旅してマドモアゼル

Heart of Yogaを人生のコンパスに
ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

堺雅人の旅

2006-05-21 | ほかの話
昨晩の「ダ・ヴィンチ・コード ミステリースペシャル」
堺雅人ファンの皆様はもちろんご覧になったことかと。
いかがでしたでしょうか。

…って他人ごとかよ?

マグダラのマリアの生涯を追う旅
エルサレムやエジプト、イギリス、南フランスと旅する堺さんの姿
いいなー
絵になるなー
白いシャツがすてきだなー

…満足したのはそれだけでした。

番組的には、「謎解き」と言いつつ、ほとんどが「ダ・ヴィンチ・コード」原作に書かれていることだったり、キリスト教やダ・ヴィンチに関する新しい文献に書かれていることだったり、新鮮味はいまひとつ。
「ダ・ヴィンチ・コード」の原作を読んだ人や、原作から興味を抱いて、そのあたりの関連文献を読み漁った人にとっては、ちょっと肩透かし…だったのではなかったかと。

唯一この番組で一番目を奪われたのは、堺さんが訪れたロスリン礼拝堂。
ここは実際に行った事がないし、原作の中でも描写されていた円柱から天井まで覆いつくされた、驚異といっていいほどの彫刻群。
あの映像は、本で読んだだけではイメージできないですよね。
そして、謎めいた彫刻がじつは音階を表現しているという推測。
そこから生み出された音楽。
その音色を目を閉じて聴く堺さん。

……私も至福の時間だよ……

総括。
思っていたより、堺さんの出番がいっぱいあって正直びっくり。
旅の映像だけかと思ってたら、ちゃんとスタジオ撮りもあったし。
これを機会に、こういう知的ドキュメンタリーの仕事をバンバンやってほしい。
「予習好き」の堺さんにピッタリの仕事だと思うし。
NHKの「世界遺産」の番組でもレポーターで使ってくれないかなー

25 Agosto 1997 , Venezia(4)

2006-05-20 | 海外旅行記(2000年以前)
世界の大広間、サンマルコ広場。

という形容がほんとにふさわしいと思える風景です。
この写真は、サンマルコ広場の向かいにある、サン・ジョルジョ・マッジョーレ島に建つサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の鐘楼から写したもの。

ヴェネツィアが世界の商業貿易の中心地だった時代の面影が、そのまま残っているかのよう。…ほんとに素敵な街です。

地球の温暖化の影響で海水が年々上昇し、水路にめぐらされたこの街も危機に瀕しています。
水浸しになった街の中を、靴を脱いで歩く人々を見て、街そのものが世界的遺産であるこのヴェネツィアが、いつしか水中に没してしまうのではないか、そんな焦燥にも似た思いに囚われました。
温暖化の原因になりそうなものはなるべく使わないようにと心がけながらも、これはやっぱり国家的な対策を講じてもらわないとなーとも思います。

クールビズ 笑ってられない 時代来る  

25 Agosto 1997 , Venezia(3)

2006-05-18 | 海外旅行記(2000年以前)
お約束のサン・マルコ寺院です。

街の守護聖人、聖マルコを祭る「黄金の教会」。
ロマネスク・ビザンチン様式で、内部はモザイクや金箔で飾られています。
黄金の衝立「パラ・ドーロ」や、ビザンチン帝国の遺品が展示されている宝物館が見ものです。

……といっても、あまり記憶に残ってないんですよね。
ヴェネツィアは確かに美術品の宝庫ではあるのですが、そういう何か目に見えるモノではなく、この街の空気というか佇まいというか、いわゆる街そのものに魅了されたんですね。
2日間しかなかった滞在をほんとに心から惜しんだ場所です。

なので、まだまだヴェネツィア紀行はつづきます。

25 Agosto 1997 , Venezia(2)

2006-05-17 | 海外旅行記(2000年以前)
イタリア旅行のヴェネツィア編のつづき。

写真の場所はサン・マルコ広場。
サン・マルコ寺院やドゥカーレ宮殿など、観光名所が建つヴェネツィアの中心的広場。
あの皇帝ナポレオンも「世界で最も美しい空間!」と叫んだそうです。
……私も同感です。

なにしろ、このときの旅先で一番気に入った街は、ここヴェネツィア。
私より前にイタリアに旅行した友人は「フィレンツェが一番よかった」
と言っていたのですが、うーむ…フィレンツェは……うーむ!

ま、いいや。フィレンツェの話はあとで出てきますから。

とにかくフィーリングがぴったり合ったのはヴェネツィアだったのですよ。
イタリアの中で一番住んでみたい街です。

さて。
ドゥカーレ宮殿はもちろんツアーの見学コースに入っていまして。
ここは、ヴェネツィア共和国の最高権力者であった総督が住み、立法・行政・司法の中心だった建物です。
総督の居室や執務室などの各部屋には、ヴェロネーゼらのヴェネツィア派の画家たちの見事な絵画が飾られています。
そのなかでも、2階の大評議室を飾るティントレットの大作「天国」は、7.45m×24.65mという最大のカンヴァス油絵。
目に入った瞬間に(入る大きさではないですが)圧倒されます。
フツーありえない大きさだよね?
高さ7.45mって何階建てだよ?

