groovy days

たまにしか更新できませんが
できるだけがんばってみます。
どうか時々みにきてみてね♪

『How Could You...』

2007-01-17 | Weblog
あるサイトで見つけた。

やっぱり考えさせられてしまうので
ココに転載させてもらおう・・・。



 
『How Could You...』  by Jim Wills, 2001


When I was a puppy, I entertained you with my antics and made you laugh.
私がまだ子犬だった頃、私はあなたが喜ぶような仕草をして、あなたを笑わせました。


You called me your child, and despite a number of chewed shoes
あなたは私のことを「うちの子」と呼び、
私がどんなに靴やクッションを破壊しても、

and a couple of murdered throw pillows, I became your best friend.
私たちは最良の友となりました。


Whenever I was "bad", you'd shake your finger at me
私が悪さをすると、あなたは私を指差し、その指を振りながら、

and ask "How could you?"
「どうして・・・?」と問いました。

But then you'd relent, and roll me over for a belly rub.
しかしすぐに、あなたは微笑み、
私を転がしておなかを撫でてくれました。

My housebreaking took a little longer than expected,
あなたがとても忙しかったので、
私の破壊癖は思ったより長く続きましたが、

because you were terribly busy, but we worked on that together.
それはお互い時間をかけて解決しましたね。

I remember those nights of nuzzling you in bed
あなたに寄り添い、あなたの信念や、
誰にも秘密にしている将来の夢に聞き入った夜のことを

and listening to your confidences and secret dreams,
私は今でも覚えています。

and I believed that life could not be anymore perfect.
あのとき私は、これ以上幸せな人生はないと、固く信じていました。


We went for long walks and runs in the park, car rides, stops for ice cream
私たちはたくさん散歩をし、公園で走り、ドライブし、
途中でソフトクリームを食べました。


(I only got the cone because "ice cream is bad for dogs," you said),
(あなたは「アイスクリームは犬の体に悪いから」と言って、
私にはコーンしかくれませんでしたが・・・)

and I took long naps in the sun
私はいつも陽だまりでうたた寝をしながら、


waiting for you to come home at the end of the day.
あなたが一日の仕事を終えて家に帰ってくるのを待ちました。

Gradually, you began spending more time at work and on your career,
次第に、あなたは仕事や出世のために費やす時間が長くなり、


and more time searching for a human mate.
やがて人間のパートナーを探すようになりました。

I waited for you patiently, comforted you through heartbreaks and disappointments,
私は辛抱強く待ちました。
あなたが傷付いた時や落ち込んだ時にはあなたを慰め、
 
never chided you about bad decisions,
あなたの決断が間違っていても決して非難せず、


and romped with glee at your homecomings,
あなたが家に帰ってくると、おおはしゃぎして喜びました。

and when you fell in love.
あなたが恋に落ちたときも、いっしょになって歓喜しました。
 
She, now your wife, is not a "dog person" still I welcomed her into our home,
彼女-今はあなたの奥さんですが-は、
「イヌ好き」な人ではありませんでしたが、
 
tried to show her affection, and obeyed her.
それでも私は彼女を受け入れ、愛情を示し、
彼女の言うことを聞きました。

I was happy because you were happy.
あなたが幸せだったから、私も幸せだったのです・・・

Then the human babies came along and I shared your excitement.
やがて人間の赤ちゃんが産まれてきて、
私も一緒に、その興奮を味わいました。


I was fascinated by their pinkness, how they smelled,
赤ちゃんたちの、そのピンク色の肌に、
またその香りに、私は魅了されました。

and I wanted to mother them too.
私も、赤ちゃんたちを可愛がりたかったのです。
 
Only she and you worried that I might hurt them,
しかしあなた達は、私が赤ちゃんを傷つけるのではないかと心配し、

and I spent most of my time banished to another room,
or to a dog crate.
私は一日の大半を他の部屋やケージに閉じ込められて過しました。

Oh, how I wanted to love them,
but I became a "prisoner of love".
私がどれほど赤ちゃんたちを愛したいと思ったことか。
でも私は「愛の囚人」でした。


As they began to grow, I became their friend.
赤ちゃんたちが成長するにつれて、私は彼らの友達になりました。

They clung to my fur and pulled themselves up
 on wobbly legs,
彼らは私の毛にしがみついて、よちよち足でつかまり立ちをしたり、

poked fingers in my eyes, investigated my ears, andgave me kisses on my nose.
私の目を指で突付いたり、耳をめくって中を覗いたり、
私の鼻にキスをしました。


