maidoの”やたけた”(ブログ版)

ジジイの身辺雑記。今日も生きてまっせ!

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節分の妄言 福は内-2 心ならずも続

2015-02-03 18:19:27 | 支離滅裂-迷想迷夢-節分の妄言

さてどっちへ向いて話が流れてゆくのやら・・、
ついつい物の弾みで鬼共が大挙居候する事になりましたねぇ。
書いてる私も、まさかと思う展開やがな。
粗筋くらいは考えてから書きゃぁエエのに、カップラーメンすすりながらの思いつきで始めるから、こういう目に遭うんですなぁ。
「正直者探し」で往生しときながら、全く学習してないのも困ったもんでっせ・・。
いずれにしても、特定の個人はモデルにしてるけど、このお話はほぼフィクションです。

「まぁ、まぁお兄さん方、この年寄りの相手してくれはって、おおきににありがとうさん。若い男衆(オトコシ)に囲まれて、久し振りで気が晴れましたわ。フ ワァ~、欠伸が出てしもた。ワタイどうやら又眠れそうな。あんさんらも明日お仕事でっしゃろ。ほな、どちらさんも、お先にお休み。」
「お兄さんや無いで、オバアチャン、鬼さんやがな」
「グ~ッ」
「寝間にも行かんと、もう寝てるんかいな、折角、新町の住吉団子貰ろてきてるのに・・」
「住吉団子!久し振りやねぇ。寝る前やから二つだけ、頂くわ」
「起きてるのんかいな、寝る前で二つ?昼間やったら一折二十個みな食べるんとちゃうか?」
「いくらワタイでも皆は無理。どうしても三つ四つは残りそう。」
「我親ながら恐ろしいなぁ・・。そうそう、この間の植木屋の払いの事やけどなぁ・・」
「グ~ッ、グ~ッ・・・」
「団子は要らんのかいな?」
「二つ言いましたやろ」
「植木屋・・」
グ~ッ!ワタイ眠てまっせぇ・・、グ~ッ・・・

言うても相手は百戦錬磨、「妲妃のお百」「八百比丘尼」と差しで勝負してもめったな事で引けは取らん。
大正三年五黄の寅(ゴオウのトラ)、明治三十九年丙午(ヒノエウマ)の癇馬みたいな亭主を「ヘイヘイ、ハイハイ」とあしらいながら手玉にとった剛の者。
やっと還暦に成ったか成らん、甲申(キノエのサル)やら癸羊(ミズノトのヒツジ)かはっきりせんような、頭は禿げてもくちばしの黄色いオッサンの敵う相手や無い。
食べる物を食べたら、とっとと我部屋に引き上げて、バタンキュ~。
こうでないと長生きは出来まへん。

「オバアチャンも寝てしもたし、あんたらもお休み、先の事は明日落ち着いて相談しまひょ」
「何分よろしゅうお願いします。お言葉に甘えて休ませてもらいま。お休みやす。」
「ヘイ、ほな旦さん奥さん、お先に」
「お先に」
「おやすみ」
言うたかと思うと畳やら天井板を通り抜けて居らんようになってしもた。
「何やいな、そんな器用な事が出来るんやったら、わざわざウチに避難する事も無いやろうに!」
言うが早いか、天井裏、床下、あっちゃこっちゃ、此処彼処から、
「グ~ッ」
「悪い事を覚えよったなぁ、朱に交われば赤くなるというけれど、青鬼は赤青の縞模様?それとも紫色になるのやろか?」とショウも無い事を言いながら眠って、翌朝は立春。

朝の早うからゴソゴソするのはこのオッサン、何時もの事。
安売りで買うたブルックボンドのダージリンを淹れてると、今朝は何やら様子が違う、仏間がエライザワザワしてる。
覗いて見たら、仏壇の前に座ったバアさんの後ろで鬼共が押すな押すなで神妙に座って、「な~もあみだんぶ、な~~もあ~みだんぶ」と大合唱。
「オイオイ、鬼が阿弥陀さん拝むか?お前等も門徒かいな」
「いえ、そう言うわけではないけれど、これも浮世のお付き合い」

