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※症例は患者様の同医済み.

今も昔も未来も...安全なウィルス対策

2020-12-30 22:52:16 | 自然と医学

  昔から日本でも流行り病がありました。無論ウィルスの存在はわからなかったので、疫病神のしわざと考えていました。なのでこの季節になると魔よけの札を門柱にかかげ、家でじっとしていたようです。その魔よけの札が「桃符」として、未だに三重県で残っています。
 今ではウィルスが原因とわかっているのですが、徹底したウィルス対策をとったとしても、料理についたウィルスは除菌できないし、通勤電車内はウィルス0ではないわけだし、100パーセントというのは無理ですね。もしもウィルス1個だけで発病するのなら、ほとんどの人は罹患しているはずです。そうなっていない理由の一つとして、最少ウイルス粒子数というのがあります。例えば、インフルエンザの場合、100~1000個なので、1個だけでは発症しないことになります。100~1000個の幅があるのは、人によって免疫力に違いがあるので、その差じゃないかなとおもいます。がん細胞も毎日体内で発生しているのに、すべての人ががんにならないというのもやはり免疫力のおかげだと思います。なので免疫力をつけることがいかに大事かということになるんでしょうね。ただ、インフルに罹患している人の鼻には数100万のウイルスがいて、鼻汁1mL数百万。います。これが、くしゃみ1回で約200万個咳は10万個、
のウイルスが飛するので、マスクでもしてないと、けた違いのウィルスが入り込むことになります。

消毒、殺菌、除菌...大切だとは思うのですが、これは人間社会だけが自然界から切り離すことになるのではないかと思うんです。そもそも生き物はウィルスや菌と共存してきたのですが、これを必要以上に排除してもいいのかなと思います。
 肌は洗いすぎでバリアが壊れると、かえって不衛生になると、よしき皮膚科クリニック銀座・院長の吉木伸子先生は言われてます。先生によれば、肌の表面には皮脂膜があり、pH(ペーハー:水素イオン濃度)を弱酸性に保ち、 さらにそこに善玉菌(表皮ブドウ球菌など)がいて、悪玉菌の繁殖を抑えていますが、洗い流してしまうと、悪玉菌やウイルスが繁殖しやすくなるということです。また、消毒しすぎて皮膚が乾燥して荒れている人もいないでしょうか。培養検査をすると、健康な皮膚に比べて数十倍もの菌が検出され、手荒れが進むと慢性的に菌が棲みつき、その手で調理すると食中毒の原因になることもあるそうです。これが皮膚が薄い子供の場合は深刻で除菌成分は、皮膚から吸収され、血中に入ったそれらの成分の健康への影響が懸念されるとのことです。

 思うに、このような過剰な消毒による無菌社会は抵抗力のない子供を育てることになるはずです。そうすると将来的には更にアレルギー疾患を持つ子ともを増やすことになるんじゃないかなと思います。
今後、色々なウィルスが出てくるかもしれませんが、
やはり安全な一番の対策は今も昔も未来も「stayhome」のような気がします。

追伸
来年、2020年であってほしいと思う人も多いかもしれませんが、こういうことがなければ、気づかずに一生を終えたのではないかと、考えさせられる年でした。会話、深呼吸、ふれあい...、普通にできていたことができなくなる。そう考えると普通というありがたさが身に染みて、空気、水...すべてのものがいとおしく思えてきます。
「贅沢は言わないから、普通の人はいないものかな」ということを、職場の人間とか恋愛太衝(肝経)に求める人がいますが、普通の人を求めるのが、贅沢であって、一般的な普通の人というのは相当いい人だと思います。
普通の生活が営めるというのは贅沢なことだと気づかされました。


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