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PHOTOSYNTHESIS

酸素供給

可愛い細胞の一つが・・・・

2005年11月18日 | 勉学
腐りました。

今、コロニーをつくっているんですが(293Tで)10日ほどじっくり育つのを待たなければいけません。
今は7daysたったところでした。
毎日、緑やら白やらの物体がぷかぷかういてないかをチェックしています。

が、しかし今日、てか今さっき!一つの表面に小さな白いものが。
ままさか。。。。ドキドキドキ出してみると、でたーーーーーーー!!!
クラゲのもっともっとちっちゃい版がプカリと二つ。

や、やられた・・・・。

そして、きょうしなければならぬことが増えました。一つ、成長曲線を
もう一度つくりましょう!という先生との話し合いで決まったこと。。。。
はぁ~まぁいいさ~いいさ~またやるさ~~。

先生に細胞が腐ったことを言うと、「それは処分して続けなさい」という
かなり嬉しい返事。よかった~、これでもしまた最初からやりなおせ!
っていわれたら、かなりダメージは大きい。でも、まだ気を許してはいけない。
今週末、彼らが無事に腐らないことを祈って。。。。

月曜日はその細胞に色づけして数を数えます。でもって、細胞は
プレートに居るのでしょうか??!!?!?!??!?!
これが最大のポイント!



最近のハマリごと

2005年11月16日 | 勉学
最近のハマリごとということで、何やとおもわれますか?
はい、私の最近のハマリ事(強制的)は、細胞の数を数えることです。

・・・・・

293T cellという細胞。これがいったいどんな細胞なのか・・・。
乳がん細胞を最終的に実験で使うので、その際に得られるであろう結果と
比較するためにこの人間の細胞も使用。
今は、その293Tで実験中。

最初に行った実験は細胞のGrowth Curve(成長曲線)を調べる事。
7日間調べたのですが、最初の1、2日は細胞が少なくて、冷や冷やしました。
が、その後はドーーーーーーーーーーっと成長して最初に5万個だった細胞も
最終的には120万個にまで成長してました。
よくまぁこんなにも成長するものだなと思います。そして、その数を
数えるのが大変!あ、5万個だの120万個だのは一つづつ数えたりはしません。
ここで、便利なのがhaemocytometer(血球計算器)というもの。
これを使って顕微鏡で細胞の数を数えます。
この装置は特殊な枠が設けてあり、その枠の中にある細胞の数を数えて、
全体の細胞の数を見積もるという便利なものです。だから絶対的正確な数値
というわけでもないような・・・。

とにかく、それで数えて1ml中にある細胞の数を計算。求められた数を使って、
こんどは適当な細胞数+培養液をプレート(理科の実験でよく使う)に移して
じっくりことこと煮ます。
ってのは冗談でジックリと37度にたもたれた装置で寝かせます。
その間、CONTAMINATED(腐る。カビが生える)などの恐怖に立ち向かいながら
ひたすら待つ。信じてまつのみ・・・。カビがあったら即捨てです。
はぁ。今までに二つほどプレートがカビに汚染されて・・・捨てました。
どんなんなん?って思う人のために。プレートの培養液の上にぷかぷかと
緑だの白だののカビが浮いてる上体です。幸い私のはまだそこまで酷くは
ありませんでしたが、私の指導者である先生のCellは・・・やられてた。
先生でもやられるのか・・・。と思った次第です。

でもなぜ、カビが?はい、私が使っている実験室は無菌室!って無菌では
絶対にないのですが。常に菌を寄せ付けてはいけない!というのが掟。
だから、手洗いは勿論、手の平は実験をする前に消毒液で消毒します。
この消毒液は人間の皮膚に害はない!と自信を持ってテクニシャンは言って
はりましたが・・・どうみても毒のようなピンクな色。まぁそれで消毒して
器具を使います。だから、この実験室にある器具も全て熱湯消毒されている
ものばかりです。

いまやっていること:細胞の成長を見守る。そして、成長した細胞はお互い
ギュウギュウになってプレートの中にいますので、お互いにもっとスペースを
与えるため、新プレートに移したりという細かな作業。これにおいても
“細胞の数を数える”こをは避けられません。

なんと忍耐力の要る実験でしょう。実験室から出てきたら体力消耗。
イギリス人も皆「I HATE LAB WORK」といっています。。。
でも、こないだ関西人として抜擢したいほどのツッコミをしたイギリス人が
いました。同じグループの子に「how is your cells?」といわれました。
そしてもう1人の子が「why you say "how is your cells" why don't you say "how are you?"」と。ナイスツッコミ。

