トルコから石灰棚を眺めながら生活する日記

ラム子のロカンタ(日本食食堂)、
ゴールデンレトリバーとカンガル犬との日常を綴っていました。

野宿なワケ 続編

2010-08-30 19:21:41 | 日記
今日のパムッカレ

本当は続編を書くつもりはなかったのですが、
昨日の日記は日本人男性が出発する前に
書いたもので、その後、彼のことが色々分かってきたので
続編をアップすることにしたのです。
日本人男性=大学2年生A君

昨日、
私「洗濯してあげるから、全部出してちょうだい」
A君「俺そんなに匂いますか?」

私「うまだ匂ってはいないけれど、
  これまで洗っていなんでしょ。それにこれからも洗うチャンスが
  あるの?あと、長距離バスで匂ったら、他の乗客に迷惑よ!」

A君「やったー!じゃ、お願いします」
私「あと、出発前にそこのホースで髪も洗っていってね♪」
A君「はい!」

数時間後

A君「ホースで髪を洗ってもいいですか?」
私「うん、そこの外のトイレはトイレとしは使っていないから
  鍵を閉めれば、体も洗えるよ」

A君「体は洗ってきました!」
私「え?どこで?」

A君「あそこの石灰棚から流れているお湯で」
彼は毎日そこで体を洗っていたようだ。


棚から流れてきたお湯がこの人造池を通って
水路に流される・・・↓


「あのお兄ちゃん、僕と同じことしていたんだね♪」

髪の毛を洗い終わったA君
 「いやー、さっぱりしました。髪の毛大量に抜けましたよ」
私「数日洗っていないと抜けるよね~」

A君「以前に富士山の山小屋でバイトしていて、10日ぶりに
  髪を洗ったら、恐ろしいほどに抜けましたよ」
私「え?山小屋でシャワーも浴びれないの?」
(そういえば、富士山のトイレの問題、テレビでやっていたっけ)

A君「水ないんですよ。だから、雪を溶かして水を作っていました」

真っ黒に日焼けしたA君は、トルコに入る前に静岡の海の家で
バイトしていたとのこと。

何か色々話しているうちに、彼はぼったくられたから
野宿を余儀なくされたのではなく、野宿が好きというか
野宿をすることに抵抗がなかった、サバイバル体験志向が
強いということが判明した。

だから、最初に出会ったときにボッタくられたことを
言わなかったのである。多分、騙されていなくても
A君はトルコで野宿をしようと思っていたのかもね。

それに暑いトルコ、金払って、エアコンなしの部屋で寝苦しい夜を
過ごすより、外で寝たほうが気持ちいいもんね。

A君はシャンプーもボトルで持参していたし、ちゃんと歯磨きも
欠かさずにいた。

近所の人やうちのバイト君たちも、彼を異様な目で見ていたけど、
日本人=金持ちという先入観は吹っ飛んだかな?
まあ、日本人にも色々いるということを
子供バイト君たちにも分かってもらえたのでは?
え?ラム子で充分分かったって?


ブログランキングに参加しています。
ポチっとクリックお願いします。
      ↓

にほんブログ村 犬ブログ ゴールデンレトリバーへにほんブログ村


にほんブログ村 海外生活ブログ トルコ情報へにほんブログ村