設備管理の日々

中規模ホテルの設備管理の日記。設備管理は設備=建築物に取り付けられた機器を適切に維持管理・運用する技術職です。

ボイラー

2011年12月29日 | 日記
このボイラーは鋳鉄製の蒸気ボイラー。

昼と深夜の3時間くらいずつ停止する以外は24時間365日稼働。

ボイラー内部の水は完全に閉鎖系で、蒸気となり貯湯槽の熱交換器にて外部の水道水に熱を与え、凝縮水となり真空ポンプを通ってボイラーに戻ります。

たまに自動で行われる給水は軟水処理されてます(鋳鉄製なので不要らしいけど)。

年1回?、ボイラーの整備点検を受けてるようです。

清缶剤の投入は昔からやってないけど、閉鎖系だし、鋳鉄製だから良いという判断なのか、整備のときにやってもらってるのか。


写真はボイラーのガラス水面計です。

水面計内部が錆色に濁ってるね。

チェックしたからね。

・・・

なんでチェックしたら濁るのか。

それはね、


ボイラーは2つの水面計を備えてる。
ボイラーは水不足が一番怖い。
爆発の危険がある。

だから、毎日運転前にバルブやコックを操作して中の水や空気の吹き出しのチェック&掃除を行って上部の空気管と水管の機能を維持する。

左右2つの水面計が両方とも適切な水位が現れて同じ水位でなければボイラーは使ってはいけない。

ここまでは教本にある。

ガラスだから熱いときに行うと温度差によって割れる可能性がある。

が、ここのボイラーは運転を停止しているときは大気圧(0.1MPA)以下に下がる。

だから、水面計のチェックを行おうとすると空気を吸い込んでしまう。

ボイラー内に酸素や二酸化炭素を含む外気をとりこむとボイラー内面を腐食するから避けたいけどしかたないね。

で、空気を吸い込むときにもとから中にあった濃い錆を含んだ水をかき混ぜてしまうと。
そんな感じ。

これでいいのかな~。

教えて!詳しい人!。

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