maidoの”やたけた”(ブログ版)

ジジイの身辺雑記。今日も生きてまっせ!

2011/01/04

2011-01-04 19:27:53 | Today's maido(日記)

そういう次第で本日は九州へやって来ました。
病気以来5年ぶりの九州、用向きは不祝儀なんで、あんまり喜んではイカンかいな?と思えど嬉しゅうてねぇ。
カミさんと新幹線に乗るのは何年、いや何十年ぶりやろう?JRの「のぞみ」の新型車両も快適でしたわ。
昼過ぎに小倉へ到着しまして、軽く昼食を摂って先ずは長浜へ向かいました。

小倉駅北口を出て東へ砂津川を渡れば、もうそこはウチの故地である長浜です。
最初に貴布祢神社(鎮守さん)へ詣でまして、我が先祖の名を刻んである石灯籠をカミさんに見せました。
恥ずかしながら、私の祖父がこの地で船具屋3代目にして破産しまして、地元の方の情けに縋ったそうです。
大阪で再興した父がお世話になったお礼にと、長浜に残っていた父方母方の大叔父と語らって寄進したんですわ。

その後、振り鈴の綱が60有余年経って痛んだということなんで、綱は本職やよって平成13年に寄進しましてん。
寄進というても船舶用としては使い物にならん、短い端尺のいわば余り物でしてね。
素材を提供しただけで、さすがは漁師町、両端細工は氏子連中が見事に仕上げたんです。

ポツポツと雨が落ちてきたので、末広町の中を通って長浜漁港の六地蔵さんへお参りして、宿泊先のホテルへ向かいました。
雨は降ってるんですが、このままホテルでじっとしてるのも何やなぁ、と門司港へ行く事にしたんです。
カミさんが行ったことが無いというんで、どんな所をウロウロして仕事をしてたのか見て貰おうとね。

とちゅう林芙美子生誕地の小森江を通って門司港駅へ着いた頃には上手い事雨が上がってました。
門司港は最近、小綺麗なテーマパーク化して、昔私が走り回っていた頃の雰囲気は無くなってしまってます。
それでも、此処にはバナナ問屋が並んでた、此処がゴチャゴチャした艀溜まりやった所、と案内しましてね。

今はお互いに3代目同士となった、遠い縁続きでもある取引先の本社や、貨物船の接岸している岸壁にも案内しました。
栄町銀天商店街を通って門司港の駆け足観光は一応終了、帰りの車窓から見ると小倉辺りに険悪な雲が掛かってましてね。
小倉に着いたらキッチリ雨降りですわ、アーケードの下なら良かろう、と京町銀天街の湖月堂(和菓子店)へ向かいました。
ちなみに銀天というのは一体何かいな?と思ってたら、どうやらアーケードを差してるらしいですねぇ。

先に腹拵えをと、湖月堂に併設されてる喫茶去(コ)で湖月弁当の夕食を食べましてん。
何れブログでお目に掛けたいと思ってますが、これは当りで、じつに繊細で美味しかったですねぇ
とどめにお汁粉まで食べて、少々食べすぎ、たまにはエエか!て昨日もやがな・・・。

食後、お店の方で親父が大好きやった「おめでとう(棹菓子)」を買って自宅送りにしました。
ついでに店員さんに喫茶去の読み方をお尋ねしたら、少々お待ちを、と奥へ行ってしもた。
あれっ、知らんのかいな?と思ってたらどういう意味かを聞いてきてくれたんですわ。

雨の中をホテルに帰って、これを書いてたら又もや睡魔が・・・。
今日も又お腹一杯で寝ます、おやすみなさい。



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