エライ、人付き合いのエエ鬼で、年寄りのあしらいもそつが無うて、中々上手。
オッサンは此所商売が面白う無うて、何ぞ金の儲かるエエ仕事は?と思うてた所やから、
「オオ、そうじゃ!ひとつこの連中を使うて介護サービスなと始めようかいな?人件費は只やし、これは儲かる事間違いなし。ウヒョヒョヒョ・・」と虎の皮な らぬ獲らぬタヌキの皮算用をしてますと、突然、廻り一面に紫色の光がパァーッと差して、何処からとも無く、正月でもないのに雅楽みたいな楽の音が。
こら又一体何やいな?と驚いていると、座敷の中ほどに五彩の雲がモワモワモワッと湧いて出まして、
「善哉(ゼ~~ンザイ)、善哉(ゼ~~ンザイ)・・・」と雲の中から声がして現われたのは一尺ほどの仏さん。
「妙なもんが現われたで、鏡開きはトウに済んでるがな。朝っぱらからゼンザイはいらんなぁ、マンゴープリンは持ってやないかい?」

「エェ~ィ、口数の多い、茶市(飲茶)で甜点心の引き売りしてるんや無いわいな!賎の凡夫控え~ぃ、我こそは阿弥陀如来」
「嘘ォ、凄いもんが出て来たなぁ・・。しかし阿弥陀さんて、そないに小さいんでっか、ウチの仏壇(ブッタン)の仏さんと似たり寄ったりでんがな。それとも阿弥陀さんのお子さん?」
「最近は経費節減、五彩の雲も小型化、省エネタイプじゃによって、どうも出足が悪うて乗っておってもストレスがたまる。馬力アップは違法改造に引っ掛かっ てままならぬ。こうなりゃぁ最期の手段、馬力あたりの重量を軽減と必死こいてダイエットしたら、チト度が過ぎて縮み過ぎてしもうた。ゼンザ~イ」
「どうでもエエけど、嘘っぽいなぁ・・。ほんで、また今朝は何用でお越し?」
「鬼共が、殊勝にも一心に念仏するじゃによって、浄土へ成仏させてつかわすぅ~」
「なんと!鬼でも成仏出来るんでっか」
「弥陀の本願、努々(ユメユメ)疑う事無かれ、ゼンザ~イ」

「どうでもエエけど、そのゼンザァ~イ言うのんが気になりますなぁ」
「自分で南無阿弥陀仏と言うのはグツが悪い。これを言わぬと調子が出んのじゃ。合の手見たいなもんじゃによって気にする事は無いぞぇ~。ゼンザァ~イ、ゼンザァ~イ、」
「ウワッ、二連発でっか!」
「それでは鬼の衆、共にお浄土さして、イザ成仏ゥ~」
一際厳かに楽の音が響くと、
鬼奴等の念仏と共に、「ゼンザ~イゼンザァ~イゼンザ・・・」阿弥陀さんと一緒に鬼共がス~ッと虚空に消えてしもた。

「ありゃりゃ、皆んな行ってしもたがな、有難いような、拍子抜けしたような。しもた!ついでにオバアチャンも連れて行って貰ろたら良かったんやがな。折角 仲良うなって道中退屈せんでもエエし心丈夫やがな。三途の川も団体やったら割引で渡れるやろう、阿弥陀さんが添乗なら、六道の辻で道間違うて浄土に行き損 ねる心配事も無かったやろうに」
「ワタイもそう思ててんけど、鬼さんたちは異界の者、ワタイは生身の人間、一緒には出来んのやけど特例で、というて貰ろたんに外れてん」
「外れたて何が?」
そらあんた阿弥陀籤やがな・・・。」(「」内を選択していただくと・・・)

