百物語改め「九一三・六物語」

夢日記・百合・数学・怪談・神社その他

1年は平均何日か

2015-04-21 | 

1年は基本的に365日です。
ですが、4年に一度うるう年があり、その年は366日です。
つまり平均的にはおおよそ365日と1/4日すなわち365.25日です。

もっと正確にいうと、
・4年に一度、4で割り切れる年はうるう年
・ただし100年に一度、100で割り切れる年はうるう年でない(平年)
・ただし400年に一度、400で割り切れる年はやっぱりうるう年
となっています。

400年あった場合、4で割り切れる年は100年あります。
そのうち100で割り切れて400で割り切れない年は例外的にうるう年でなくなります。
そのような年は3回あるので、400年間でうるう年は97回です。
結局
400年=365日×400+97日=146097日
となります。
1年の日数は平均的に
146097/400=365.2425日
です。
1太陽年(地球の公転周期)が365.2422日ですからかなり近いです。(近づけるためのうるう年なので当然ですが)

google先生に「1年 何日」と聞くと365.242199日と答えます。
これはカレンダー上の1年でなく公転周期の日数で考えているようです。



ちなみに上記の400=146097日は7で割り切れるので、400年ごとにカレンダーは繰り返します。
別の言い方をすると、400年分のカレンダーをすべて覚えれば日付を聞いただけで計算せずに曜日が分かります。
400年分覚えるよりは計算方法を覚えたほうが早いと思いますが。

手で曜日計算をする方法です↓
http://blog.goo.ne.jp/lx2x5350/e/fe03da734d1a004eaa8c477ab6a22538

うるう年についての少し詳しい説明↓
http://blog.goo.ne.jp/lx2x5350/e/51d63d8d77ad00e04109a8eb48ea2e2a

うるう年判定フローチャート↓


2015年(平成27年)2月のカレンダー

2015-02-08 | 

今月のカレンダーを見てみます。
多くのカレンダーは日曜が左端です。
その場合、綺麗に日付が4段に収まっています。
これは28日しかない2月のみにあり得ることで、
また、1日が日曜である場合に限ります。
これが起きるのは、木曜日から始まる平年のみです。
次に起きるのは11年後の2026年です。
平均的には9年に1度ほどしか見られません。貴重です。

 

今月のカレンダー↑。日めくりカレンダー.comより

 


節分の日付と2015年の恵方

2015-02-03 | 

節分は豆をまく日です。
サザエさんでは鬼に扮した泥棒が来るネタが毎年のように
放送されます。

日付は2月3日ですが、本来は立春(黄経が315度のとき)の前日なので
春分・秋分などのように多少前後します。
(これは日付が同じでも年によって地球の位置が違うためであり、
公転周期が自転周期のちょうど365倍でないことによります。
それを修正するのがうるう年です)
しかし1985年から2024年まで(40年連続!)は2月3日のようですので、
当分は節分=2月3日という認識でよさそうです。

また、恵方(歳徳神さまのいる方角)を向いて巻きずしを食べるならわしがあります。
2015年の恵方は西南西と言われますが、正確には
西から15度左を向いた方角
です。15度の目安は時計の秒針が2.5秒に進む角度です。
(北を12時としたときの8時半の方角とも言えます。
恵方は十干によって定まるので、西暦の下一桁でわかります。
それをオートマトンっぽく書くと以下のようになります。図中の数字は西暦の下一桁です。


矢印は歳徳神さまが動く様子です。


2015年(平成27年)のうるう秒

2015-01-25 | 

今年2015年の7月にうるう秒が挿入されることになったようです。
以前うるう年について書きましたが、うるう秒はうるう年に比べて知名度が低い気がします。
うるう年は一日まるごと増えるので影響が大きいですが、
うるう秒は1秒増えるだけなので生活に影響がかなり小さいからでしょう。

・いつ「うるう秒」を挿入するのか
独立行政法人情報通信研究機構のプレスリリースによれば
「平成27年(2015年)7月1日(水)
午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間

「8時59分60秒」を挿入します。」
だそうです。
電波時計以外は7月1日9時に時計を1秒遅らせる必要があります。

・なぜ挿入する必要があるのか
(原子時計における)1日は60秒×60分×24時間=86400秒です。
それに対して天文の動きに準じた一日の長さ(LODと言うようです)
は86400秒より少しだけ長いので、
協定世界時 (UTC) と太陽の日周運動
の間に差がでてしまいます

それを調整するためにうるう秒があります。

余談として
うるう年は天体の年周運動と日付を合わせるためのもの、
旧暦での閏月は天体の年周運動とカレンダーの月を合わせるためのものです。

・なぜ午前9時という半端な時刻に挿入するのか
協定世界時における午前0時が日本での午前9時だからです。
例えばイギリスでは午前0時にうるう秒が挿入されることになります。


↑原子時計の写真