92歳・老大娘の日記

晩年を生きる

富と冨

2017-01-30 20:23:43 | 言葉

リハビリのお仲間と雑談中、名前の話になりました。

「冨夫さん」という方がいて点のない冨です、と言われるので

私が点のない冨と富は違うのですか?

と聞かずもがなの質問をしてしまいました。

「よく知らない、親がつけたので・・・ 」と。確かに自分では名前はつけられない。

そこで私が調べてみますと言うことに相成りました。

「富」が正字で「冨」は俗字と言うことになっている。意味は同じです。

私は別字と思っていました。

どちらの文字も読みは同じです。 とみ ふ、ふう 等々

漢字には時代や書き手によって、いろいろな異体字がありましたが

康煕字典で採用されたものが正字、その他は異体字または俗字とされた。

固有名詞の使い分けには論理的な規則などはないようです。

富士山も古くは冨士山だったようです(点がない冨)

 清の康熙帝が作らせたとされる一番古い字典


口腔体操

2017-01-28 14:40:04 | 言葉

谷川俊太郎さんは1931年生、21歳で「二十億光年の孤独」でデビューされました。、

数々の詩集、エッセー集がありますが、私はこの1冊しか持っていません。

毎週水曜日のリハビリで口腔体操があります、全員大声で読む。

毎回谷川俊太郎さんの詩ならぬ「ことばあそびうた」が取り上げられます。

わらべうたとも違い、俊太郎さんがどのような意図で作られたかしりません。

まさか「口腔体操」のためではないと思います。

この詩集にもいくつかの『ことばあそびうた』が載っています。

2年くらい前から私自身も滑舌が滑らかでなくなったと自覚してます。

なのでゆっくり話すようにしています。

  かえるかえるはみちまちがえる むかえるかえるはひっくりかえる

  きのぼりがえるはきをとりかえる とのさまがえるはかえるもかえる

  かあさんがえるはこがえるかかえる とうさんがえるいつかえる

最初はゆっくり、3回目くらいはスピード出して読むのです。

なんだか意味不明な点もあって、「侃侃諤諤」? 「喧喧囂囂」?

みなでワイワイ言いながら月ごとに変る「ことばあそびうた」を楽しんでいます。


幼なじみ

2017-01-26 17:24:10 | お出かけ

その喫茶店は高架下(JR)にあって、マスターは89歳のヒロちゃん、

病気したり、入院したりなのに、現役ですごい人です。

この日は彼のお兄さん(91歳)も呼んでくれていて、私も妹たちを誘いました。

以前にもブロぐに書きましたが、2年ぶりの再会です。

彼は戦後社交ダンス全盛のころ、先生に習いダンス教師になりました

先生は当時大陸から帰国したばかりの私の父の友人S氏、

S氏は今になって思えば、大陸で相当遊んだ「大陸浪人」?ダンディーな人でした。

スポンサーがいてダンスレッスン場を建てヒロちゃんはダンス教師になりました。

父も自分の友人ですから、私たちがダンス習うのを苦々しく思いながらも許していました。

当時大学生のヒロちゃんと女学生の私は共に制服姿で、レッスン場の

こけら落としに踊りました。曲は忘れましたがフォックストロットでした。

大塚博堂ではありませんが70年も前のことは「♪青春は最後のおとぎ話♪」です。

 


「0」になりました

2017-01-23 20:22:38 | 病気

リウマチ科受診日で都心まで出かけました。

約二年間服用したステロイド剤が本日で「0」になりました。

関節痛などはあり、自覚症状としては治った感はないのですが・・・

副作用も大きいお薬なので、飲まないに越したことはありません。

この病気は(リウマチ性多発筋痛症)はあまり再発の心配はないとのことですが、

万々一症状が戻ったら、すぐきてくださいと。

やり過ぎで(ひざ痛)今日はタクシー利用を思っていましたが、

朝起きてみるとかなりよくなっていて、幸い何とか自力で行けました。

 本日は5746歩でした

バス、地下鉄利用で大して歩かないと思っていましたが、かなりの歩数!

帰りにデパートへ寄りましたので、この歩数になったのでしょう。

ステロイド剤の副作用で骨がもろくなるため、骨粗しょう症の薬も

合わせ飲んでいましたから、一挙にお薬が減ってスッキリしました。

2年前発症当時を思うと今は大袈裟に言えば「極楽」です。

2年間で「0」になったのですから先生の適切な治療に感謝です。

とりあえずは「おめでたい」ことではあります。

今後も「やり過ぎ」には注意です。


「過ぎたるは猶及ばざるが如し」

2017-01-21 13:44:25 | 日々の暮らしから

最近は体調がよく、はじめて使う万歩計も面白くて、

たまっていた雑用のため、2日連続であちこち歩きまわりましした。

結果左ひざが痛くなりました。 左ひざは何年か前、妹たちと旅行したときホテルで転び、

以来時々違和感がありましたが、痛むほどではありませんでした。

右膝は右股関節の手術後、杖で補助しているせいか何ともない。

家康さんの有名な遺訓に

 「人生は重き荷負うて遠き道を行くが如し。急ぐべからず(中略)

 そして最後は「及ばざるは過ぎたるよりまされり」

家康さんは、やり過ぎより足りないほうがよいと戒めておられます。

歩く距離も、荷物(買い物)も身分不相応でした。反省!!!

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     購読中の雑誌の表紙に載っていました。楽しい写真に瞬時痛み忘れました。