何時ものように天下御免の竜頭蛇尾、バレバレのオチでんなぁ・・・。
あんまりにも恥ずかしいから、ちょっとだけ隠さしてもらいました。
気散じに書き散らす妄言なんて、こんなもんでっせ。
こういう口から出任せは、書いてても気楽でよろしいなぁ。
待てよ、相当プライバシーが混じってしもてるような気もするなぁ。
まぁ、エエか。

ウフッまだ昼休み10分あるがな。
未練が残ったらイカンから、読み直しなんかせんとこぉっと。

2004/02/04
節分の妄言 福は内-1


節分の妄言 福は内-1

2015-02-03 18:17:43 | 支離滅裂-迷想迷夢-節分の妄言

節分の豆撒きも最近では様変わりでんなぁ!
昔は「煎り大豆」と決まったもんやったけど、最近は煎り大豆に味付けしたのは可愛い方で、袋入り、はては殻付きの南京豆まで撒くそうな。
やたら、清潔、抗菌と癇症病み(カンショヤミ)見たいに言うもんやから、マメを直に撒いたら汚のうて食べられんと言うんやそうです。
そんな事言うてるから、ばい菌まみれで育った戦中戦後世代と違て、実験用の無菌ネズミみたいになって、しょうも無いばい菌に手も無くやられるひ弱な人間が出来てしまうんでっせ。
撒く場所も家の出入り口、縁側から外に向かってパラパラッと撒いたもんですけど、マンションではそうもいかんでしょうなぁ。

「ちょっと、ちょっとアンタら何ですねん、ウチの勝手口にたむろして。
空き巣の団体かいな?見るからに怪しいなぁ。」
「アッ、お宅此処のご主人?お勤めご苦労さんです。ようお帰り」 「ようお帰り」「ようお帰り」・・。
「うるさいなぁ、出所祝いやあるまいし、近所迷惑やがな。早ようどっかへ行きなはれ。」
「行きたいのは山々なれど、今夜ばかりは三界に身の置き所がないのじゃわいなぁ。」
「怪体な声を出しなはんな、あれ?赤やら青のボディペイントしてるから判らんかったけど、ようよう見たら、この寒いのに裸や無いか!露出狂か?」
「いえ、そんな物やおまへん、ビックリされたらイカンから言いとう無いんですけど、実は鬼ですねん。」
「アホらしい、人を馬鹿にしたらアカンで、何処ぞに縞のトランクスはいた鬼が居てるもんか。鬼といえば虎の皮のフンドシ、手には鉄棒で筋肉隆々。あんたら手ぶらであばら骨隆々やんか。」
「虎の皮はワシントン条約で入手困難、長引く不況で鉄棒も手放して、残ったのは売るにも売れんこの角だけ」
「角て?どれどれ、ギャッ!オイオイ、ホンマもんの鬼かいな・・。その鬼が何でウチの裏口で寄り合いしてるねん?」

「寄り合いしてるわけや無いんですけど、何処も彼処も節分やいうて、豆を撒かれて追い出されましてん。昔は煎り大豆の小さいのやったから、『あ痛ッ』で済 んでたんですが、この頃は袋に入ったスマート爆弾見たいなんやら、悪逆非道にも南京豆まで撒かれたんでは、いくら鬼でも命にかかわります。お宅ばかりはど う言う理由か『福は内』だけで『鬼は外』が聞こえへんから、ご迷惑やろとは思うたけれど緊急避難」
「あぁ、それは別に深い理由は無いねん。ウチは先祖代々ケチやから、入ってくるのは好きやけど、出て行くのがいたって嫌い。ほんで『福は内』だけやねん」
「さよか、ほんなら静かにしてますよって、なんとか今晩だけここに居らしてもろても宜しいやろか?」
「おとなしいにしてたらエエようなもんやけれど、ご近所の皆さんが変に思うし、隣のマンションの娘さんらが気色悪がったらお気の毒や。よっしゃ中に入り、言うてもガレージまでやで。」

