家に鍼を打ち病気を治す。

体に鍼を打つ場合、幹部より離れたところにする場合があります。末端に行けば行くほど体の「気」は純粋となり、臓腑に影響を与えやすくします。もっと離れて体から出て更に離れた場所に打つ場合があります。これは冗談ですが、半分は事実です。

「気」というものは身体だけでなく万物に存在します。そんな中で家にも「気」は流れていて、「風水」もその考え方だと思います。これは風水ではないと思うのですが家に病人が出たとしたら、本人にとってよい「気」が循環するように、杭を打ちます。家の中心から測って一番よいポイントに杭を打ちます。これを「杭打ち」と言い鉄のものを使います。逆に悪いポイントに杭を打つと病気を引き起こすというのです。
例えば、病人が「火」の気質であれば、「木」か「土」の気が循環するポイントに杭を打ちます。鍼灸師の方はおわかりでしょうが「総称関係」となります。なので「相剋関係の「水」の気が循環するように杭を打つと、腎臓、膀胱の病になってしまいます。

中国医学を勉強していくと、こういう脱線もでてくるのがおもしろいですね。