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放課後シンポジウム

2007-03-10 | 大阪府の行事・活動
国の行う施策「放課後子どもプラン」が4月から各自治体で実施されるのに伴う緊急の「放課後シンポジウム」が3/4にエル大阪で開催され参加して来ました。 主催団体の大阪学童保育連絡協議会の基調報告は地域コミュニティの再生と創造を重要視し学童保育や児童館等がファシリテーターとしての役割を担う事を強調しておられました。 シンポジウムは、吹田市の児童館職員の松田氏、守口市学童保育指導員の畠中氏、そして、枚方市の土曜日開放事業である「ふれ愛・フリースクウゥア」等紹介しながら、小学校の校長先生がコーディネーターの役割をされ、一緒に地域に子育て支援ネットワークを構築して元気に楽しく活発に活動しておられる枚方市津田南校区コミュニティ協議会の牧野氏と子ども達の放課後を考える上で実践的で有意義なお話が聞けました。 大阪樟蔭女子大学の福田氏は、子ども達の放課後が塾や習い事等でマーケット化する事の危惧と、生活の場を子ども達が主体的に作り出して行ける「場」が必要だと述べられていました。 フロアーからは、何人か発言があり、河内長野市で障害児学級の教諭をしておられる方は、①学校現場は未だ白紙で本当に4月から出来るのか?②障害児の放課後の現状③いまの学童保育学童どう変わっていくのかと問題提起されていました。 寝屋川市の教諭の方からは、中央小学校の教師殺傷事件以来の寝屋川地域での安全管理の例が上げられていました。 熊取の学童保育はNPO運営なのですが、その子育て支援NPOの事務局であり指導員でもある方からは、ネットワーク作りの大切さを発言されていました。 最後にこのシンポジウムのコーディネーターである奈良女子大学の中山氏から、今後のあり方として①地域の子どもを地域で育む②地域の空間を生かすと言う二つの視点が提起されていました。 又動きを待っているのでなく、こちらからどんどん情報を発信していく事が大切であるとも仰っていました。 行政や学校現場の方も沢山こられていて、大変学ぶ材料の多かったシンポジウムでした。