野良猫を見たら蹴り飛ばしたなるけれど、野良犬を見ると可哀想で辛抱たまらんというこのオッサン、どっちかといえば野良犬っぽい鬼をみてると可哀想な気がしてきた。
あろうことか鬼をガレージに入れたったんですなぁ。
「大将すんまへん」「旦那有難うございます」
「ガヤガヤ言いな、わかったから静かにしといて」

そこへ、「どなたかとご一緒?」とガレージを覗いたのは此処のカミさん。
さすがに変人のオッサンと長年連れ添って来ただけに、少々のことでは動じん。
「まぁ、仰山なお人!そんな所で押し合いへし合いしてなはらんと、どうぞお入り。」
「お入りて、此奴等鬼やで。」
「鬼みたいなもんに驚いててアンタと夫婦が勤まりますかいな。大人しそうな鬼やんか。さぁさぁ、鬼らしゅうもない遠慮してんとどうぞ。」
「あのぉ、出来ましたらそのメザシの頭を・・。」
「あら、御免、御免。へぇ~、これって効き目あるんやねぇ。皆さん裸足やねんね、雑巾はそこのん使うて、綺麗に足拭いてから上がってちょうだい。」

「奥さんお邪魔します」「お家(エ)はんすんまへん」「ご寮(リョン)さん上げてもらいます」
中々行儀のエエ鬼共で、口々に挨拶しもって台所に上がりこんできました。
「しゃぁ無いなぁ。今から晩飯やねん。あんた等カップ麺でも食べるか?」
「い~え、どうぞお構いなく。わたいらの食べ物は人間の欲とか憎しみですねん」
「そんなもん世間に何ぼでも有るやろうに、何でそないに痩せ細ってるねん?」
「実は有りすぎるのんも良し悪し、食べ過ぎで消化不良の胃下垂。そこへもって、この頃のは味がクドイし、賞味期限が遠に切れてるのに騙されて、傷んでるのが多うて、よう食中毒するんですわ。昔はもっと新鮮、単純でアッサリしてた。」
「何んか、判るような気がするなぁ・・。しかしこないに周りに集(タカ)られてたんでは飯が食いにくい。座敷にでも行っといてんか。アッ、となりの六疊に はバァさんが居てるから、びっくりささんようにソ~ッと行きや。ビックリしてお参りでもされたらこの景気が悪いのに物要りやよってな。」

鬼共がゾロゾロと薄暗い廊下に出た途端に、拍子の悪い事に便所帰りのバァさんと出ッ喰わしたんですなぁ。
人間九十年も生きてると関東大震災、室戸台風、南海地震、B29の大空襲、旦那の浮気、近くは阪神大震災と散々修羅場を潜ってるから鬼が出たぐらいではビクともせん。
「まぁ、お客さんかいな、丁度宵から寝て此れからは目がさえて眠れんところでしてん。息子等が食事している間お相手でも」
「お婆ちゃん、アンタ判ってるかいな、その連中は鬼でっせ」
「鬼に驚いててアンタの母親が勤まるかいな」
カミさんといい、母親といい、一体私は何やねん?
普段喋り相手に不自由してるから、此時とばかり喋る喋る。
鬼共も最初は気圧されて大人しかったけども、段々慣れて賑やかになってきた。
「オイ、座敷がえらい盛り上がってるで、お茶でも持って行って様子見といで。」
「お茶受けが何にも無いねんわ。」
「撒き残した炒り豆があるやろな?」
「鬼にマメ?厭がれへんやろか?」
「ほんなら、惜しいけどラッキー・チェリー豆でも出したり、あれなら良かろう。」

「旦さん、オバアちゃんお相手があってえらい喜んで弾けてはりますわ」
「今何してるねん、何やドスドスいうてるなぁ?」
「オバアちゃんが先生(センセ)で九条踊りの総踊り。それが済んだら新町踊り、堀江盆歌、何やったらカンカンノウも教える言うてはりきってまっせ」

