まど

細く開いた窓を覗いてみると、そこにはNikonD70Sを前に困惑している女がひとり・・・

冬には本のはなし1   たくさんのお月さまを探す

2008-02-26 22:39:56 | Weblog

・・・・・・寒いですね。
ただでさえ寒いのに、ばーちゃんが亡くなったりして、心もさむい。(涙)
もういっそ遅い冬眠をしたいところですが、仕事も忙しくって寝ているわけにもいきません。(泣)

なかなか写真も撮りに行けず、またしても間が空いてしまうので、ちょっと本の話などを。

私の子どもの頃は、親が家計から買ってくれる本といえば「小学○年生」とか学研の「科学」「学習」、あとは夏休みの課題図書くらいのものでした。
それでも、ごくたまに本好きだった父がお土産に買ってきてくれることがありました。
「星の王子さま」「くまのプーさん」「東海道中膝栗毛」「銀河鉄道の夜」など、など。

子どもの頃買ってもらった本は、その後親戚の子に渡ったりして、ほとんど私の手を離れましたが、特に面白かったと思うものは、大人になって古本屋で見かけたときなど手に入れるようになりました。

岩波書店の児童文学シリーズなどは版が重ねられているので、簡単に手に入りますが、何軒探しても見つからないものもある。
宝探しのようで楽しいことは楽しいのですが、あんまりスカばっかり引かされるとテンション下がります。

しかし、便利になったものです。
自分の足で探さなくてもクリックひとつで全国の古本屋から探していた本が送られてくる時代です。
私はここを使います。

http://www.kosho.or.jp/servlet/top

amazonでも古本を扱っていますが、カード決済をしたくないのです。
そこいくと「日本の古本屋」は本と一緒に振込用紙を送ってくれるので、私のようなアナログ人間にはちょうどいい。

先日、数年越しで探していた本が両方でヒットしました。出るときゃ出るものです。
父が昔買ってくれた本で「たくさんのお月さま」(ジェームズ・サーバー 絵/宇野亜喜良)というのです。
物語の内容はお姫様が月を欲しがり、まわりの大人が大人の頭で月を手に入れる方法を考える、が・・・、というもので、私にはそんなにピンとくるものではなかったのですが、挿絵が素晴らしかった。

 

宇野亜喜良さん、ずっと好きですけれども、わたしにとってはここが原点です。  
長年探した甲斐がありました。

 

大変気を良くした私は次の獲物を決めました。

http://www.ta-kumi.com/harimaze/publication/gallery/iwasaki01.html

ところが・・・・・、(つづく)