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93歳・老大娘の日記

晩年を生きる

「本屋を守れ」

2020-06-08 17:44:13 | 読書

「本屋を守れ」著者藤原正彦氏は数学者、

父上は新田次郎(私の大好きな作家)

父上新田次郎さんは長野県人、山岳小説「槍ヶ岳開山」や「強力物」

「八甲田山死の彷徨」などそれぞれ再読したほどの面白さでした。

藤原氏の本はあまり読んでいません。「国家の品格」くらいです。

今回たくさんの本を出しておられるのを知りました。

数学者らしく歯切れの良い言葉、時に激しい口調も。

教養とは何か?私も時たまに考えることがあります。

高学歴だけでないことは私にもわかります。

藤原氏によれば

「文学とか歴史とか思想とか芸術とか実利とは縁遠く

 役にも立たないような精神性の総体」なのだそうです。

町の本屋さんが消えて行くのは「国防を削いでいる」とも。

15歳の読解力が先進国の中で低いのは活字離れが原因とも。

江戸末期、日本の識字率90%で世界一だったと

ドイツの医師ケンペルさんを驚かせた。

「読書とは国力」とサブタイトルに書いていますが、そこまで

言うかとも思いました。

特攻隊員が出撃の日まで万葉集やニーチェを読んでいたと。

それが今ではスマホばかりで嘆かわしいと。

藤原氏はこの文明の利器を敵視しておられる?わけではないでしょう。

スマホの恩恵にも浴しておられると思いますが?

スマホも読書も両立させればいいと思います。

コメント (12)
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