「さぁ、後に付いて歌いなはれや、エエかいな?ア、ソレ”

かんかんのう きうれんす きゅうはきゅうれんす さんしょならえ さあいほう にいかんさんいんぴんたいやめあんろめんこんふほうてしいかんさんもえもんとわえぴいほう ぴいほう♪
黙って聴いてんと遠慮なしに一緒に歌いなはれ。」
「お師匠(ショ)さん、遠慮はしてまへんねんけど、そんなヤヤコシイ文句、急には付いて歌えまへんわ。一区切りずつ細切れにしてお願いしますわ。」
「若いのに情け無いねぇ、わたいらの子供時分には1~2回聴いただけで覚えて、おじゃみ(お手玉)しながら歌てましてんで。」

「あんな長い文句をようまぁ覚えてるもんやねぇ。オバアちゃんの記憶力大したもんや、全然衰えてへやんか!」
「昔の事は覚えてても、今晩食べたおかずを覚えてるかどうか怪しいで。」
「そういうけど、普段と表情が違うよ、10年くらい若返ったように見えるやんか。鬼さん効果やろかねぇ。」
「そら良かった、飯も食わんそうやし、部屋さえあったら彼奴等居いといてやってもええんやけど、人数が多いからなぁ。」
「『どん』が居らんようになって寂しなったし、見かけは厳ついけど気は優しそうやし、鬼やったら死ねへんやろしねぇ。」

たまたま、台所にお茶のお変わりを貰いに着てた鬼が小耳に挟んで、仲間の兄貴分にご注進。
やがて、「お呼び立てして真にすんまへんが、ちょっとお座敷までお運びを、」と下っ端の鬼が呼びに来た。
下座にかしこまって正座した鬼共が「お願いします、決してご迷惑はお掛けしません、幸いお宅は屋根裏も床下も広々してますので、私共の棲家は充分すぎるほ どございます。既にお住まいの貧乏神、疫病神さんも、ご主人さえ良ければと言うてくれて居ります。鬼助けやとお思いになって、どうぞ置いてやってくださ い。野良猫やネズミなんぞは蹴散らしてお目に掛けます。身命に変えましても小鳥さんとイタチさんを守ってやります。」

「なるほど鬼だけに、人助けや無うて鬼助けか!そやけど、何で私が小鳥さんとイタチを好きやと知ってるねん。」
「へぇ、そらもう鬼でっさかい。」

「何や判ったような判らんような、けど『鬼やから』と言われたら大概の事は納得してしまうなぁ。」
「お願いします」
「旦那お願い」「大将!」「親分!」
「ワタイからも」と母親にまで言われたんではしょうが無い。

「どないする?」とカミさんに訊くと、
「留守番になってエエかも知れんねぇ」といたって気楽な答え。
それはええけれど、貧乏神、疫病神が住み着いてるというのはイカンがな!
「お前等で貧乏神と疫病神を追い出せんか?」
「すんまへん、一応あちらは神と名が付いておりますので、格が違いまして・・。それに貧乏神、疫病神も精進して資格試験に受かったら福の神に抜擢、出世せんとも限りません」
「神さんにも昇格試験があるんかいな?あんた等はどないやねん?」
「残念ながら私等鬼は荒仕事担当の先手ですよって、一生下積み・・・。ク~・・・。」
「泣きな、泣きな、鬼の目にも涙というけど、鬼の泣顔というのんは見苦しいやないか。」

て~次第で、どっと扶養家族が増えまして、
しかしこの始末はどうしたもんやろ、昼休みが終わってしもたがな・・・。
時期もんやから明日には始末を付けんといかんしなぁ。
まぁ、書き出してから気が付くのは何時ものことや、何とかなるやろ。
ならんかったらゴメンネ、先に謝っとこ~っと♪

2004/02/03

節分の妄言 福は内-2 心ならずも続