教会の聖堂に4本の蝋燭と
白百合を持った
大天使ガブリエルと
聖母マリアの像が
置かれていました。
写真を撮りましたが
逆光でしたので
エル・グレコの絵を
お借りしました。
この場面は「Ave Maria」
の前半の部分です。
アヴェ・マリアは
「天使祝詞」と呼ばれていて
キリスト教の最も代表的な
聖母讃歌です。
前半は新約聖書ルカ福音書
第1章28ー42で、
天使ガブリエルと
親族のエリザベトからの
マリアへのお祝いの
言葉なのです。
✨✨✨✨✨✨
「Ave Maria 」は
グレゴリオ聖歌の他に
ジョスカン・デ・プレ、
トマス・ルイス・デ・ビクトリア、グノー、ロッシーニ、
アルカデルト、シューベルト、パレストリーナ、
ブルックナー、リスト、
メンデルスゾーン、
ブラームス、フランク、
カッチーニ、ホルスト、
エルガ―、オルフ、プーランク、ストラヴィンスキーなど
数えきれない位、
多くの作曲家が作曲して
います。
日本語訳
めぐみあふれる聖マリア、
主はあなたとともに
おられます。
主はあなたをえらび、
祝福し、あなたの子イエスも
祝福されました。
神の母聖マリア、
罪ふかいわたしたちのために
今も死を迎えるときも
祈って下さい。
✨✨✨✨✨✨
一番良く耳にするのは
19世紀フランスの作曲家の
シャルル・グノーの
アヴェ・マリアでしょうか。
この曲の伴奏は
バッハの平均律曲集第1巻
1番のプレリュードです。
他人の作品を自らの創作に
利用することを「引用」
あるいは「パロディ」と
言いますが、グノーの時代、
引用は創作として高く評価
されていたようです。
グノーのアヴェ・マリアの
スコアですが、
聖母マリアの象徴である
白百合の花が描かれ