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過疎化が急激に進んでいる中国山地を何度も往復していると、誰も住んでいない農家や集落がやたら多いことに気づきます。まだ無住になって間もない雰囲気の集落から、もうはるか昔に消滅してしまった集落まで様々です。
廃屋や消滅してしまった集落跡に向けてシャッターを切る時は、こちらもその被写体に向きあって気持ちを込めて撮るようにしています。
軽く通りすがりに写真を撮るには、あまりに深く思い何かが存在しているような気がするからです。
島根県の三瓶山から南に下った所にある千原という集落で、薪をうず高く積み上げた農家を見つけました。
石垣の周囲には黄色い花、軒の下には薪。人がちゃんと暮らしている気配があちこちに漂っています。
こういう元気な農家や集落に出くわすと、少しほっとします。
ついつい足取りも気持ちも軽くなり、シャッターも軽く押すことが出来ました。
明るい写真っていいなぁ。