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1982年 夏 札幌

再び札幌での生活が始まりました。
私はグリーのH君に頼んでIアパートへ転がり込むことに成功。
屋根裏のような部屋でした。
H君は札幌で就職してまだこのアパートに住んでいました。

私はアルバイトを探しに毎日出かけましたがなかなか生活をするだけの給料をもらえるところがない。
しかも、この年の夏は暑く、数時間外を歩いていると日射病になりそうでした。
それでなくても精神状態が不安定なのにこの暑さですから判断も鈍ります。
給料が高いと思っていけば、なにやら怪しげな教材販売だったりしたこともありました。

それでも2ヶ月ほどのバイトとをようやく見つけなんとか食いつないでいましたが、彼女とは心がすれ違うことが多くなり徐々に心が離れていきました。
当時彼女も仕事で不安定な時期にあり、お互いに疲れてしまったのだと思います。
皮肉にも私が札幌に来たことが裏目に出てしまったのだと思いました。
こういう時って、どんどん心が離れていくのが手に取るように分かるのです。
信じたくなかったけれど。。。

そんな中、IアパートではH君と色々な話をしたり、カレーライスを作って一緒に食べたりしました。
彼も心配していたと思いますが、常に明るく接してくれたのが嬉しかったな~
あの頃彼はローラースケートをやっていて、「やりたかったら使っていいよ!」といわれ、休みの日に気分転換に近くの公園まで行ってやってみた事があるのですが、これが意外に難しい!アスファルトの上で転んで膝を擦りむいてしまい血を流しながら、近くに住んでいた後輩のMちゃんのところに行き手当てをしてもらったことがありました。

IアパートにK君はもう住んでいませんでしたが、札幌で就職したS君やイルカちゃんも時々様子を見に来てくれました。
卒業しても心の支えはグリーの仲間達でした。

このIアパートでもその当時の思いを曲にしています。今でもその曲を歌うとあの頃のことを思いだしで胸が締めつけられる思いですが、ようやく、最近、思い出として振り返ることができそうな気がします。
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想い出の味 ヤキスパ

大学時代、グリーのH君はPPという喫茶店の常連でした。
私も何回か連れて行かれるうちに自然にマスターと顔なじみになりました。

ここのマスターが作るスパゲティがヤキスパです。
スパゲティに塩コショウ、ウスターソースで焼きソバのように味付けし、いり玉子を混ぜて炒めできあがり!
特別な隠し味があったかどうかはわかりません。
これに、黒パンを一緒に出してくれました。
これがシンプルながらうんまい!!!
やっぱソースが食欲をそそります!

KさんやMちゃんもよくここに来ていました。
私の彼女もときどき。。。
色々な話をしました。
ここで彼女とけんかしたこともありました。

久しぶりにこのヤキスパが食べたくなって作ってみました。。。
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