みんなしてなんじょにがするべ!

今なすべきは意見を持ち発言すること。どうも心配な雲行きのこの国、言うべきことを静かにしっかりと言い続けたい。。

竹下亘さん、知事は国会議員の手下ではありません

2021年02月19日 | 憲法守るべし
自民党の幹部、元幹部の発言の質の低さにまたまた驚いた。今度は竹下亘という元幹部だ。
島根県知事が、「政府や東京都のコロナ対策が不十分なため、東京オリ・パラは中止した方がよい」というような発言をされたことに対して、「コロナから遠いところにいる知事が、けしからんことを言うな。知事を呼んで意見しなければならん」と息巻いていた。あの地方のボスのつもりでいるようで、知事をまるで子分とでも思っているのか、憲法の定め・地方自治など眼中にはないというのか。
「オリ・パラの中止も考える時だ」という声は大きくなってきている。島根県知事の発言は、県政に責任をもつ立場からの発言であり、政府や国会はそうした意見をよく聞いて国政に生かすのがあたりまえであって、「呼んで意見する」などと公言することは恥ずかしいことではないだろうか。
この発言は、金を分けてやっているのだから言うことをきけと、普段から地方自治体を下請け扱いする政府の権力と、国庫から金を持ってくる自民党議員の〝政治力〟とで地方を支配する体制にどっぷりつかっていることが根っこにある。

ある絵本のこと

2021年02月13日 | 憲法守るべし
森喜朗さんの発言を批判しながら、じつは、私自身がまだまだジェンダーについて語る自信はない。森さんと同じようなところがいっぱいある。
ずいぶん前のことになるが、「ジェンダー」ではないが、「人種差別」でこんなことがあった。
サンボという名の黒人の小さな元気な子どもの物語で、最後は「トラがぐるぐる回っているうちにバターになりました」というとても楽しくて面白い絵本があった。たいていの保育園や図書館には置かれていた人気の絵本だったが、「〇〇サンボ」の表現は差別的だというので図書館や書店から消えた。
初めは、差別しようとしてつけた「題」でもないのを問題にするのはどうかしていると思った。しかし、議論を聞いているうちに、差別を受けている(受けてきた)人々が、その言葉をどう感じている(感じた)かが問題なのだと解ってきた。どんな歴史の中で生まれ、使われてきた言葉か、それも問題だ。
使う側に悪意があったか、なかったかより深いところに考えるべき問題があった。
差別や不平等を当たり前のこととする常識の中で暮らしていれば、自然に差別や蔑視に鈍感で受け入れる体質が育つ。特にも森さんと同じ世代の人間は、より長く浸かってきたのだから、差別と闘っている人々の運動から学んで、考えを磨いていかなければならないと思う。
そうしなければ「年寄りだからダメ」という〝差別〟はいつまでも続く。

意図的な報道

2021年02月12日 | 憲法守るべし
オリ・パラ組織委員会森喜朗会長が辞任した。ところが、謝罪して辞任を表明した発言のなかで、「私は女性を蔑視する気持ちは毛頭ない。解釈の仕方だと思う。そういう(女性蔑視の)意図で言ったわけではない。」とまたもや釈明した。(共同)
彼は本当に、問題を理解していない。ジェンダー平等を理解できないのだろう。意図していたかどうかではなく、彼の「発言」そのものが大問題になったのだ。「多少意図的な報道があったと思う」と付け加えるに至っては、情けないかぎりだ。
ただし、NHKがこの問題を報道するとき、「森会長の女性蔑視と受け取れる発言」のような表現をしているが、これこそ「意図的な報道」というものだろう。

池中の龍よ 目を覚ませ

2021年01月02日 | 憲法守るべし
予想外の菅政権発足、強権・説明拒否の傲慢・無策の政治のもとで2020年が暮れ、2021年が明けた。
「強権政治というのは実は思いのほか脆いものなのだ」とはよく聞く話だが、確かに菅内閣の支持率は急落して、不支持の方が多くなる傾向は顕著だ。go!go!と煽りたてながら、ガースーです、「ぜひマスク会食を!」ていどの首相であるならば当然である。
与党内にも危機感がボツボツ湧きだしているようだが、問題は自民党の支持率はあまり変わらないところにある。内閣支持率に連動して与党・自民党支持率も下がるのが本来であると思うのだが、そうなっていないから危機意識も強くはない。選挙になれば勝てると驕って、「不正」を正そうとする意欲も力も与党内には見られない。
ところで、もう一つのより大きな問題は野党にある。政権交代を叫びながら、いつまでたってもその準備が進んでいるようには見えない。
国会内の野党共闘は進んでいるし大きな成果を上げてきた。歴史に残るりっぱな出来事であるが、それで政権交代ができるものではない。自民党・菅政治に「代わる政権の姿」をはっきり国民に示して、必ず実行する決意と準備があることを見せない限り、選択肢がないから国民は動かない。
「次の総選挙で政権交代を!」と叫ぶにふさわしい姿を一日も早く見せてほしいのだ。総選挙の年・2021年の年明けにあたり切に願う!!

またひとのせいにして逃げるのか

2020年12月24日 | 憲法守るべし
安倍晋三元総理大臣が、「桜を見る会」前日の宴会についての政治資金規正法(および公職選挙法)違反事件で不起訴処分となったので記者会見をした。違法を犯した自民党などの政治家がいつも使う手の「秘書が‥」私の不徳の致すところで「国民にお詫び申し上げる」でおしまいにしようとする魂胆見え見えの会見だった。
安倍晋三は、「会計処理については私が知らない中で行われていたとはいえ、道義的責任を痛感しています。」と語っているが、多くの国民がおかしいと思い、あれほど国会でも追及されている中で、「会計処理について」秘書に厳しく事実を確かめるのはヤバイと感じて、「知らない」ことにしてきたのだろう。
もりとも、かけ、さくら、等々どこを見たって道義など持ち合わせていないような政治家が、「道義的責任」を持ち出すのもおかしなことだが、「政治的責任」こそとるべき責任だと思う。
秘書のせいで結果としてうその答弁をして政治への信頼を損なうことになったと言うが、この程度の説明と「お詫び」で終わりにしようとする魂胆が「信頼を損なう」もとなのだ。
検察は、一般国民が調べに「知りませんでした」と答えたとして、「それなら無罪です」とするのか?納得できない。検察には、再検討して安倍晋三を起訴するよう求めたい。