LIFE is PHOTO Masa Takahashi

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Eテレバリバラを観て。

2018年08月12日 | Weblog

バリアフリーバラエティ番組
Eテレのバリバラ


今夜の主人公は、
友達とのコミュニケーションが
うまくいかない発達障害の小学生の女の子。

番組の中で女の子と一緒に
クラスのみんなで、
彼女の個性について
話し合うシーンを見ながら、
小学3年か4年の時、
クラス全員に取り囲まれて、
僕への糾弾会みたいなことが
あったことを思い出した。

担任の先生の言うことを
ぜんぜん聞いてなかった僕に
ブチ切れた先生が、授業の途中で、
急に「椅子や机を周りに寄せなさい!
高橋君、真ん中にたって!
みんなは周りで輪になって」
とか言い出して、
僕を1人真ん中に立たせて、
周りにクラスメートが取り囲んだ。

「みんな、高橋君にされた
嫌なことをいま言いなさい!」
とか言い出した。
誰に何を言われたか
思い出せないけど、
毎日一緒に遊んで
仲良しだと思ってた
近所の歯医者の息子が
「高橋君に200円貸してくれ
と言われて貸したのに
返してくれません」
みたいなことを
言い出したことだけは
覚えてる。

そんな記憶ないけど
と思いながら、帰りの時に、
歯医者の息子にさっきの話
だけどと言いに行くも、目を合わさず、話しも早々に逃げていった。
それを見て、あ、こいつ、
先生と友達の気を引こうと、
嘘話を作って僕を売り飛ばしたんだ
と言うことに気がついた。

会社の上司や
仲間内のボス的な存在
の顔色をうかがったり、
その場の雰囲気に合わせて、
自分のポジションを守るために、
自分の信条や思いなどを簡単に覆し、
人を切り捨てる人って、
その後も時々出会った。
朝日新聞にもいたし、
四万十町でも出会った。
彼らは、きっといじめっ子に合わせて、
周りでニヤニヤ笑ってる奴と同じなんだろう。

小中のころの僕は、
授業40分座ってることが出来ず、
途中から後ろで歩き出したり、
騒ぎ始めたり、廊下に出て
どこかに遊びに行ったり…。

かと思えば、この授業面白い!
とか興味を持つと、自分の興味に向かって
質問を繰り返したり、
おしゃべりするほかの子に
急に怒ったり…
まぁ、ちょーわがままな
自己中KYな奴だった。

その頃は、発達障害とか
アスペルガーとか
多動症とか、
そういう概念がまだなく、
全て落ち着きのない子、
問題行動をする子にくくられていた。

今日の主人公の女の子は、
日本全国どこにでもいる。
きっと各小学校に数人はいる。
僕はたまたま声が大きくて
クラスで一番ケンカ早かったから、
いじめの刃は僕に向かなかったけど、
みんなに取り囲まれて糾弾会なんて、
自殺しててもおかしくない状況
だったと思う。

他人の尊重とか個性とか
急に言われても、
現実の生活の中に
フィードバックすることもなく、
標語として頭の上をかすめて行く
だけだけど、
Eテレバリバラの根底に流れている
「人と人の境界をなくす」
「ノーマライゼーション」
「多様性」
といった思想が、具体的な授業を通して、
どの先生や親にも浸透していけば、
きっともっと、生きやすくなるし、
いじめも減るのだろうと思う。

いじめの周りで笑ってる人たちも、
その行為がいかに人間性の欠落した
情けない行為ということに、
気がついてくれるのでは、と思う。


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