明日はサン・マルコ寺院の写真をお届けします。

※ヴェネツィアは素敵な写真がいろいろあるんですよー
 なので、ヴェネツィア編、しばらくまだまだ続きます(笑)

ひさしぶりに

2006-05-16 | ほかの話
最近、岡田君や小栗君の話しかしないので
私がこのお方のファンであることが忘れ去られているようですが

ひさかたぶりの堺雅人ネタです!!!

昨日の読売新聞夕刊。
ヨソ様で情報をGETしていたにもかかわらず
週明けの仕事疲れで新聞広げるまですっかり忘れてました

ウワサの、ていうかファンには周知のことですが
「ダ・ヴィンチ・コード・ミステリースペシャル」(20日午後9時フジ系)
に関するインタビュー記事。
書かれている詳細は、ヨミウリオンラインに掲載されてますので、ぜひご熟読ください。

それにしても4カ国を10日間かけて旅されたという堺さん。
別の意味でうらやましいぜ……(旅心刺激されまくり)
でも、とーってもいい仕事だと思いますっ♪
こういう「実のある」仕事をガンガンやってほしいですっ!

「ドラマや映画の出演が決まると、必ず物語の人物や背景を熱心に調べ、役作りに生かす。『形になる前のあれこれに、思いをはせる時間が好きだったりする』。今回も小説の関連本などを何冊も読んで旅に臨んだ。」

ファンなら知っている堺さんの“習性”ではありますが
こんな風に記事に書かれると、あらためてその姿勢を素晴らしいと思うのです。

一視聴者になりきって前知識なしで自然体で臨む、という人もよくいますが
それはそれでまたひとつのアプローチ法としていいんですけどね
堺さんのように研究心・探究心をもって取り組んでくれると
こういう番組の場合、より一層「知的」なものになると思いますよね。

「安易なコメントを押しはさむのがためらわられた」
と堺さんご本人の弁ですが…
それはやっぱり前知識を持って臨んでいるからなんでしょうね。
知識の裏付けが目にするもの、耳にするもの、触れるものに抱く感動を
さらに深いものにするんだと思います。
それこそ、言葉に出せないほどの感動を。

いや、それにしても
読売新聞のインタビューの中身はファン泣かせですよ。

「柔らかく高音の美声で、丁寧に受け答えする。自然体のようでいて、言葉の奥に何かを含ませている印象も受ける。今回の旅のように、知れば知るほど謎めいて、さらに興味を抱かせる。何とも魅惑的な人物だ。」

記者の方にブラヴォー!!!

ちぇんじ

2006-05-15 | Music & Art
ヤマハの音楽教室、やめました。

べつに先生に不満があったわけではなく…ていうか、とてもよく教えていただいていたので、なんだかとても申し訳ない…という感じです。

ちょうど今まで教えてくださってた先生が産休をとり…
今月から他の先生に代わったところでもあり…
ピティナを通じて、家の近くの講師を紹介してもらったので、思いきって(?)そちらに変えることにしました。

ヨーロッパの音大大学院を卒業し、今は音高のピアノ課の教師をしているという今度の先生。
自宅にグランドピアノが2台あって、教え方はNHKの「スーパーピアノレッスン」みたいです(笑)
再開したときからコツコツやっていたハノンもツェルニーもインベンションもすっとばして、「基礎は十分出来てるので、やりたい曲をどんどんやりましょう」と。
何が弾きたい?と問われて、小さな声で「らふまにのふ」と答えながら、まあそれはまだ先でいいのですがと速攻であきらめて(苦笑)
ドビュッシーだのシューベルトだの思いつくまま挙げたのですが、あの「熱狂の日」の余韻がまだ残っていたのか、うっかり「モーツァルトもやりたいですね」と口がすべってしまい、子供の時に苦手としていたモーツァルトのソナタをやることに。
先生からは5番(K283)と9番(K311)を薦められましたが、うーん…うーん…
まだどれを弾こうか決めてません。悩みます。

それにしても、ヤマハのときにも先生が変わって思ったのですが、先生それぞれ教え方がまったく違うんですよねー
同じヤマハでも、最初の先生と次の先生とは教え方が真逆だし。
今度の先生はまたさらに違うし。
どれがいいというのはないと思うのですが、やっぱりあとは先生との相性でしょうか。
相性といっても初対面で分かるわけではないのですが、今度の先生は「コンクールを目指したい」という私の意向をかなり意識したレッスンをしてくれるようなので「合ってる」という感じがします。

というわけで。
最近、ピアノの練習に時間を取られて、ドラマをちっとも見てません!!
ついに「巧妙が辻」まで録画組に……
「ギャルサー」の録画が3話分たまってる……
「クロサギ」も先週のをまだ見てないの……

…こんなにためて、いつ見るんだ私?