I loved everything about them and their touch--
私は彼らの全てを愛し、彼らが私を撫でるたびに喜びました。


because your touch was now so infrequent--
何故なら、あなたはもう、めったに私を触らなかったから・・・

and I would have defended them with my life if need be.
必要があれば私は命を投げ出しても、子供たちを守ったでしょう。

I would sneak into their beds and listen to
私は彼らのベッドにもぐりこみ、彼らの悩み事や、
 
their worries and secret dreams,
誰にも秘密にしている将来の夢に聞き入りました。

and together we waited for the sound of your car in the driveway.
そして一緒に、あなたを乗せて帰ってくる車の音を待ちました。

 
There had been a time, when others asked you if you had a dog, that you produced
以前あなたは、誰かに犬を飼っているかと聞かれると、
私の写真を財布から取り出し、


a photo of me from your wallet
and told them stories about me.
私の話を聞かせていたこともありました。

These past few years, you just answered "yes" and changed the subject.
ここ数年、あなたは「ええ」とだけ答え、すぐに話題を変えました。

I had gone from being "your dog" to "just a dog," and
私は「あなたの犬」から「ただの犬」になり、

you resented every expenditure on my behalf.
私にかかる全ての出費を惜しむようになりました。

Now, you have a new career opportunity in another city,
そして、あなたは別の街で新しい仕事を見つけ、

 
and you and they will be moving to an apartment that does not allow pets.
みんなでペット不可のマンションに引越しをすることになりました。
 
You've made the right decision for your "family,"
あなたは「自分の家族」のために正しい決断をしましたが、

but there was a time when I was your only family.
かつて、私があなたのたった一人の家族だった時もあったのです。
 



続く・・・

『How could you?』・・・2

2007-01-17 | Weblog

I was excited about the car ride until we arrived at the animal shelter.
私は久々のドライブでとても嬉しかった・・・
保健所に着くまでは-。

It smelled of dogs and cats, of fear, of hopelessness.
そこには犬や猫たちの、恐怖と絶望の臭いが漂っていました。

 
You filled out the paperwork and said "I know you will find a good home for her".
あなたは書類に記入を済ませて、係員に
「この子によい里親を探してくれ」と言いました。


They shrugged and gave you a pained look. They understood the realities
保健所の人は肩をすくめて、眉をひそめました。
彼らは知っていたのです、


facing a middle-aged dog, even one with "papers."
歳を取った成犬たちが-たとえ「血統書」付きでも-
直面する現実を・・・


You had to prise your son's fingers loose from my collar as he screamed
あなたは、
「パパやめて、ボクの犬を連れて行かせないで!」と叫ぶ息子の指を

 
"No Daddy! Please don't let them take my dog!"
一本一本、私の首輪から引き離さなければなりませんでした。


And I worried for him, and what lessons you had just taught him about friendship
私はあなたの子供のことを心配しました。
何故なら、あなたはたった今、このことを通して


and loyalty, about love and responsibility, and about respect for all life.
友情、誠実さ、愛、責任、そしてすべての生命への尊重の意味を、
彼に教えたのです。


You gave me a good-bye pat on the head, avoided my eyes, and
あなたは私の頭を軽くたたき「さよなら」と言いました。
あなたは私から目をそらし、


politely refused to take my collar and leash with you.
首輪とリードを持ち帰ることさえ、丁重に断りました。


You had a deadline to meet and now I have one, too.
あなたにとって守るべき期日があったように、
今度は私にも期日がやってきました。

After you left, the two nice ladies said
あなたが去った後、やさしい女性係員が二人やってきて言いました。
 
you probably knew about your upcoming move months ago and
「何ヶ月も前からこの引越しのことを知っていたはずなのに、

made no attempt to find me another good home.
里親を探す努力もしなかったのね・・・」と。

They shook their heads and asked "How could you?"
彼女たちは首を振りながらつぶやきました。「どうして・・・?」

 
They are as attentive to us here in the shelter as their busy schedules allow.
保健所の人たちは、忙しさの合間に、とても親切にしてくれました。

 
They feed us, of course, but I lost my appetite days ago.
もちろんゴハンはくれました。
でも、私の食欲はもう何日も前からなくなっていました。
 
