SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

音楽落語?

2022-11-07 22:51:00 | 日記
今朝は昨夜のマ―ラ―の
4楽章のみを聴きましたが、
それでも25分かかります。
長いですが、再び涙。(笑)

  🍁🍁🍁🍁🍁🍁

午後はドイツ在住の
昔の生徒が帰国し、
レッスンに来てくれました。
コロナ禍で3年ぶりですが、
時間の経過など感じない
再会です。

彼女が自宅で開催している
コンサ―トの演奏曲目を
聴かせて貰いましたが
とても時間が足りない。

その後、ドイツ人の
ご主人さまも加わられ、
ティ・タイムになりました。




コンサ―トのMC役は
ご主人だそうですが
クラシックの作曲家や
演奏家のユ―モア溢れる
エピソードを紹介される
ようです。
お茶を頂きながら
次々にお話を披露して
下さるので、
お腹を抱えて大笑い。

いつも魅力的な曲を
持ってきてくれますが
今回、吃驚したのは、
楽譜が見つからず
YouTubeから書き写した
手書き譜で演奏しました。

ベルリン・フィルハーモニー
交響楽団の通訳の
ボランティアも始めて
音楽に満ちた人生を
満喫しているようです。

お二人を見送ったあと
大きな太陽が西の空に
沈んでいきました。

  
  🎶🎶🎶🎶🎶

昔懐かしい、ファリャの
「火祭りの踊り」の楽譜を
半世紀ぶりに
開きました。

スペイン国民主義音楽の
マヌエル・デ・ファリャの
バレエ〘恋の魔術師〙より
「火祭りの踊り」
悪霊を払うためにジプシー達
が情熱的に踊る迫力満点の
音楽です。

ファリャ自身が編曲した
組曲にも使われ、
「オ―ケストラの少女」で
アルトゥール・ルービンシュタインが弾いて有名に
なりました。

ルービンシュタインの
18番のアンコールの曲
になりましたが、
手の上げ方が
すごいです。(笑)


  









涙が、、。

2022-11-07 08:55:00 | 日記
今夜はブロムシュテット氏
(95歳)とN響の演奏を
美味しいお紅茶を淹れて
待っています。

  🍁🍁🍁🍁🍁

6月に転んで、
入院されたようですが、
すっかり回復されて
来日されました。
コンサ―ト・マスタ―の
篠崎氏がエスコートされて
舞台上へ。
椅子に座られての指揮です。


   🍁🍁🍁🍁🍁

マ―ラ―「交響曲第9番」

1910年にオ―ストリアの
グスタフ・マ―ラ―が
作曲した最高傑作です。

マ―ラ―は10曲の交響曲を
完成させましたが、
9番目にかかれたものは
内容は交響曲ですが
番号を付けませんでした。

交響曲は作曲した順番に
番号をつけるのですが、
べ―ト―ヴェンが第9番を
書いて亡くなり、 
その後の作曲家も9曲以上
残すことが出来なかった
ことから、クラシックの
作曲家に取って9曲目は
死を予感させるもの
だったのです。

マ―ラ―は9番目に作曲
したものに「大地の歌」
名付けましたが、
完成後も無事だったので
次の曲に安心して第9番と
名付けました。
翌年に10番に
取り掛かりましたが
書く途中で亡くなり、
「9」という数字は
マ―ラ―に取っても
運命的な数字に
なってしまったのです。

    🎶🎶🎶

4楽章は天国的な
世界が広がります。
最後にマ―ラ―は
「ersterbend」と書いて、
消えるような音での演奏を
要求しています。
「死に絶えるように」の
意味で弦楽器が
最弱音(pppp)で
フェ―ドアウトして
いきます。



  🍁🍁🍁🍁🍁


今日は音楽で
2回も涙する日に
なりました。


特にブロムシュテット氏が
最終楽章を振り終えたあとの
長いフォ―カスと、
篠崎氏等に支えられ、
アンコールに応えられる姿に涙が止まりませんでした。