セミの一生

2011-07-29 10:00:59 | DAIRY
小学校の周りに桜の木がたくさん植わってます。
フト、足元を見るとなんとセミの抜け殻が・・・

地面の中から這い出てきて、サナギからセミになる。
そして1週間という短い一生をおくる・・・

とまあ、セミって1週間しか生きれなくてかわいそうねなんて話ですが、
じつは昆虫の中でもセミの一生は長いほうらしいです。




夏、枯れ木に産卵するセミのお母さん。
卵は翌年の梅雨に孵化し、幼虫は枯れ木の隙間から出てきて
いったん、脱皮して土の中にもぐる。
ここから長い地下生活の始まり。
およそ3~17年(アブラゼミは6年)の地下生活の内、
幼虫のセミは4回脱皮する。
地下にいるから安全ってわけではなく、天敵のモグラもいる。
晴れた日の夕方、日が落ちてからセミは土中から這い出てきて羽化する。
明るいうちはスズメバチやアリに狙われるので、暗くなるまで羽化しない。
夜間の間に羽を伸ばして、敵の現れる朝には飛べるようなる。



とまあ、一週間どころか生きてる期間は長いらしいです。
17年も生きるなんてびっくりです。
でも羽化して飛び立ちミンミン鳴けるようになるまでに
一苦労って事は確かですよね。
1週間いっぱい鳴いて一生を閉じる。
でもこの成虫期間も俗説らしく、1ヶ月くらい生きることもあるとか。

昔に比べて樹木が少なくなってきてますよね。
樹木のある場所の土の中にはセミの幼虫がワンサカいるって事でしょうか?
人間社会も昆虫社会も競争率は激しいんですね。