設備管理の日々

中規模ホテルの設備管理の日記。設備管理は設備=建築物に取り付けられた機器を適切に維持管理・運用する技術職です。

デマンド

2013年06月15日 | 日記
VCT。電力会社が使用電力(従量制課金部分)とデマンド(基本料金部分)をチェックするために取り付けてる電力量計。

乗率×10とあるので10倍して考える。

最大需要電力(333kW)がデマンド=30分間における平均使用電力の今月の最大値。毎月はじめにリセットされる。

これを抑えることが電力料金の基本料金を抑えることになる。

ここでも基本料金は60万円を超えるらしいのでデカい。

このデマンドが電力料金に反映されているデマンドを越えると翌月から基本料金が上がる。

また、半年間、下回り続けると基本料金が下がる。

直前半年間で最も大きなデマンドが基本料金に反映されるのら。


そのために、別にある受電盤の電力計で電力の瞬時値をチェックしてドキドキするのはもちろん、このVCTでもヒヤヒヤする。


需要電力を見る。

18時11分現在で需要電力が127kW。

実際には25分と、55分に見ればいい。30分ごとにデマンドは確定され、需要電力はリセットされるからね。

で、11分で127ってことは、30分では、
127÷11×30=346

今の電力の使用が続けば346kWになると予想できる。

これが目標値を越えているなら電力をたくさん食うチラーを5分ほど停止させねばならない。


実際には25分(55分)に需要電力をチェックして、それがある値を越えていれば30分(0分)までチラーを止めればいい。この施設はね。


チラーがないとか、チラーを停止できないという施設だと…どうしよ。

同じような大きな電力消費マシーンがあれば制御しやすいけど。

こまめに電気機器を切って、それでも目標値を超えたら仕方ない?。やりようがないもんね。消費電力の少ない機器への更新を提案しましょ。

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