益田浩司のスポーツ三昧

日々スポーツと接する私。ランニング、ゴルフ、野球など とにかく、スポーツだーい好き。まさにスポーツ三昧

アジア大会2018ジャカルタ 女子マラソン。。。の件

2018年08月26日 17時22分07秒 | ランニング

前日行われた男子マラソンと同じく、ペースメーカはいないし、暑いし、つまりタイムを競うのではなく、3つのメダルを誰が獲るか?というところに主眼が置かれたレースだ。冬場に行われるペースメーカのいる引き締まった国内レースなどと比較したら、

「何チンタラ走りよるんや」という感は否めない。。

レースが動いたのは25㎞過ぎ。バーレーンのケリモ(チェリモ)が単独アタック。昨年の世界陸上マラソンのチャンピオンで自己ベストが2゜22’。もともとケニア出身でバーレーンに帰化した選手だけに誰も追いかけない。。



みんな、銀、狙いか…

残った選手が日本、韓国、北朝鮮の3選手。これは面白い戦いになった。。どうなることか。。



10㎞以上日本(野上)、韓国(チェ)、北朝鮮(キム)の選手の隊列で進む。

この勝負はなかなか面白かった。私は当初、この勝負は韓国の選手が銀を取ると思った。野上はずっと先頭を引き、一瞬韓国の選手に先頭を譲ったが、ずっと引き続けていた。北朝鮮の選手はずっと三番手。。。

先頭を引くというのは自転車ほどではないが、風圧を受け体力の消耗が激しい。その後ろで走る選手は風よけで先頭の選手よりは体力を温存しつつ走ることができる。これはもう常識となっている。

ただ、先頭の選手にもメリットがある。それは自分でペースを作れることだ。向かい風になった時、ペースが落ちる。後ろの選手は向かい風を感じないのでなぜ遅くなるのだ?と感じて前に出る。そこで体力を使わす。そのまま先頭が変われば、それまで先頭を引いていた選手は休むことができるだろう。いろんな場面、風、小刻みなアップダウンを利用して、スピードアップ、ダウンと自分のペースを作ることができる。

後続の選手は風を受けたくない場合は先頭の選手のペースに合わせて走らなければならない。その時にこそ、実は後続の選手は予想以上に体力を消耗しているのだ。。

韓国の選手は身長高く線も細く、ピッチを刻み相当楽そうに走っていた。というように見えた。が、一番最初に脱落した。予測だが、野上選手の細かなペースの上げ下げで体力を消耗していたのだろう。一度先頭交代した時に韓国選手の疲労度具合を野上選手は確認していたのかもしれない。

40㎞で野上選手がスパートしたところで、北朝鮮の選手がついていけず、勝負は決した。先頭を引いている野上選手は最悪4位と予想したが、銀とは。。。あっぱれ。

でも、2゜36’じゃ~~ね。

それにしても、ジャカルタの市民はマラソン競技とは全く縁がないのだろう、本当興味なさそうだった。インドネシアの人口2.6億人、日本のほぼ2倍だ。ジャカルタの人口は960万人で東京の927万より多いのに。。応援者はまばら。応援というよりも野次馬って感じ。。。自国の選手はいくら持ちタイム遅くてもエントリーしてるだろうに。。

警備員が写真を撮っている場面がテレビで映っていた。。何年も前の「ツールドフランス」で写真を撮っている警備員と選手が激突して大事故ってことがあった。自転車とランニングでは競技者のスピードは違うから、ランナーが警備員に激突しても大事故にはならないが、警備員としての職務遂行が適切に行われるとは言えない。

ちゃんと改善した方が良いと思う。。アジアの人がみんな見ているんだから。。。











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