高田博厚の思想と芸術

芸術家の示してくれる哲学について書きます。

死と生

2023-07-02 16:52:01 | 日記

死と生



 
死を忌まわしいものにさせるのは、死そのものとは何の関係も無い他律的で受動的な想像や情念であり、生の不完全性に属する生理的な変容や様態にほかならない。
 
 
生に埋め尽くされている間は、我々は死について何も知らないし経験しない。ぼくが唯一死に触れたと言いうるのは、全身麻酔の経験によってである。