Rubber Soul

だんだん身についてきた田舎暮し。草津、小諸に出没する田舎のおばさんになりきってきた。

きゃらぶき

2010-05-31 21:05:43 | Weblog


小諸にて…
昨日収穫して水に一晩浸けておいた庭の蕗を朝からカマドで煮ます
春まだ浅い頃はふきのとうをわさわさ食べ、先日は比較的太い蕗を煮て食べ、最後はありったけを切り佃煮にします
きゃらぶきにする時は皮をむかないで切ってそのまま酒、醤油、砂糖の中にぶち込めばOKです
昼、焼きそば作りの為中断
午後からまた無水鍋は薪の上に
水分が無くなるまで夕方まで煮詰めると、蕗の筋はすっかり消えて、ご飯にぴったりの軟らかい佃煮の出来上がり
手作りは手間がかかる分勿論美味いです

新緑に包まれて

2010-05-28 18:32:57 | Weblog
5月中旬から下旬の草津は新緑でまぶしいくらいです


若葉の色は写真には決して出ないし、これは絵の具を組み合わせて
絵で表すしかないような気がします
でも描けない(-_-メ)

山歩きをしたり、車で遠くまで行って
それでも10時に出れば、2時には家に帰って来れるくらいの近さです

都会では味わえない様々な木々の芽ぶき、息遣いを目と肌で感じたいと思います
それが田舎暮らし
たまにはいいことあるさ!

TVでちょうどやっていた六合村(くにむら)野反湖のシラネアオイが見頃と言うので
それっ!と出かけてきました







初めてみるシラネアオイ


絶滅と言われ、村の人たちが懸命に命をつないできました

八間山の中腹にたくさんのシラネアオイが咲いていました
噂に違わず心にキュンと来るような美しい花でした

草津白根山ではアズマシャクナゲも見頃です

実践 おくりびと

2010-05-17 20:05:52 | Weblog
姉が亡くなって・・・・
たぶん今年いっぱいは無理かもしれないなんて
正月に草津に来た時は思っていました

正月にはなるべく姉妹が集まれる様にと
女姉妹で草津の1室を買い
ここ8年間は何とか顔を揃えるようにしていました

今年の姉の様子はもう尋常ではなかったです
ここ何年か透析治療に入り、どんどん身体は弱って行きました

働くことが命みたいな人で
教師生命に全力をかけていたように思えます

わたしは末っ子、亡くなった姉は長姉で年齢差は15歳
兄弟の意識は昔は殆ど無く、姉として意識したのは
もう大人になってからだと思います

納棺の儀式は何回か経験した葬儀では初めてでした

おそらく「おくりびと」の影響もあるでしょう
以前経験したのは死に化粧の場面だけだったと思います

今回姉の時は、納棺師の動作ひとつひとつ
みんな映画で出会った場面でした

経帷子に着替える時
湯灌に始まって
冷たい姉の手を取って
袖に手を通したり、手甲、脚絆を着せ
頭陀袋をもたせたり
殆ど家族の手で
死に装束を調えさせていただきました
こうして残された家族が死装束を調えて
無事に亡き義兄の傍にたどり着ければ嬉しい

バックの音楽は何もなかったけど
「おくりびと」のチェロ演奏に代わる
姉の好きだった「及川浩治」のピアノ演奏が聞こえてくるようでした

カマドで炊事はここでの楽しみ

2010-05-04 20:38:30 | Weblog


連休中は草津を逃れて小諸に山篭もりします
もう春ですね。寒い時は寒さが辛いから草津にいます。~と言うと草津はもっと寒いんじゃない?と聞かれます
外は寒いけど部屋の暖かさと温泉は何も代えがたいのです。

山の中での炊飯のうち夕食は主に外に夫が作った自慢のレンガのカマド
シバザクラの向こうに見えるのがそうです
鍋は真っ黒になるけど火力はガスより石油より強い
魚も肉も脂が落ちて旨味が最高に出てきてたまりませんね
蛙くんがよく挨拶に来ます
夜は森の奥からガサゴソ音がして何か動物が近づく
けど、いつも人の前には姿は見せません

山の中で木々の息遣いを聞いていると不便さを忘れてしまうけど、5日が限度のわたしです
それ以上は死んでしまいそう