大昔、角川俳句通信講座をしばらく受講していた。
既定の用紙に5句詠んで送る、しばらくして先生が添削、返送される。
先生の模範句も添えられています。講評の先生は同じではなく
何人かの方が当たっておられました。
5ランクあり、この一句だけが「S」その後「S」は一度もなかった。
私の投稿句 「もず一羽着信音に和して啼く」
先生の添削句 「着信の音と和したる鵙の声」
動詞(啼く)は要らないと言うことでした。
歳時記だけはありましたが、基礎勉強は何もしないで、
いきなり投稿という乱暴さでした。
当時、山頭火や放哉の自由律俳句を知りました。
575の定型でなくてもいいらしいのですが、これが
豊かな感性、強い個性がなければダメと知りました。
2人の友人は句集を出しましたが、私は「挫折の道」を
選んで終わりました。
「咳しても一人」
「どうしようもない私が歩いている」
夫も長い間俳句を作っては大学ノートに記していました。
同じ題材ごとに何句も詠む方法で自学でした。
私と違い根気のいい人でしたからノート何冊もあります。
新聞の投稿欄にも送っていたようですが
一度も採用されなかったようです。