米作り奮闘記 高齢舎(田中ファーム)

還暦を迎え、ラストチャレンジは米作りです。孤軍奮闘、手探りの米作りは、どうなるでしょうか。

守る

2015年01月24日 | 稲作
稲作の最終章は、籾を乾燥させること。

籾を適当な水分量に乾燥させると、長期保存が効くのです。

現在では、乾燥機に籾を入れて乾燥するのが主流です。

導入当初は、天日掛け干しの米に比べて、美味しくないと揶揄されたことも有りました。

人手も省力化できて、均等な乾燥状態になります。

更に、低温貯蔵する事で旨味も担保されます。

便利じゃなかった昔、池下集落では独特の掛け干しが行われていました。

他の地域に比べて湿田が多かったので、木杭を打ち込んで柱にしていました。

倒れにくくなったのはもちろんですが、干している様子が直線的で美しく見応えがあります。

文化遺産的な手法なので、廃らせるのは惜しい気がします。

3年前に『オレ流』の農業スタイルで意気投合した栫さんと、引き継いで行くことにしました。

手始めとして、間伐材を加工した木杭100本を購入することになりました。


FOEAS

2015年01月24日 | 稲作
栫さんと二人して、排水路を深くしたり田んぼにパイプを埋めるなどの作業をしました。

まだ効果のほどは判りませんが、一般的な湿田対策として行われてきたようです。

1月23日付けの『全国農業新聞』7面に、更に進化した湿田対策技術が掲載されていました。

『FOEAS』(フォアス)という新地下水位制御システムで、輪作を可能に出来るそうです。

農業基盤整備促進事業なので短絡的に導入すれば良いという話では無いけど、活路の可能性が有ります。

暗渠排水機能の強化と地下水位制御、さらに水稲栽培時の水管理も容易に行え、低コストで整備することができる地下水位制御システム『FOEAS』(Farm-Oriented Enhancing Aquatic-System)。(独)農研機構農村工学研究所と(株)パディ研究所の共同開発で特許を取得している。