Rubber Soul

だんだん身についてきた田舎暮し。草津、小諸に出没する田舎のおばさんになりきってきた。

実践 おくりびと

2010-05-17 20:05:52 | Weblog
姉が亡くなって・・・・
たぶん今年いっぱいは無理かもしれないなんて
正月に草津に来た時は思っていました

正月にはなるべく姉妹が集まれる様にと
女姉妹で草津の1室を買い
ここ8年間は何とか顔を揃えるようにしていました

今年の姉の様子はもう尋常ではなかったです
ここ何年か透析治療に入り、どんどん身体は弱って行きました

働くことが命みたいな人で
教師生命に全力をかけていたように思えます

わたしは末っ子、亡くなった姉は長姉で年齢差は15歳
兄弟の意識は昔は殆ど無く、姉として意識したのは
もう大人になってからだと思います

納棺の儀式は何回か経験した葬儀では初めてでした

おそらく「おくりびと」の影響もあるでしょう
以前経験したのは死に化粧の場面だけだったと思います

今回姉の時は、納棺師の動作ひとつひとつ
みんな映画で出会った場面でした

経帷子に着替える時
湯灌に始まって
冷たい姉の手を取って
袖に手を通したり、手甲、脚絆を着せ
頭陀袋をもたせたり
殆ど家族の手で
死に装束を調えさせていただきました
こうして残された家族が死装束を調えて
無事に亡き義兄の傍にたどり着ければ嬉しい

バックの音楽は何もなかったけど
「おくりびと」のチェロ演奏に代わる
姉の好きだった「及川浩治」のピアノ演奏が聞こえてくるようでした

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