はいはい日記

はじめてのblog、少しずつ前に進むのだ。

ジョブズ逝去と iPhone 4S

2011-10-08 06:41:43 | Mac / iPod / iTunes
Appleの前CEO、スティーブ・ジョブズが10月5日に亡くなった。
8月にCEOの退任を表明したとき、次に出されるリリースは良くないニュースかもしれないとは薄々感じていたけど、思いのほか早く、何よりiPhone 4S発表の翌日というタイミングには不意を突かれたといっていい。
自分がジョブズのプレゼンを見るようになったのはいつ頃からだろうか…初代iPod shuffleが発表されたMacWorld Expo 2005ぐらいからかな?その後のApple Eventsにおけるジョブズのプレゼン映像は何らかの形で目にしているはず。Intel CPUへの移行、ジーンズのコインポケットから取り出されたiPod nano、「電話を再発明する」iPhone、封筒から取り出されたMacbook Air、iPad…今更ながら、これがたった6年間というのが驚き。そして、ジョブズ自身の変貌っぷりにも泣ける。

8月のCEO退任時にぼんやり考えていたが、ジョブズのAppleというのは造られた神話なのか、事実なのか。Appleの革新がジョブズ自身によるよるところが大きいなら、Appleの今後は怪しいし、ジョブズがアイコンとしての存在なら、ジョブズがいなくてもAppleはまだまだ革新的でいられるだろうと。もちろん、アイコンを喪失した、というか、最高のプレゼンター、セールスマンとしてのジョブズを欠いたAppleの広報面への影響は相当大きいだろうけど。
こうやって、ジョブズが本当に亡くなったことによって、Appleの企業としての真価が問われる形となった。その端緒といえた先日のイベントは、正直それほどの出来ではなかったように思えるが…

結果的にiPhone 4Sは遺作のような形になった。これを受けて「iPhone for Steve」として4Sを買おうという人も多いようだ。
これは何かに似ている…とエンツォ・フェラーリF40の関係を想起した。エンツォ亡き後もフェラーリはフェラーリであるように見えるが、ジョブズ亡き後もAppleはAppleでいられるだろうか。