夢民―ゆめたみ―

現実逃避といわれようと、
日々の生活の中に
心地よきことや楽しきことを探し
記録してみるカナ。

一年の仕事始めに・・・(TT)

2006-01-05 23:37:46 | ひとりごと。
1月4日(水)仕事始め

今年は年末年始に土日が入ってしまい・・・
いや、私の場合は元旦から熱にうなされ
風邪で咳きこみ寝正月して
さらに夫にうつしたらしく夫婦で寝正月したせいで
休み明けが早く感じられたのですね~

それでも、仕事を持つ身は
『仕事始めこそが一年の始まり』といった気負いがあり
きっと今日あたりはお客様が少ない・・・と予想がつきながらも
気持ちよく仕事に行き
気持ちよく挨拶を交わし
テキパキと仕事をコナシテイテ
(やっぱり暇だったからお片付けや掃除をなんだけどね
『今年も更に良い年になりそうだ
と心から思っていたのでした。

そんな時に、前にも『商店街の猛者』などと書いた
東京生まれの福島育ち、大阪嫁いで40年・・・の
常連のお姉様がいらっしゃいました。

やはり生まれが福島だった旦那さんと福島に帰ってきたのに
住み慣れてきた頃に旦那さんを亡くし
見るからに痩せ、沈み、そこから徐々に這い上がり
最近ヨウヤク明るく振舞えるようになってきたお姉様です。



昨年の仕事納めの前日
「今年のお出かけは今日で最後ヤ
「ホントわナ、一年の最後くらいわナ、
   墨摺って筆で手紙書いてみようかと思ったけど
      やっぱり恥ずかしいからやめたワ
と言っていた。

私達が
「え~っ、一辺そんな手紙もらってみたい
「恥ずかしくないよ、素敵だ~っ」「欲しい欲しい
と暴れてみたら・・・

「じゃあ、気が向いたら書くワ」「アテにせんといてヤ~」
「ウチは娘居ないけど、アンタら娘のような気がするワ
と言ってくれました

そしてお調子者の私などは
「いや~んじゃあ、オカン元気でいい年迎えてや~
と、抱擁で私達との一年を締めくくったのでした
(私アホ丸出しきっと既に風邪の菌に侵されていたに違いない


そして、仕事初めの日に現れたオカンの手には
障子紙の残りで作ったと言う封筒と
同じく巻紙のお手紙がありました

「恥ずかしいから居ないうち読め
と買い物に出かけた彼女の背中を見送ってから読み出すと
オカンから私達オペレーター3人への気持ちが綴られた
達筆で、本当に気持ちの温かくなる感謝状となっていました。

お嬢様方には・・・などとユーモアも交えながらも
いろいろあって人間不信の時期もあったけど
いつもここに来て3人の変わらぬ笑顔に癒され
元気を取り戻して頑張っていける今は
3人に『感謝』の言葉しか浮かばない・・・といったような内容

ふざけてばかりでおバカな3人なのに
そんなに心から感謝されてしまって
恐縮するやら嬉しいやら・・・
でも、こんな風に素直に人に感謝する気持ちと
それを素直に表現出来るオカンってなんて素晴らしいんだろう

3人中1人は産休ですが
私ともう1人の同僚の2人は感動で言葉もなく立ち尽くし
「嬉しいね」
と同時に呟くも
この感動はそんな言葉一言には表現しつくせずもどかしい

5日である今日
産休の1人に出産祝いがてら病院に会いに行き
その手紙を見せる。

やっぱり
「嬉しいね~

私たちの仕事は、直接でないにせよ
町民の税金がまわりまわって運用されている。

絶対に近く、黒字の出ない事業だ。

でも、だからこそ宣伝等の経費はない。
実際に利用するお客様の口コミだけが宣伝だ。

かといって、お客様を宣伝に利用するわけではなく
どんなお客様にも納得して利用してもらうコトを前提に
どんなお客様にも冷静に対応し
気持ちよく利用してもらえるように
いつも3人で協力して応対方法を考え努力してきたつもりだ。

たった一人でも、そんな気持ちが通じてくれたのが嬉しい。

この事業を始めてくれた人にも感謝したいと言うので
責任者に伝えたら
「自分に対する感謝状でなくても、
   そういうお客様がいたというのが嬉しい
と、やはり感激していた

仕事へのやりがいや
更にこれからの飛躍への希望を持てるような気がする。

安時給のパート3人だけど
志は高く
「いつか黒字にしてやる
というのが、この事業が始った時からの目標だ

初年度の1日平均が
次年度である今年は1日平均10人UPした
春からの来年度は更に平均を伸ばしたい

『初心忘れるべからず』

私達の初心『お客様に愛されてナンボ』で頑張り続ける為にも
仕事は、アクセクせずに冷静な対応と処理
お客様とは、のんびりとゆったりとくつろげる癒し系のコミニケーションで
例年通りそんな風に頑張って行く勇気を
新年早々常連のオカンよりいただきましたね~

オカン、ありがとう