ヒーリングノート[東洋医学 漢方薬 中医学 手技療法(接骨 整骨 整体 カイロプラクティックを除く) 鍼灸(針灸)]

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※症例は患者様の同医済み.

フレデターは東洋医学的診察はできない。

2012-05-29 00:01:50 | 医学雑話
今年の初めに、指先を火傷して仕事に支障をきたしました。左なのですが、鍼灸師の左指というのは、患者さんの皮膚の状態を観察するためにも重要です。患者さんの皮膚温度を診る時に右手ではその違いがわかりませんが左ではどこが温度低下しているかわかります。機械的には測定できないくらいに微妙な差だと思います。
こないだテレビでやった「フレデター」という映画でフレデターの装備しているサーモグラフィーは、人間の体温を察知して襲うのですが、水中に入ったりして体温がひくくなった人間は、察知することができず、目の前に人間がいてもわからないので素通りするシーンがありました。もしもフレデターが鍼灸師になって、体表を診察しても、目の前の人間の体温を感じないくらい鈍感なので治療はできないですね。

ちょっと前、友人にウクレレとギターをもらったので、遊び半分に弾いていたら次の日は弦を抑えていた左指の感覚が鈍くなっていてこれも若干、触察に支障をきたしました。ギターを弾いている人の左指先をご覧になってください。指先の皮膚が分厚くなってます。そういうことで学生の頃に趣味でやっていたギターはもうやってません。

鍼灸師の使う鍼の先は目のようなもので、鍼がいったん体に入り始めると皮膚から下の状態は針先から指~脳に伝わります。例えば、針先が筋膜を通過したとか、結合組織に接触したというふうにまるで感覚神経が針先まで伸びているように情報が脳に送られるのです。頭が重いとか、すっきりしないという方の首から後頭部や顎の下の堅いところに鍼をするとキャラメルに鍼を刺したような感覚がします。痛みがあるくらいの重症の肩こりでは、後頚部にアメのような堅いものが皮下に存在しているのがわかります。そこに鍼を入れていくと時間がたつにつれてアメからキャラメルのように柔らかくなっていくのを感じます。ようは血流が盛んになってきているということで患者さん自信も感じるそうです。

最近、同業者の何人かが、骨折したりして仕事ができなくなっていました。指の大切さが身にしみる今日この頃です。 ですが、テレビを見ながらトンガリコーンを全部の指に刺して一つずつ食べていたら、ザクッ!という鈍い音がしました。間違って指まで齧ってしまいました。

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