「本屋を守れ」著者藤原正彦氏は数学者、
父上は新田次郎(私の大好きな作家)
父上新田次郎さんは長野県人、山岳小説「槍ヶ岳開山」や「強力物」
「八甲田山死の彷徨」などそれぞれ再読したほどの面白さでした。
藤原氏の本はあまり読んでいません。「国家の品格」くらいです。
今回たくさんの本を出しておられるのを知りました。
数学者らしく歯切れの良い言葉、時に激しい口調も。
教養とは何か?私も時たまに考えることがあります。
高学歴だけでないことは私にもわかります。
藤原氏によれば
「文学とか歴史とか思想とか芸術とか実利とは縁遠く
役にも立たないような精神性の総体」なのだそうです。
町の本屋さんが消えて行くのは「国防を削いでいる」とも。
15歳の読解力が先進国の中で低いのは活字離れが原因とも。
江戸末期、日本の識字率90%で世界一だったと
ドイツの医師ケンペルさんを驚かせた。
「読書とは国力」とサブタイトルに書いていますが、そこまで
言うかとも思いました。
特攻隊員が出撃の日まで万葉集やニーチェを読んでいたと。
それが今ではスマホばかりで嘆かわしいと。
藤原氏はこの文明の利器を敵視しておられる?わけではないでしょう。
スマホの恩恵にも浴しておられると思いますが?
スマホも読書も両立させればいいと思います。