maruの下手の横好き写真とつぶやき
写真を撮ったり、音楽(クラシック・ロック)をよく聴き、読書は古典(主に哲学中心)がメインです。全体主義社会の動きに警戒。
 



なんだか、このLGBT問題はこれから広がりをみせて、

日本でも分断を作り出す事になっていくのだろうとつくづく思う。

このままいけば日本も欧米と同じ道を歩む。

 

単に差別とかいうレベルではないところで重要なんです。

色々な問題を論じるときには、視点が違うと話しが

合わない訳で、LGBTを差別問題だけに矮小化し、可哀そうな人を

救済すべきだ、と単純に考えるだけだと問題が見えてこない。

もっと高い視点、違った視点、抽象度を上げたところでも

話をしないと前に進まない。

 

LGBT運動を批判すると差別主義者とか極右とか言われる世界は、

そうやって生まれます。多様性といいながら、反対意見を

認めない排他主義に簡単に陥る。

リベラルのダメな点がここです。

 

これから益々酷くなる。反対意見が分断を煽っていると

いう人もいる。でも逆で反対意見を封じるから分断が起る。

 

自分は正義だと思っているので反論は受け付けない。

正論でのみ相手を叩く。

この正論が、視野の狭い範囲だけのものだと、

言ってる本人は気持ち良いけど、言われた相手は困る。

納得しないまま従う事になる。これが長く続くはずもない。

どこかで相手は諦めるかキレる。

 

例えば、アメリカでどういう事が起こっているかのお話。

 

多様性とかいいつつ、全然多様性になってないお話であって、

本人の人権無視だと思うのですが、子供なんか何も分かってない

から自分達のような理性的な大人が導かなければならないと、

崇高な意識から子供に性転換を勧めるのでしょう。

(子供は自分の事が全く分からないバカだと言うに等しいけれど

それに乗じて性転換ビジネスで一儲けする悪人が出る事には無頓着。

 

しつこいようですが、

この問題もこの本で書かれていました。

LGBTの権利を認めるの、いいよねって単純に考えていると、

事の本質を見誤ります。

 

これ、コロナ対策だったり、移民問題だったり、

BLM運動だったり、環境問題だったりに共通している事があって、

それは、言ってる事は単純にみれば正しいという事。

他にも色々あるでしょう。

 

そして、メディアもこれに乗じて、そういうものを

盛り込んだ番組を作ったり、ニュースでも取り上げたり、

時間を割いて啓蒙活動をしているかのように振る舞う。

 

それは狭い範囲での正論でしかないのに、社会全体に

広げようと運動しているから、どこかの段階で摩擦が起こり、

さらには衝突につながる。イデオロギーの対立を生む。

 

誰だって環境を汚すよりクリーンな方がいいと思うし

世界には恵まれない人がいるのは悲しいし、

性別の問題で悩んでいる人もいるのも分かるし、そもそも差別は

いけないし、感染症で苦しんでる人も気の毒です。

でも、声高らかにアピールしている人は、その一点のみ集中し、

周りの事は見えていない。

 

しかも、それを何とかしようとして数値目標を持ち出して、

女性の比率を単純に50%にするとか、女性や男性の

区別さえ100%無くすとか(トイレの共有や、アメリカでは

FatherやMotherと言わないようにするとか・・・)、

企業の役員の割合やら、大学の学生の割合やら、いろいろです。

 

他の人に、美徳の名のもとに思想的な事まで強要する事態が

進行中で、反論、反対を許さないどころか、海外では

刑罰まで関わる事すらある。

ただ、くどいようですが、その善意とやらは視野が狭く、

部分的に正しいだけ。その部分的なものを全体に適用しようと

しているから反発をまねく。

 

アメリカで起こっている事は日本でも遅れて起こる。

良い事でも悪い事でも。

〇〇は良い事だとか、これからの社会は〇〇だとか、

メディア(とセンモンカ)がこぞって報じたあと、

既定路線となって導入されます。

今回のそれは、思想に影響するので要注意です。

 

アメリカのドラマなんかだと、そういう登場人物が

必ず入っているのは10年以上前にありました。

当時は、ゲイの人も当たり前の存在なんだと表現したい

だけなのかなと思っていましたし、悪い事と思わなかった。

 

それが徐々にエスカレートし、ポリコレという言葉が何年か前

から騒がれ始めました。

白人の物語なのに有色人種が演じるとかが増えてきて、

内容のクオリティを上げる事より変なポリコレ重視になり

ハリウッド映画も面白みがなくなりました。

エンタメの国が、ポリコレのやりすぎでエンタメ放棄です。

(こういうのも、アメリカが衰退する理由の一つ)

 

日本でも、今では朝ドラというものにも、LGBTの話が

不自然に盛り込まれる。

今週、楽しみに録画を観ていた嫁が、ショックを受けてました。

思想的なものは強要すべきではない。人の思想をコントロール

しようとする意図が丸見えすぎて気味が悪い。

(スピノザは思想的なものを封じるのは無理だから

国を安定させるためにするべきではないと神学政治論で言っています)

 

そういうの、もう見飽きましたよ。そろそろ

アメリカ追従を卒業しましょう。ロクな事ないから。

このままいくと、必ず失敗します。

日本の中でも分断が激しくなる前に。



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