでは?」
と感じた。

vanguard とは、先頭に立つ者・前衛・先陣

私は、開業して25年間ずっと
「きっとこの先、時流はこうなるだろうから
 そうなってからではなく
 そうなる前に考え、行動することが大切」

と、考えて生きてきた。

ところが、Be at the vanguard of the times
だと「時流の前衛たれ」と理解できる。

えーっ、そうなん?!

ここはコンポン研究所でもあるんやったら

モータリゼーションに伴って
低下していくヒトの体や
人類の根本的な幸福 (その土台は健康) について
トヨタさんには時の流れを見据えて考え
何らかの対策をとってほしい。

頭の中では、そんなことがグルグル。
少しの待ち時間で名古屋駅行きのバスが来たが
たくさんの外国人と一緒に乗る気にならず   

雨の中、傘をさして名古屋駅へと向かった。


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