りんりんブロ具

更新は不定期です。書きたくなったらぼちぼち書きます。

おむつ換えの場所

2006-04-03 | こども関係
九龍サイドの、觀塘(クントン)というエリアにある、
というショッピングモールに行ってきた。
地下鉄觀塘線(緑色のライン)觀塘Kwun Tongの駅前。
ここらへん一帯は工場地帯で、多分これが建つ前は古い工場ビルだったのだろう。
ここは独身時代に香港サイドに住んでいた時は、一歩も足を踏み入れたことのない場所だった。
地下鉄だけどこのへん数駅は高架になっていて、地下鉄の車両の中から外が見られるのだが、もう超どローカルな雰囲気で怖くもあったくらい。
まだまだそんな感じは残っているけど、今じゃ全然平気。
街も新しくなってはいるけど、私の感覚も変わったものだ。
 
さて何が書きたかったかというと、その「超どローカルなエリア」にあるはずのapmの中のトイレ。
綺麗!モダン!ブースものすごくたくさんあり、ほとんど並ばなくていい。
便器が小さい、子供用のトイレまである。
もちろんセンサー付きの水道、手拭き用の紙、エアードライヤー完備。(これらはSARS以降どんなところでも当たり前装備になった)
化粧直し用の鏡は手洗いの台とはちゃんと別になっていて、物を置くところも広くとってあるので、化粧ポーチやハンドバッグが濡れてしまう心配もない。
ついでにトイレ内にビデオスクリーンまである。(これは別にいらないけど…)
 
今や当たり前の車椅子専用ブースもある。
 
それでびっくりしたのが、赤ちゃんのオムツ換え・授乳専用の部屋があったこと。
それも結構広く場所を使っている。
なかなか綺麗。パウダーやティッシュまで完備されている。
ああ、今はこんなどローカル(しつこい)な場所でさえこうなのねー。
嬉しいんだけど、複雑なキモチ。
なんでうちのこどもが生まれた7年前はこうじゃなかったのかっ!!!!(鼻息)
 
思い起こせば7年前、外でのおむつ換えは大変だった。
まだ肉を食べていたから、週末義父母との飲茶も恒例行事だった。
普通の中華レストランのトイレは…。どこもかしこもびしょびしょ
おむつ換えのスペース全くなし。椅子もなし。何もなし。
汚くて便座に蓋してその上でなんて想像もできない。(まあ綺麗でもまず無理だが)
ベビーカーがある時はトイレでベビーカーの上で換えていたが、ないときは仕方なく、部屋の隅っこに椅子2つ並べてこどもを寝かせ、隠れてこそこそっとやってた。
これ、普通の感覚だとものすごーーーーく顰蹙モノだと思う
わかっていたけれど、それしか方法が思いつかなかった。
 
西洋人がよくいくようなレストランなどにはオムツ換えシートがあることにはあったが壁添えつけ式の小さくて硬くてこどもが落ちちゃいそうななんとも不安定なシロモノ。
もちろん無いよりはずっといいんだけど…。
ホテルにでも行かない限り、満足できる場所はほとんどなかった。
当時日系スーパーなどでベビーベッドが置いてある場所もほんの少しはあったのだが、子供がいない人が無造作に荷物を置いたり、幼児を靴のまま乗せたりしていたので、安心して赤ちゃんを寝かせることもできなかった。(ビニールシート用意してた)
 
まあ今でも不便な所の方が多いのでしょうが…。
 
ちょっと話は違うが同じ頃、SCMP(サウスチャイナモーニングポスト)にこんな記事があった。
あるフィリピン系アメリカ人のママがペニンシュラホテル(うろ覚えだったんですがコメントで正しい内容ご指摘いただきました、ありがとう)のロビーのソファで授乳(母乳)をしてそれを注意された。しかもトイレに行けといわれたらしい!
「それじゃああなたはトイレでものを食べるのか??」と頭にきた彼女が翌日マスコミ大勢の赤ちゃん連れママを引き連れロビーで一斉に授乳をした。
新聞の一面に堂々とロビーで母乳を与える母軍団の写真。
心から拍手を送ってしまった。
 
おむつだけじゃなくて、母乳育児も大変だったろうな、昔の香港…
香港の女性は胸の形が崩れるからと母乳を嫌う人多かった(今もそうかな)から、母乳を与えるという光景はほとんど見たことがなかったし…。
私も事情によりミルクで育てたのでその辺の実感の記憶はないんだけど。
 
 
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