日限山4丁目日記

横浜市港南区日限山4丁目は美しい町です。美しい庭・家は町を美しくし、人々を幸福にします。まちびと

狭小住宅が売れる時代は去った

2013年04月02日 | 日記
(株)ホーク・ワンは日限山4丁目で宅地2分割、狭小分譲住宅2棟建設計画を進めています。
前の宅地所有者が土盛りをして家を建設したため、地面が隣地より高くなっていました。
そこで隣家がこの土盛りを問題にしたところ、最初は地面の高さを隣家にそろえることに抵抗していたホーク・ワンが、そろえることに同意し、このほど盛り土を除去しました。

ホーク・ワンとしては近所に対して配慮したことを示したのでしょう。
これは結構なことですが、4丁目が望んでいることは宅地2分割中止です。
しかしホーク・ワンは、自社の経営理念に反し、4丁目の住環境に配慮することなく、宅地2分割を行います。

日限山2丁目で、三井のリハウスが宅地125㎡ぐらいの狭小分譲住宅を2棟販売中ですが、昨年12月に売りに出して以来、すでに4か月たつのにまだ売れません。
業を煮やした三井のリハウスは販売価格を200万円下げ、4800万円前後としましたが、やはり売れません。
昨年12月には12月築となっていましたが、今は4月築となっています。
5月になると5月築にするのでしょう。

宅地125㎡ぐらいの狭小住宅が売れる時代は去ったと思います。
若い人にとっても住みにくいからです。
狭苦しいので住む人がけがをしやすい、バリアーフリーにならず、車椅子が使えない、などの問題が提起されています。
延焼しやすい、町の住環境を悪化させる、負の遺産であるなどと厳しい社会的批判が出ています。

ホーク・ワンが計画している住宅も宅地125㎡ぐらいの狭小住宅です。
価格は1棟5000万円ぐらいとのことです。
この計画は時代の変化に対応できておらず、失敗に終わるのではないでしょうか。

買う側も不動産の資産価値を冷静に考えるべきです。
住宅供給過剰の中であえて社会から批判を浴びている狭小住宅を5000万円も出して買うのは大損です。
若い人だって家具が増え、子供が増えると狭苦しいと思います。
どうしても周辺の住宅と比較しますが、庭がないこと、家が小さいことを気にして生活するでしょう。
広い住宅に買い換えたいと思っても、借金返済が終わっていず、売りたくても値がつかず、買い換えができません。
コメント
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