25 Agosto 1997 , Venezia

2006-05-14 | 海外旅行記(2000年以前)
ついにやってきました水の都ヴェニス。

ラグーナに点在する100以上の島々からなる水上都市です。
その中心のヴェネツィア本島には150もの運河が巡り、400を超える橋が街を結んでいます。
ヴェニスのメイン通りともいえるGrand Canal(大運河)沿いには、共和国時代の歴史ある館が建ち並び、往時の栄華を物語っています。

ヴェネツィア本島に到着してすぐにゴンドラ・セレナーデ・ターイム!!
Gondola Servizio! Wao!ロマンチーック
……って、早朝っすよ?
朝っぱらから、いきなりロマンチックな気分になれったって無理でしょうが。

とにかくこの日はバカみたいにいい天気で。
朝から朝陽がサンサン
もう太陽の光がまぶしいまぶしい

まあこれがツアー客の宿命なのでしょう。
大勢の人数をまとめてセレナーデするには、まだ普通の観光客が来ない早朝が狙い目なわけですよ。

でもなんだかねー
朝っぱらから、たくさんのゴンドラが行き交ってて、それぞれすれ違い時に手を振ったり、写真を撮ったりしてますから?
カップルでうっとり…というような感じではないかもですよ。
狙うなら、サンセットの時間でしょう

24 Agosto 1997 , Padova

2006-05-13 | 海外旅行記(2000年以前)
同じ日、ヴェローナを後にして向かった先は、中世がそのまま残ったような街、パドヴァ。
ここパドヴァは、学生の街とも呼ばれている学術と文化の都市。
13世紀創立のパドヴァ大学では、かつてあのガリレオが教鞭をとり、ヴェローナの街でもお見かけしたダンテやペトラルカらが学んだという。
また、この地で没した聖アントニオを祭る、サンタントニオ教会はイタリアでも有数の聖地なのです。
←ここがサンタントニオ教会。
イタリアで最も重要な巡礼地のひとつ。
聖アントニオは様々な奇跡(様々ってなんだよ?)を起こし、1231年にこのパドヴァの地で没しました。

ちなみに、イタリアはバチカンを擁するお国ですので、バリバリのカトリック国です。
なので、教会はとーっても神聖な場所。
短パン、タンクトップでは入れませんので気をつけましょう。
(入り口で係の人に止められます。団体旅行だろうと関係なし)
スカーフを1枚持っていると重宝します。(ホテルとか、冷房がやたらと効いてる場所もありますし、いろいろと便利です)

期待湧く

2006-05-12 | お手軽ケータイ日記
『もののけ姫』の放送後に流れたジブリ最新作『ゲド戦記』の予告映像。
前に映画館で見た予告編より2倍3倍増に映像が増えて、なんかなんかあれですよ?すごくいい感じなんですけど!
岡田アレンの声も早く聞きたいよー!
公式サイトの制作日記や監督日記では、岡田君の声への評判がすごく高いので、もう待ちきれないんです~
まあ『花よりもなほ』も来月から公開ですから、焦ることはないんですがね。

本気です

2006-05-11 | Music & Art
先生から「脱力して」「脱力よ」「もっと脱力して」と
これでもかとばかりに連呼され続けたそのわけが、目からうろこ。

フランスの名ピアニスト、アルフレッド・コルトー
そのコルトーの高弟マグダ・タリアフェロ
そのタリアフェロに教えられた日本人ピアニスト田村安佐子

コルトー著の「ピアノ・メソッド」と田村氏著の「ピアニストへの基礎」
両方を併用したほうが効果がありそうで、でもとりあえず「ピアニストへの基礎」を先に読んでみたのですが、「ピアノを弾く」ということの本当の意味に目を見開かされました。

…もう少し、いやもっと前、いやもっとずっと前に、この本と出会っていたら、きっとピアノを続けていたかもしれないのにー!(たぶんね?)

なぜピアノを弾くために「脱力」しなくてはいけないのか、ということがこの本には理論的に説明されてるのです。
タリアフェロのように95歳で亡くなるまで、長く演奏活動を続けていくためには「脱力」がそれこそ欠かせないものなのですね。

そしてこれもまた、私の先生が何度も指摘しているのですが……

「背筋を伸ばす」「上半身を揺らさない」「呼吸して!」(←笑・ホントです)
先生が言っていたことがそのまんま、本の中にも書かれていて、あらためて「ああ、やっぱりアカンのね」と納得。

本に載っていた脱力体操を毎朝こなし、ピアノに向かってタリアフェロとコルトーが残したピアノの訓練(指の筋力運動のようなもの)。

なんたって本のタイトルが「ピアニストへの基礎」ですから
まだまだ基礎ですよ。
でも、サブタイトルの「ピアノの詩人になるために」をまさに目指して、ひたすらコツコツコツコツ……(注:鍵盤を叩く音ですよ?)