92歳・老大娘の日記

晩年を生きる

新田次郎さん

2019-02-27 18:00:06 | 読書

新田次郎さんを知ったのは、夫の蔵書「アラスカ物語・氷原」でした。

この本、古くて文字も小さいので文庫本「アラスカ物語を」買いました。

以来、「槍ヶ岳開山」「怒る富士」「八甲田山死の彷徨」他

山岳ものを読んだ。

その後武田一族を読んできました。

最近、大長編、武田信玄「風・林・火・山」を再読、

やはり素晴らしいと思った。

初読のときより感動したくらいです。

山岳小説も信玄も新田さん独特の風景や情景描写に

誰もが魅せられます。

夫人は藤原ていさん「流れる星は生きている」は子供3人連れて

引き揚げの苦労を描きベストセラーになりました。

その3人のお一人、ご子息藤原正彦さんは著名な数学者、

少しまえ「国家の品格」が話題になりました。

信玄は甲斐の国、新田次郎さんは諏訪出身であることから

武田一族に格別の思い入れがあったようです。

諏訪は信濃の国ですが、信玄の諏訪への愛着は

小説の中で綿々と書いています。

信玄を再読し終えてまだ余韻を味わっています。


横浜へ

2019-02-25 21:03:07 | お出かけ

横浜へ行きました。孫の結婚式参列のためですが

すき間の時間を縫って、ホテル近くを観光しました。

「走馬看花」です。(四字成語、馬を走らせて花を見る)

つまり、うわべだけ見てしっかり見ないこと。

私は馬ならぬタクシー走らせて街を眺めました。

赤レンガ倉庫・明治の終わりから大正にかけて建設され、

その後平成に修復されました。近代化産業遺産に認定された。

すぐ横は大桟橋、

停泊中は豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス号」出航前らしい

ホテルの部屋から港を俯瞰 ↓

外人墓地:神戸、函館でも外人墓地を見ましたが、どこの墓地も

お墓はみな海の方を向いています。故国を偲んでいるのでしょう。

この部屋から夜景がきれいでした。

せっかくの夜景もピンボケで残念!

往きの新幹線で富士山側の席をとったのにあいにく雲が多くて、

全景は見えませんでしたが、

頂と裾野だけは見えました。帰りは夜でした。

あわよくばもう一泊と思いましたが、体力と相談の末、諦めて一泊だけで。

今の私にはこれでいっぱい、いっぱいです。無事帰宅できてやれやれ。


「知多半島ふしぎ物語」 H31・2・19

2019-02-20 19:03:08 | お出かけ

今日のテーマは発明王・豊田佐吉でした。

先回に引き続き佐吉さんの登場です。

   

トヨタと言えば世界のtoyota、自動車でしょう。

その自動車の原点は佐吉さんの自動織機にあります。

知多半島の田舎に生まれ、発明王と言われ教科書にも載った偉人です。

個性的な人で、三井物産に入りましたが、

経営より発明にばかり力を注ぎ、

間もなく辞めてしまいました。その後「番頭さん」に恵まれ

初代は西川秋次氏、二代目はかの有名な石田退三氏です。

石田氏は創業家豊田英二氏と共にトヨタ自動車の礎を築きました。。

佐吉氏はたくさんの特許も取得、それを売って資金を得たりして

世界的に認められる自動織機、織物の会社になりました。

佐吉氏は周りに多くの支援者、支持者にも恵まれましたが、

それは佐吉さんの人柄に負うものでしょう。

発明王に相応しい逸話もたくさん残っています。やはり偉人です。


ボケました

2019-02-17 10:02:53 | 日々の暮らしから

とうとうボケてしまった。

私ではなくてリンゴでよかった。

信州ではリンゴが食べごろを過ぎて美味しくなくなったことを

「ボケる」と言う。腐ってはいません。

多分長野の方言でしょう。

当初は美味しかったのでみなにお裾分けしました。

気が向くとジャムにしていますが、まだ何個か残っている。

(なかなか気が向かなくて困ります)

      

                 

新鮮な時は密入りでシャキシャキして美味しいでしたが。

ボケたリンゴは加工しなければ食べられません。

ジャム作りも食べるのも少々飽きてしまいました。

クックパッドで コンポートやら焼リンゴやら載っていますが面倒くさい。

チンして蜂蜜かけては簡単ですが、消費量は少ない。

送ってくれた信州の甥や姪に申し訳ないので腐らせないように

最期の1個まで食べなければと思います。


私のストレス

2019-02-15 21:11:52 | 日々の暮らしから

葉が落ちて寒そうなアオダモ

ストレスは種々の外的刺激が負担として働く時、心身に生じる機能変化。

(物理学上の言葉は別です)

その原因となる要素は私が考え得る全てに及んでいるようです。

考えてみればストレスを日本語で何と言うのでしょう?

思いつかないほどこの言葉は日常語になっています。

中国語は日本のように外来語としてそのまま使うことはないので、

全てを自国語に訳していますが「圧力」と訳していると思います。

 

ストレスは前頭前野が感情や衝動を抑えているらしい。

その前頭前野は霊長類が最も優れているとか。

私のストレスは何かを決断、判断しなければならない時に起ります。

 重大な大切なこと子どもたちに相談しますが、

 命にも関わらない日々起きる些細なことばかりです。

眼瞼下垂の手術は?(以前右目手術済)

家電の買い替えは?屋根の防水は?満期が来たものはどうする?等々。

ストレスはありがたくありませんが、判断、決断を考えることは

脳の老化を遅らせることになるらしいので、

ストレスを「溜め込み」ながら過ごすしかないようです。