maidoの”やたけた”(ブログ版)

ジジイの身辺雑記。今日も生きてまっせ!

国についての妄言-8 説明と認識不足ちゃう? 続(再録)

2021-06-30 10:32:55 | 支離滅裂-妄言虚説

中山文部科学相が教科書の内容について言わんでもエエ事をいうて、ご近所の国が問題にしてますねぇ。
(再録時注:歴史教科書について「極めて自虐的」「従軍慰安婦とか強制連行とかいった言葉が減ってきたのは本当に良かった」と2004年に発言)
しかし何ですなぁ、公人という意識が乏しいねぇ。
それとも何か狙いがあるんやろか?あるんかも知れませんなぁ・・・。

以前にも書いたような気がするんですが、わが国ほど宗教に寛容な国は珍しいでしょうねぇ。
寛容というよりも、捉え方に真剣味が無いというか、舐めてる感じもしますなぁ。
何かでキリスト教(バブティスト派やったと思います)の人と話をしてたら「他宗教の儀式には参加すべきでない」というんです。

「ほんなら仏式神式の葬式はどうしますねん?行きませんのんか?」と聞いたら、参列はするけれど焼香とか玉串捧呈の宗教行為はせんそうな。
私など仏教徒(門徒)やけど、行った先がキリスト教でも何でも他の参列者の真似して同じようにしてますねぇ。
気が向いたら賛美歌も歌いまっせ、ホンマのキリスト教徒は異教徒に賛美歌を歌われると不愉快なんやろか?
それどころか、商売の神さんと聞けばヒンドゥーのガネーシャであろうが、道教の関帝であろうがお参りしてお賽銭上げるしね。

日本人の中にも「我信ずる宗教イノチ、異教徒に天罰を」てなお方も居てはるんでしょうが、幸いな事に身の回りには見当たりません。
そうそう、一人だけ居てましたわ、姪っ子の結婚相手がイスラムでこの間はラマダンやってましたねぇ。
これなんぞは知人親戚の中で一番宗教的な部類に入るんですが、本人に言わせると国では話に成らんほど不熱心なイスラムらしいですわ。

自分だけカンカンになってる分にはエエんですが、要らんお世話で「救ってやろう」等と標的にされたら一大事ですなぁ。
「善を為している」という信念の基に絡み付かれたら、そらもぉ大変でっせ。

人の心に平安を与える為の宗教が、世界中で殺し合いの原因になっているのを見ると、ああいう組織化されて徒党を組んだ宗教は、争いの根源の一つで、百害あって一利の無い物に思えるんですよ。
残念ながら、宗教の力で紛争や戦争が終結した例を知らんのです。
ここでいう宗教にはある種の政治的な主義も含まれますなぁ。
某朝鮮民主主義人民共和国の”民主主義”と称しているものなどは宗教としか思えんもんねぇ。

日本の場合、一般的には先祖の墓参りや初詣を宗教活動とは意識してないのとちゃいますか。
あえて宗教を避けはせんけれど、気の向いたときに生活のメリハリ、薬味程度にお付き合いするという方が多いと思うんですがねぇ、どうですやろか?
若い連中など自分の家の宗派を知らんのが幾らでも居てまっせ。
偉そうにいうてるけど、わたしも勝手な解釈の門徒で、法恩講など行った事も、行く気も無いんですがね。

靖国神社も繰り返し問題になってますが、アレは墓参りの一種ですやんか。
根底に流れているのは、如何なる罪咎も本人の一代限り、本人があの世へ行ったらそれでお終い。
「生きてた時に何をしようと、誰でも死んでしもたら神様仏様やんか。死んだ後までゴジャゴジャ言いなや。」という感覚やないでしょうかねぇ。

死者に対する感覚の相違、神とその容れ物とでもいうべき神社の多様性、このあたりをよく説明すれば、納得せんまでも相当風当たりは違うと思うんですがねぇ。
ところが相手はそこいらへんは察していても攻撃非難のネタにして、外交的なポイントを稼ごうと掛かってます。
そこへもって、不純な政治屋が何かの為にスタンドプレーして、神経を逆撫でするから余計話がややこしなるんでっせ。

韓中朝以外の国では、内心不愉快に思っていても、あそこまで問題にしないのは何故でしょうね?
中華民国(台湾)、フィリッピン、旧インドシナ3国、タイ、マレー、皆んなに迷惑を掛けましたけどねぇ。
それこそ、海洋民の血やろか?

勝者が敗者を裁いた東京裁判を頂点とする第二次大戦後の戦犯裁判が、果たして正当であったのかも問題ですなぁ。
特に、現地で裁かれたBC級戦犯については冤罪や個人的な恨みによる告発も多かったようですしねぇ。

東京裁判でのインドのパール判事の少数意見や、サンフランシスコ講和会議においてインド、パキスタン、セイロン3ヶ国の代表として日本を弁護したセイロン政府代表団長、ジュネーブの人権委員会で日本の「過去」の問題が取り上げられたとき、英国の植民地時代の行為を例に引いて論陣を張ったインド出身の委員などの発言内容を「過去の清算」を声高に叫んでいる人達に一度じっくり読んで貰う訳にいかんのですかねぇ。

それよりも、日本の学校でそういうことをちゃんと教えてるんかいな?
少なくとも私は習わんかったような気がするなぁ。

2004/11/29:初出(旧OCNホームページ)
2021/06/30:再録

国についての妄言-7 ⇔ 国についての妄言-9



最新の画像もっと見る