SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
76歳の一人暮らし。

料理界のモーツァルト

2024-05-23 21:52:00 | 日記

以前、BSで
三国清三氏の
「最後の授業」を
拝見しました。

初めてのヨーロッパは
スイスだったそうですが
そこで出会ったのが
料理界のモーツァルトと
呼ばれた
フレディ・ジラルデ氏
だったそうです。
彼は
ポール・ボキューズ、
ジョエル・ロブションと共に
「世紀のシェフ」と
呼ばれましたが
天才的な閃きの
料理人でいらしたと
話しておられました。

   ✨✨✨✨✨
 
昨日はモーツァルトの
ドン・ジョバンニでした
このオペラにも
モーツァルトのお遊びが
仕掛けられています。

第1幕の最後
宴会でダンスが
踊られますが
そこで
3つの異なる拍子の舞曲が
同時に演奏されるのです。
(゚∀゚)

舞台下のオーケストラで
「メヌエット」が
4分の3拍子

舞台上の小オーケストラが
4分の2拍子で
「コントルダンス」を。

舞台上の
別のオーケストラガ
8分の3拍子で
「レントラー」を演奏します。


この3つの音楽

「メヌエット」は
貴族であるアンナと
ドン・ジョバンニが踊り

「コントルダンス」は
やや格下の貴族の
エルヴィラと
従者のレポレロが踊り

「レントラー」は
村娘のツェルリーナと
農夫のマゼットが踊るのです。

モーツァルトならではの
天才的な仕掛け。

3つの音楽が正確に
演奏されると
申し分ないのですが
実際の演奏では
とても難しいのです。

日舞と社交ダンスと
盆踊りの音楽が
同時に流れる……との
解説を拝見したことが
ありますが
とても腑に落ちました。
(笑)