父ちゃん日記

畳職人としても親としてもまだまだ半人前、そんな父ちゃんと子供の成長の記録

ショロのほうき

2008年12月23日 | Weblog
今日、伺ったお客さんからの一言
「畳屋さんこれ直せる人知りませんか?」
行商で買ったのですが、たいして使わず柄が折れてしまったと
粉が出てきたそうで虫が食っていたのかな?っと
でも 大切にしたいから修理をしたいと大切に保管していたそうです。

知ってます!!
俺はこの「ショロほうき」を作られたお婆さんと
以前、出会っていたのです。
名刺を頂いていたので連絡を・・・
今は旦那さんもお婆さんも体調が悪くこの仕事を辞めていると
若夫婦さんと思われる方と話をしました。
とても親切に対応して頂きました
作られたお婆さんは「どう壊れてしまったのか」見たいと
これこそ職人です
でも 高齢の為、修復をしたくてもできないと・・
このお婆さんの職人としての気持ち
そして だんだん なくなる
古き良き時代の手の込んだ
心のこもった作品が少なくなってしまうのは
さみしいです。