もう皆、頭は細胞で一杯!!!!!!!!!!!!!
実際、脳みそも細胞で一杯になってほしい。




食欲の秋、ストレスの秋

2005年10月18日 | 勉学
今年はFinal Yearということで卒論をかかなあかんくて。
考えてはいたものの実際Superviserと話をすると「ええええ!?!?」
と思うことが山ほどあります。そして先生が言ってることが意味不明。
まぁ、それはさておき半ば強制的焦燥的にProject areaを決めたのですが。
Cancer=癌に関係すること。もともと病気や免疫の方に興味があって免疫がやりたいのだ!とSuperviserといってたけど、いざ先生に「こんなふうにして、あんなふうにしてーーーー」と話を聞くと、難しい!と気づいた。
Cancerも難しそうやしちんぷんかんぷんやったけど、興味があるので結局Cancerのほうを選びました。で、これで何をするか!?!?!?!
雰囲気的には「Whether the inhibition of PARP effect to the breast cancer cell」(PARP抑制は乳癌細胞に影響はあるか!?)いった感じのモノにするつもり。そして、自分でどういった実験をしていくかを考えるのですが・・・・考え付きません。Cell Cultureを使ってうんたらかんたらと、先生は言ってましたが、はて、それで???

今週はWeek3。来週にはProject Planを出さないといけない。立ててないというか立てられない!どうやって実験を進めていくかっていうstepとあとバイオハザード?についてもList UP!
とととととととととにかく、毎年ドギマギするのがBiological Sciences。ここの大学だけかも知らんけど・・・・。

そして、顔が太ってきました。とうとうこの時期になってしまったのかもしれません。顔が横にあああああああああああああ。

New Academic Year

2005年10月11日 | 勉学
とうとう新学期が始まりました。欧州では日本と違って新学期が始まるのは4月ではなく10月です。そして夏休みは一ヶ月ではなくて三ヶ月です。ということは、つまりその間に全ての事、主に勉強に関しては忘れ去ってしまうというものです。ごく自然に!←言い訳。そんなこんなで昨日からlectureがありました。初めのLecureは"Molecular Virology"日本語にするならば“分子ウイルス学”といったカッチョイイ名前。ウイルスは怖い存在ではあるのですが勉強としてはDNAより私は好きです。人間の健康においてウイルスは害虫。因みにDNA研究によってGenetical Disease(遺伝的病気)を防ぐこともできることは感銘!ただそうなってくるとどこかに支障が出てくるのでは?とおもったりもする。凶悪犯罪や親子関係、身元確定においてもDNA鑑定が必需されているなど。さまざまな場面でDNAは活躍しています。

今年のTime Tableは今までとは見違えるほど少ない。週に8時間のLectureとはいうもののFinal Projectの時間は含まれてはいないので実質もっと忙しい。Projectは個人的に実験をしながらreportを書いて地道に進めて行かないといけないし。言うのは簡単やけどやるのがね・・・。

そして今年からついに我が後輩が!この二年間Biological Sciencesに日本人は私の知っている限りいなかったのですがついにやってまいりました。といってもNative・・・日本とどこかのハーフらしい。英語において問題は全くなさそう。そういう点で私と違う・・・。あ~あ~いいな~バイリンガル

Lecture聞き取れないのが当たり前となっている今、、、勉強せい!!!!!

合格!万歳!

2005年09月21日 | 勉学
たった1時間ほど前に進級結果が出てpassedでした!
いや~よかったよかった。心配&応援してくださった皆様
ありがとうございました!

何だかウソ?と思いながら4回ほど何度も結果をみましたが。
間違いないと思われます!
最終学年へと進むわけでありますが、Pinouraのプロフィールに
“学生最後の夏休み”という文章をみて、「はっ!」としました。
確かに、最後の夏休みです。そう思うとかなりのスピードで
駆け抜けてきたこの3年間。じっくり考えるといろんなことが・・・。

まぁそれに浸るのは最終学年が終わって卒業できてから!
はぁ、残す問題は「卒業できるかどうか!」ですね。
もう“進級できるかどうか”という言葉は巡ってはこないとおもいます。
あ~あ~あ~何か気が抜けたかもーーーー。って十分抜けていたのですが。
やはり結果を見る知るのは怖いものです。
良く考えると去年までは合否共に名前が張り出されていましたが、
それをよく見に行ったなと思います。
気分が滅入ります。

まぁとにかく来年もここに居ることができるみたいなので、
皆さんどうぞよろしく。
そして日本に居る皆様、遊びに来てください。