或者贈尼歌二首
手母須麻尓 殖之芽子尓也 還者 雖見不飽 情将盡
手もすまに 植ゑし萩にや かへりては 見れども飽かず 心尽さむ
ある者(ひと)が、尼に贈る歌二首
「手を休めずに、植えて(育てた)ハギに花が咲くと、見ても飽きませんね。心を尽くして(育てたものですから)」
手母須麻尓 殖之芽子尓也 還者 雖見不飽 情将盡
手もすまに 植ゑし萩にや かへりては 見れども飽かず 心尽さむ
ある者(ひと)が、尼に贈る歌二首
「手を休めずに、植えて(育てた)ハギに花が咲くと、見ても飽きませんね。心を尽くして(育てたものですから)」