OSAMUの写真記録

有田さんぽ

撮影日:2018年12月15日

佐賀県有田町は日本を代表する磁器(有田焼)の産地。豊臣秀吉が朝鮮に出兵しその帰りに朝鮮の陶工を連れ帰ったことがきっかけで日本で磁器が作られるようになる。
10月に「ぶらタモリ」でタモリが歩いた所を辿ろうと思いましたが、時間配分が上手くいかず6時間があっという間に過ぎてしまいました。
タモリも訪れた有田ポーセリンパークにも行ってみたかったのですが、次の楽しみに取っておきます。
でも有田焼の素晴らしさに触れることができ、充実した時間でした。

1)佐賀県立九州陶磁文化館
ここには有田焼の古い物から現代の陶工の作品まで網羅されており見応えがあります。また無料で入れるのも良いです。
ガラスのドアの取っ手が有田焼でできており、これだけでも見とれてしまいます。


2)有田焼のからくり時計
伝統デザインが描かれた歯車が独特の味を作り出しています。


3)香蘭社
左上:中庭から
左右:香蘭社の古い看板、2階に上がる階段上に掛けられています
左下:染錦孔雀四季花図大皿(明治25年作、直径92cm)まさに明治の逸品です
右下:色絵双龍青海波文大皿(明治10から25年作、直径90cm)
その他にも素晴らしい作品が展示されていました。


4)有田異人館
今は佐賀県の重要文化財に指定されているが、来年国の重要文化財になるとか。
明治9年に陶磁器貿易商の田代門左衛門の子息助作により、買い付けに訪れた外国人の宿泊・接待所として建てられたもの。
2階洋間天井のシャンデリア、昔はロウソクを灯していたため煤で天井が汚れないよう磁器の皿が取り付けられている(右)
磁器を海外に運ぶために使われた箱(左上)
ガイドの方が有田の歴史に精通しておられ、色々なことを教えていただきました。


5)泉山磁石場(左)
 石場神社の李三平像(右上)
 石場神社の社殿(右下)
タモリは番組の中で露頭の近くまで行って陶石に触れていましたが、通常は立ち入りができません。奥の方で数人の人が何かしていました。調査でしょうか。
碑の側に陶石が置いてあり、一部が欠かして白いことを見せています。表面は酸化して色が付いているのですね。
石場神社は泉山磁石場の右手裏に位置しており、李三平像に相応しい場所とも言えるところ、陶石を発見したことは大きな功績です。


6)陶山神社
磁器製の大鳥居が象徴的、今年の台風の影響で一部が壊れてしまったそうです。
狛犬(下左右)の表情がユニーク


7)トンバイ塀のある裏通り
上:辻精磁社、最も古い製陶会社の一つ
下:トンバイ塀、窯の炉壁のリサイクルですね


8)今右衛門窯
現在は14代、この中のギャラリーで14代の作品が展示されています。見るだけですが。


9)この右隣にある今右衛門古陶磁美術館
そこには11代からの作品が展示されている他、ジャポニズムのガラス展としてバカラが有田の磁器に影響され製作した作品を展示していました。
いずれも見応えのあるものばかりでした。


次に九州陶磁文化館に収蔵されている作品の一部を紹介します。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「街歩き」カテゴリーもっと見る