At first, whenever anyone passed my pen, I rushed to the front,
最初は誰かが私のケージの前を通るたびに、走り寄りました。

hoping it was you that you had changed your mind,
あなたが考えを変えて私を迎えに来てくれたのだと願いました。

 
-- that this was all a bad dream...
今回のことが全部、悪夢であってほしいと願いました。

or I hoped it would at least be someone who cared, anyone who might save me.
そうでなければ、せめて私を気に留め、
ここから助け出してくれる誰かが来てくれればと・・・

When I realised I could not compete with the frolicking for attention of
しかし、幼い子犬たちの愛情を求める可愛らしい仕草には
敵わないと悟った年老いた私は、

happy puppies, oblivious to their own fate. I retreated to a far corner and waited.
子犬たちの明るい運命を脇目に、ケージの隅に引っ込み、ひたすら待ちました。


I heard her footsteps as she came for me at the end of the day,
ある日の夜、係員の女性の足音が近づいてきました。

and I padded along the aisle after her to a seperate room.
私は彼女の後に続いて通路をとぼとぼ歩き、別の部屋に行きました。

A blissfully quiet room.
しんと静まり返った部屋でした。


she placed me on the table and rubbed my ears, and told me not to worry.
彼女は私を台の上に乗せ、私の耳を撫で、
心配しないで、と言いました。

My heart pounded in anticipation of what was to come,
私の心臓が、今まさに起きようとしている事実を予期し、ドキドキと鼓動しました。

but there was also a sense of relief.
しかし同時に、安心感のようなものも感じました。

The prisoner of love had run out of days.
かつての愛の囚人には、もう時は残されていませんでした。

As is my nature, I was more concerned about her.
生まれついての性格からか、私は自分のことより、
係員の彼女のことを心配しました。

The burden which she bears weighs heavily on her,
彼女が今果たそうとしている責務が、
彼女に耐え難い重荷となってのしかかっていることを、

and I know that, the same way I knew your every mood.
私は知っていたからです・・・
かつて私があなたの気持ちをすべて感じ取ったように-。
 
She gently placed a tourniquet around my foreleg as a
tear ran down her cheek.
彼女は頬に涙を流しながら、私の前肢に止血帯を巻きました。

I licked her hand in the same way I used to comfort you so many years ago.
私は、何年も前に私があなたを慰めたときと同じように、
彼女の手を舐めました。

She expertly slid the hypodermic needle into my vein.
彼女は私の静脈に注射の針を挿入しました。
 
As I felt the sting and the cool liquid coursing through my body, I lay down
私は針の傷みと、体に流れ入る冷たい液体を感じ、横たわりました。


sleepily, looked into her kind eyes and murmured
 "How could you?"
私は眠気に襲われながら彼女の目を見つめ、
「どうして・・・?」と呟きました。

 
Perhaps because she understood my dogspeak,
おそらく彼女は私の犬の言葉が分かったのでしょう、

she said "I'm so sorry."
「本当にごめんなさい・・・」と言いました。

She hugged me, and hurriedly explained that it was her job to make sure I went to
彼女は私を腕に抱きました。そして、
「あなたはもっと良い場所へ行くのよ。」
 
a better place, where I wouldn't be ignored or abused or abandoned,
「ないがしろにされたり、虐待されたり、捨てられたり、


or have to fend for myself
自力で生きていかなけらばならないようなところではなく、
 
-- a place of love and light
愛と光に満ちた、この世界とは全く違う場所に、
 
so very different from this earthly place.
あなたが行くのを見届けるのが私の仕事なの・・・。」
と、急ぐように説明しました。

And with my last bit of energy, I tried to convey to her with a thump of my tail that
私は最後の力を振り絞り、
尻尾を一振りすることで、彼女に伝えようとしました。


my "How could you?" was not directed at her.
さっきの「どうして・・・?」は彼女に対する言葉ではなく、


It was you, My Beloved Master,
あなた、私の最愛なる主人である、
あなたへの言葉だったのだと・・・。

I was thinking of. I will think of you
私はいつもあなたのことを想っていました。これからもあなたのことを想うでしょう・・・

and wait for you forever.
そして私は永遠に、あなたを待ち続けます。

May everyone in your life continue to show you so much loyalty.
あなたの人生に関わる人すべてが、
これからもずっと、私と同じくらい誠実でありますように・・・


THE END.
終わり・・・
====



転載可だそうです。


入力文字数の関係で2ページになってしまいました。
読みづらくてスミマセン・・・。